(105)サンデーイルネス(仮)トキソプラズマ感染症について
2019年03月03日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月3日のサンデーイルネスでございます。
3月3日ってことで、桃の節句、ひな祭りですなぁ…。
この節句ってのは、中国から入ってきた考え方で、奇数の数字が重なる日には悪いことが起こると考えられてたんだそうです。
で、その災いや邪気を払うために祭りなどをするようになったそうなんですよね。
ですから、三月三日は上巳(じょうし)の節句、五月五日は端午の節句、七月七日は七夕の節句、九月九日は重陽(ちょうよう)の節句となったそうです。
まぁ、二ケタの11月がないのはいいとして、1月がないのは?
元旦やから、もはや祭りもクソもなくめでたいから大丈夫って事なんでしょう。
で、この四つの節句、それぞれにその季節の植物が飾られるってことで、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は笹、重陽は菊となったそうですわ。
ですから、上巳の節句は桃の節句とも言うわけですな。
じゃ、桃の花ってそんな季節に咲くかね?っことに気付きの方も多いかと思います。
そう。
これも旧暦の関係ですね。
旧暦の三月三日を今に直すと、大体1ヶ月ほどズレるようで、四月上旬ってことで、これなら桃も飾れますよね。
じゃ、なんで旧暦のまま残したんじゃいって話ですけど、四月四日じゃ、偶数だし縁起が悪いわけじゃないからかなぁ(笑)
ってな、上巳の節句、ひな祭りな日曜日ですが、今日も元気にイルネス辞典いってみましょう。
今日は「トキソプラズマ感染症」について解説していきたいと思います。
トキソプラズマ…
なんか稲妻みたいで、化学的な名前ですけど、まぁ名前の如く珍しい感染症ですんで、おそらく普通に生きてりゃ、一生縁のないもんだとは思います。
では、どんな感染症かって言いますと、トキソプラズマ症は自然界の動物に比較的広範囲にみられる人獣共通感染症で、日本人でも成人の20〜30%がトキソプラズマ原虫に感染していると言われています。
トキソプラズマ症に感染したネコなどの便に含まれるオーシスト(卵嚢子(らんのうし))に汚染された飲食物や、シスト(嚢子) のうし…寄生虫の中には、休眠状態のサナギのような形態やオーシストという卵のような形態でヒトの体内に運ばれた後、栄養型に変化して活動を開始するもの)を含む羊肉などを生焼けで食べたりすることにより感染します。
ま、ネコの便は飼ってる方なら、触る可能性はありますよね。
特に、最近では少ないかもしれませんが、家の中だけでなくネコを外に出されてるサザエさん家のタマみたいな飼い方だと危険性は格段にアップするでしょう。
ま、羊肉などの生焼けってのは、注意すれば防げますし、そもそも日本人はあまり羊、食わないですもんね。
では、どんな症状が出るかと言いますと、妊婦の感染で胎児に影響が及ぶのは、感作(かんさ)されていない母親が妊娠初期に初めて感染した場合に限られています。
が、この場合流産・早産といった転帰をとることが多いと考えられています。
患児は網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)、脳水腫(のうすいしゅ)、脳内石灰化、精神・運動機能の発達遅延などの症状を示します。
健常者が後天的に感染した場合、ほとんどが無症状のまま経過することが多いのですが、免疫力が低下している人の場合は、髄膜脳炎(ずいまくのうえん)、心筋炎、肺炎、リンパ節炎、網脈絡膜炎を起こすことがあります。
とくにエイズなどの免疫不全状態では致死性の脳炎に進むことがあります。
ってな感じで罹患率はかなり低そうですが、トキソプラズマ症を完全に治療できる薬は見つかっていません。
患者の脳や骨格筋・心筋などにいて休眠しているシスト(嚢子)と呼ばれる原虫を殺す薬がないからです。
活発に分裂・増殖するトキソプラズマ原虫にはピリメタミン、サルファ剤、アセチルスピラマイシンなどが有効とされ、トキソプラズマ症の治療に用いられています。
妊娠初期にトキソプラズマに初めて感染すると、胎児が先天性トキソプラズマ症になる可能性があります。
この時期にはネコとの接触を避ける、食肉は十分に加熱するなどの注意が必要です。
ですが、すでに感染している女性が妊娠した場合は、胎児に先天性感染を起こす危険はまずないって事らしいです。
これも不思議な話ですがね。
ていうような感染症ですが、まぁほぼ一般人には関係なさそうでしたね(笑)
名前が何となくカッコイイんで紹介しときましたが(笑)ま、話のタネに知っててもいいんではないでしょうかね。
ま、知らなくても問題ないですけど(笑)
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月3日のサンデーイルネスでございます。
3月3日ってことで、桃の節句、ひな祭りですなぁ…。
この節句ってのは、中国から入ってきた考え方で、奇数の数字が重なる日には悪いことが起こると考えられてたんだそうです。
で、その災いや邪気を払うために祭りなどをするようになったそうなんですよね。
ですから、三月三日は上巳(じょうし)の節句、五月五日は端午の節句、七月七日は七夕の節句、九月九日は重陽(ちょうよう)の節句となったそうです。
まぁ、二ケタの11月がないのはいいとして、1月がないのは?
