ムネミオプシス・レイディって…。名前は品があるよね。
2019年04月19日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
4月19日の金曜日でございます。
4月も完全に後半戦に突入で、やっと春らしくなってきたな。
これから梅雨まではせめて、「暖かい」レベルでいて下さいよ。
すぐに暑くなると、春を楽しむ暇がないからねぇ…。
暖かくなると人も、動物も行動的になりますよね。
よくこのブログで書きますが、わたくしの通勤ルートが、大通りではなく比較的、車の通りの少ない道で、しかも住宅街の中にありますから、毎朝、毎晩、同じワンちゃんに会うんですよね。
中には、顔見知りになった子もいて、目があれば愛想を振りまいてくれたり、尻尾を振ってくれたりします。
彼らの中で、人認識がどこまであるのか分かりませんが、何度も会ううちに覚えてはくれてるんでしょう。
そんな彼らも、暖かくなると散歩の足取りも軽やかな気がします。
犬は賢くて可愛いですよね。
ってな感じのゆるい感じで、今日も始まりましたが、今日のネタはそうそう生き物ネタでございます。
ま、生き物っていっても今日の主役は、有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)、クシクラゲの仲間でございます。
で、このクシクラゲの仲間がどうしたのかと言いますと、フンを出すときだけ、一時的な肛門を形成するクシクラゲの仲間を発見したってお話なんです。
まぁ、そもそも肛門は体に備わったほかの器官に比べて軽視されがちではあります。
ですが、排泄物を体外に排出するというその役割なくしては、それまでなされてきた消化プロセスが完結しない大切な器官ではありますよね。
今回、史上初めてクシクラゲに一時的に作られる肛門が発見され、その進化についての理解が深まったそうなんですよ。
今回発表されたレポートによると、ムネミオプシス・レイディ(有櫛動物:クシクラゲ類の仲間)には、はっきり視認できる肛門がありません。
ところが、その体の調査から、フンを出さねばならないときにだけ、肛門を形成することが判明したわけなんですよ。
まず、フンが体内に溜まると、腸が外層である上皮に到達するまで伸長します。
まさに、フンが溜まりまくってるイメージですな(笑)
すると、腸と上皮が融合して、それまでなかった開口部が形成されると…
そして、この穴からフンが排出され、用が済むと、再び穴は閉じて、腸と上皮は別々に分かれるってんですから、これって便利なん?って思っちゃいますよね。
成長したムネミオプシス・レイディでも1時間ごとに新しい肛門を形成できるし、幼生ならば10分間隔で作り出すことができるといいますから、まぁ手軽に出来るみたいです。
このクシクラゲやクラゲは単純な生物で、複雑な内臓システムはなく、体内に菅が1本備わるのみで消化器官は終りです。
そして中には、胃層に1つしか開口部がなく、それで食事・排泄・生殖物質の交換を全部まかなってしまう種すらいるそうです。
ですがムネミオプシス・レイディの即席肛門システムからは、単管しか持たなかったクラゲが大昔に常設の肛門を進化させた仕組みを窺うことができると…。
クシクラゲは地球上でも一番古い部類の生物で、その祖先は7億年ほど前に誕生したとも言われています。
これを研究すれば、神経系や消化管といった今日の複雑な生物にとっては欠かすことのできないシステムの、進化基盤を知る手がかりが得られるだろうとのことで、研究者達は色めきだってるそうです。
ま、進化論を紐解くには格好のオカズかもしれませんが、単純にこのクシクラゲの、ムネミオプシス・レイディ、なんで肛門を常設しないんでしょう?
肛門があったら、嫌なんでしょうか…。
まずこれが知りたいわ(笑)
まぁ、極論、肛門てなもん、排泄行為が終われば、消えてくれても良いっちゃいいよね。
キレイなものでもないし…。
ですが、このクシクラゲに肛門をしまいこむ必要が何故あったのか…。
もう謎だらけですな。
だって、1時間おきに作るんですよ?
