(104)サンデーイルネス(仮)伝音難聴、感音難聴について
2019年02月24日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月24日のサンデーイルネスでございます。
今月も末が近付いてきましたよ。
なにせ28日までしかおまへんので、何となくと言うか確実に慌ただしいですな。
28日って数字、実は1週間の単位で動いてる我々には、キリの良い数字だったりするんですよね。
今月の場合だったら、1日が金曜日で始まったら、28日は木曜日で終わるように、各曜日が2回ずつ均等に回りますからね。
とか、年に1回しかないですし、しかも4年に1回はこのパターンすら狂わされますが、まぁそんな28日周期の2月最後のイルネス辞典でございます。
本日は「難聴」について解説していこうと思っておりますのことよ。
で、この難聴、いくつか種類があるんですが、大きく分けると「伝音難聴」と「感音難聴」に分けられます。
あと、よくミュージシャンなんかが患う「突発性難聴」ってのもあるんですが、これはおもに「感音難聴」で、原因不明って点がちょっと恐ろしいです。
しかも、ある日突然聴力が低下するって場合もあります。
では、まず音が伝わるメカニズムですが、音は、外耳道から鼓膜に達し、鼓膜の振動は3つの耳小骨(じしょうこつ)をへて内耳に伝えられます。
ここまでの間で何らかの障害が生じると、音がうまく内耳に伝わらなくなり、これを「伝音難聴」といいます。
一方、内耳に伝えられた音の振動は、内耳のコルチ器という部分にある有毛細胞を振動させ、細胞内の電気的信号に変換されます。
これが聞こえの神経に伝達され、さらに脳へと送られて音を感じることができるわけです。
で、この内耳以降のレベルに障害が起こって生じる難聴を「感音難聴」と呼ぶわけです。
難聴が、伝音難聴か感音難聴かは聴力検査でわかります。
耳にあてた受話器から音を聞いた時の聴力を「気導(きどう)聴力」、耳の後ろに振動子(骨導(こつどう)受話器)をあてて直接頭蓋骨を振動させて測る聴力を「骨導聴力」といいます。
骨導聴力がよいのに気導聴力が悪ければ、外耳から中耳にかけて異常があると考えられ、伝音難聴と診断されます。
骨導聴力と気導聴力が同程度に悪ければ感音難聴と診断され、難聴の原因は内耳以降にあると推定します。
伝音難聴を起こすのは、耳垢(じこう)の詰まり、鼓膜の穿孔(せんこう)、中耳炎(滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)、急性中耳炎、慢性中耳炎、中耳真珠腫(ちゅうじしんじゅしゅ))、耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)、耳小骨連鎖離断(じしょうこつれんさりだん)、耳小骨奇形(じしょうこつきけい)、耳硬化症(じこうかしょう)などがありますが、基本的に処置や手術で改善できる難聴といえます。
感音難聴は内耳性難聴と、それ以降に原因がある後迷路性難聴(こうめいろせいなんちょう)にさらに分けられます。
内耳性難聴には先天性難聴、騒音性難聴、音響外傷、突発性難聴、メニエール病、聴器毒性薬物中毒、老人性難聴、ウイルス感染症による難聴などがあります。
後迷路性難聴には聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)、脳血管障害による難聴、脳炎などによる難聴、心因性難聴など多彩な原因があげられます。
このことからも、難聴で補聴器を用いる場合、伝音難聴では非常に有効ですが、感音難聴では言葉のわかりやすさに一定の限界があります。
後、いわゆる加齢性の聴力低下も「感音難聴」に分類されます。
耳が遠くなるって表現しますが、この原因としては加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりするからだと考えられます。
有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割がありますので、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができなくなるのです。
また、内耳の問題以外にも、内耳から脳へと音を伝える神経経路に障害が起きたり、脳の認知能力が低下することも影響している可能性があり、さまざまな原因が複数組み合わされて発生すると考えられています。
加齢による聴力の低下は一般的に高音域から始まります。
40歳代のうちはあまり自覚することはありませんが、確実に高音域の聴力レベルは下がってきます。
いわゆるモスキート音ってやつ?
あれ、マジで聞こえないですもんね(笑)
早期に予防することが大切ですが、加齢性の難聴は、残念ながら根治は難しく信仰を遅らせることと補聴器などを利用する方法がとられます。
一言で難聴と言っても、色々あるでしょ?