元旦やから、もはや祭りもクソもなくめでたいから大丈夫って事なんでしょう。
で、この四つの節句、それぞれにその季節の植物が飾られるってことで、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は笹、重陽は菊となったそうですわ。
ですから、上巳の節句は桃の節句とも言うわけですな。
じゃ、桃の花ってそんな季節に咲くかね?っことに気付きの方も多いかと思います。
そう。
これも旧暦の関係ですね。
旧暦の三月三日を今に直すと、大体1ヶ月ほどズレるようで、四月上旬ってことで、これなら桃も飾れますよね。
じゃ、なんで旧暦のまま残したんじゃいって話ですけど、四月四日じゃ、偶数だし縁起が悪いわけじゃないからかなぁ(笑)
ってな、上巳の節句、ひな祭りな日曜日ですが、今日も元気にイルネス辞典いってみましょう。
今日は「トキソプラズマ感染症」について解説していきたいと思います。
トキソプラズマ…
なんか稲妻みたいで、化学的な名前ですけど、まぁ名前の如く珍しい感染症ですんで、おそらく普通に生きてりゃ、一生縁のないもんだとは思います。
では、どんな感染症かって言いますと、トキソプラズマ症は自然界の動物に比較的広範囲にみられる人獣共通感染症で、日本人でも成人の20〜30%がトキソプラズマ原虫に感染していると言われています。
トキソプラズマ症に感染したネコなどの便に含まれるオーシスト(卵嚢子(らんのうし))に汚染された飲食物や、シスト(嚢子) のうし…寄生虫の中には、休眠状態のサナギのような形態やオーシストという卵のような形態でヒトの体内に運ばれた後、栄養型に変化して活動を開始するもの)を含む羊肉などを生焼けで食べたりすることにより感染します。
ま、ネコの便は飼ってる方なら、触る可能性はありますよね。
特に、最近では少ないかもしれませんが、家の中だけでなくネコを外に出されてるサザエさん家のタマみたいな飼い方だと危険性は格段にアップするでしょう。
ま、羊肉などの生焼けってのは、注意すれば防げますし、そもそも日本人はあまり羊、食わないですもんね。
では、どんな症状が出るかと言いますと、妊婦の感染で胎児に影響が及ぶのは、感作(かんさ)されていない母親が妊娠初期に初めて感染した場合に限られています。
が、この場合流産・早産といった転帰をとることが多いと考えられています。
患児は網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)、脳水腫(のうすいしゅ)、脳内石灰化、精神・運動機能の発達遅延などの症状を示します。
健常者が後天的に感染した場合、ほとんどが無症状のまま経過することが多いのですが、免疫力が低下している人の場合は、髄膜脳炎(ずいまくのうえん)、心筋炎、肺炎、リンパ節炎、網脈絡膜炎を起こすことがあります。
とくにエイズなどの免疫不全状態では致死性の脳炎に進むことがあります。
ってな感じで罹患率はかなり低そうですが、トキソプラズマ症を完全に治療できる薬は見つかっていません。
患者の脳や骨格筋・心筋などにいて休眠しているシスト(嚢子)と呼ばれる原虫を殺す薬がないからです。
活発に分裂・増殖するトキソプラズマ原虫にはピリメタミン、サルファ剤、アセチルスピラマイシンなどが有効とされ、トキソプラズマ症の治療に用いられています。
妊娠初期にトキソプラズマに初めて感染すると、胎児が先天性トキソプラズマ症になる可能性があります。
この時期にはネコとの接触を避ける、食肉は十分に加熱するなどの注意が必要です。
ですが、すでに感染している女性が妊娠した場合は、胎児に先天性感染を起こす危険はまずないって事らしいです。
これも不思議な話ですがね。
ていうような感染症ですが、まぁほぼ一般人には関係なさそうでしたね(笑)
名前が何となくカッコイイんで紹介しときましたが(笑)ま、話のタネに知っててもいいんではないでしょうかね。
ま、知らなくても問題ないですけど(笑)
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院