逆にメンドイでしょ。
ほんと、まだまだ地球上には、我々人間の想像を越えた生き物が存在していますよね。
いつか、この肛門マジックも理由が分かる日がくるでしょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月19日の金曜日でございます。
4月も完全に後半戦に突入で、やっと春らしくなってきたな。
これから梅雨まではせめて、「暖かい」レベルでいて下さいよ。
すぐに暑くなると、春を楽しむ暇がないからねぇ…。
暖かくなると人も、動物も行動的になりますよね。
よくこのブログで書きますが、わたくしの通勤ルートが、大通りではなく比較的、車の通りの少ない道で、しかも住宅街の中にありますから、毎朝、毎晩、同じワンちゃんに会うんですよね。
中には、顔見知りになった子もいて、目があれば愛想を振りまいてくれたり、尻尾を振ってくれたりします。
彼らの中で、人認識がどこまであるのか分かりませんが、何度も会ううちに覚えてはくれてるんでしょう。
そんな彼らも、暖かくなると散歩の足取りも軽やかな気がします。
犬は賢くて可愛いですよね。
ってな感じのゆるい感じで、今日も始まりましたが、今日のネタはそうそう生き物ネタでございます。
ま、生き物っていっても今日の主役は、有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)、クシクラゲの仲間でございます。
で、このクシクラゲの仲間がどうしたのかと言いますと、フンを出すときだけ、一時的な肛門を形成するクシクラゲの仲間を発見したってお話なんです。
まぁ、そもそも肛門は体に備わったほかの器官に比べて軽視されがちではあります。
ですが、排泄物を体外に排出するというその役割なくしては、それまでなされてきた消化プロセスが完結しない大切な器官ではありますよね。
今回、史上初めてクシクラゲに一時的に作られる肛門が発見され、その進化についての理解が深まったそうなんですよ。
今回発表されたレポートによると、ムネミオプシス・レイディ(有櫛動物:クシクラゲ類の仲間)には、はっきり視認できる肛門がありません。
ところが、その体の調査から、フンを出さねばならないときにだけ、肛門を形成することが判明したわけなんですよ。
まず、フンが体内に溜まると、腸が外層である上皮に到達するまで伸長します。
まさに、フンが溜まりまくってるイメージですな(笑)
すると、腸と上皮が融合して、それまでなかった開口部が形成されると…
そして、この穴からフンが排出され、用が済むと、再び穴は閉じて、腸と上皮は別々に分かれるってんですから、これって便利なん?って思っちゃいますよね。
成長したムネミオプシス・レイディでも1時間ごとに新しい肛門を形成できるし、幼生ならば10分間隔で作り出すことができるといいますから、まぁ手軽に出来るみたいです。
このクシクラゲやクラゲは単純な生物で、複雑な内臓システムはなく、体内に菅が1本備わるのみで消化器官は終りです。
そして中には、胃層に1つしか開口部がなく、それで食事・排泄・生殖物質の交換を全部まかなってしまう種すらいるそうです。
ですがムネミオプシス・レイディの即席肛門システムからは、単管しか持たなかったクラゲが大昔に常設の肛門を進化させた仕組みを窺うことができると…。
クシクラゲは地球上でも一番古い部類の生物で、その祖先は7億年ほど前に誕生したとも言われています。
これを研究すれば、神経系や消化管といった今日の複雑な生物にとっては欠かすことのできないシステムの、進化基盤を知る手がかりが得られるだろうとのことで、研究者達は色めきだってるそうです。
ま、進化論を紐解くには格好のオカズかもしれませんが、単純にこのクシクラゲの、ムネミオプシス・レイディ、なんで肛門を常設しないんでしょう?
肛門があったら、嫌なんでしょうか…。
まずこれが知りたいわ(笑)
まぁ、極論、肛門てなもん、排泄行為が終われば、消えてくれても良いっちゃいいよね。
キレイなものでもないし…。
ですが、このクシクラゲに肛門をしまいこむ必要が何故あったのか…。
もう謎だらけですな。
だって、1時間おきに作るんですよ?
逆にメンドイでしょ。
ほんと、まだまだ地球上には、我々人間の想像を越えた生き物が存在していますよね。
いつか、この肛門マジックも理由が分かる日がくるでしょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院