最近の若者は、イヤホンで大音量の音楽を聞くことによって、難聴になりやすいとも言われてますし、一度みなさんも聴力検査をしてみるのもいいかもしれませんね。
わたくし院長、50歳でございますが、今のところ…
大丈夫と思う。
目は悪くなってきたけどねぇ(笑)
では来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月24日のサンデーイルネスでございます。
今月も末が近付いてきましたよ。
なにせ28日までしかおまへんので、何となくと言うか確実に慌ただしいですな。
28日って数字、実は1週間の単位で動いてる我々には、キリの良い数字だったりするんですよね。
今月の場合だったら、1日が金曜日で始まったら、28日は木曜日で終わるように、各曜日が2回ずつ均等に回りますからね。
とか、年に1回しかないですし、しかも4年に1回はこのパターンすら狂わされますが、まぁそんな28日周期の2月最後のイルネス辞典でございます。
本日は「難聴」について解説していこうと思っておりますのことよ。
で、この難聴、いくつか種類があるんですが、大きく分けると「伝音難聴」と「感音難聴」に分けられます。
あと、よくミュージシャンなんかが患う「突発性難聴」ってのもあるんですが、これはおもに「感音難聴」で、原因不明って点がちょっと恐ろしいです。
しかも、ある日突然聴力が低下するって場合もあります。
では、まず音が伝わるメカニズムですが、音は、外耳道から鼓膜に達し、鼓膜の振動は3つの耳小骨(じしょうこつ)をへて内耳に伝えられます。
ここまでの間で何らかの障害が生じると、音がうまく内耳に伝わらなくなり、これを「伝音難聴」といいます。
一方、内耳に伝えられた音の振動は、内耳のコルチ器という部分にある有毛細胞を振動させ、細胞内の電気的信号に変換されます。
これが聞こえの神経に伝達され、さらに脳へと送られて音を感じることができるわけです。
で、この内耳以降のレベルに障害が起こって生じる難聴を「感音難聴」と呼ぶわけです。
難聴が、伝音難聴か感音難聴かは聴力検査でわかります。
耳にあてた受話器から音を聞いた時の聴力を「気導(きどう)聴力」、耳の後ろに振動子(骨導(こつどう)受話器)をあてて直接頭蓋骨を振動させて測る聴力を「骨導聴力」といいます。
骨導聴力がよいのに気導聴力が悪ければ、外耳から中耳にかけて異常があると考えられ、伝音難聴と診断されます。
骨導聴力と気導聴力が同程度に悪ければ感音難聴と診断され、難聴の原因は内耳以降にあると推定します。
伝音難聴を起こすのは、耳垢(じこう)の詰まり、鼓膜の穿孔(せんこう)、中耳炎(滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)、急性中耳炎、慢性中耳炎、中耳真珠腫(ちゅうじしんじゅしゅ))、耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)、耳小骨連鎖離断(じしょうこつれんさりだん)、耳小骨奇形(じしょうこつきけい)、耳硬化症(じこうかしょう)などがありますが、基本的に処置や手術で改善できる難聴といえます。
感音難聴は内耳性難聴と、それ以降に原因がある後迷路性難聴(こうめいろせいなんちょう)にさらに分けられます。
内耳性難聴には先天性難聴、騒音性難聴、音響外傷、突発性難聴、メニエール病、聴器毒性薬物中毒、老人性難聴、ウイルス感染症による難聴などがあります。
後迷路性難聴には聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)、脳血管障害による難聴、脳炎などによる難聴、心因性難聴など多彩な原因があげられます。
このことからも、難聴で補聴器を用いる場合、伝音難聴では非常に有効ですが、感音難聴では言葉のわかりやすさに一定の限界があります。
後、いわゆる加齢性の聴力低下も「感音難聴」に分類されます。
耳が遠くなるって表現しますが、この原因としては加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりするからだと考えられます。
有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割がありますので、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができなくなるのです。
また、内耳の問題以外にも、内耳から脳へと音を伝える神経経路に障害が起きたり、脳の認知能力が低下することも影響している可能性があり、さまざまな原因が複数組み合わされて発生すると考えられています。
加齢による聴力の低下は一般的に高音域から始まります。
40歳代のうちはあまり自覚することはありませんが、確実に高音域の聴力レベルは下がってきます。
いわゆるモスキート音ってやつ?
あれ、マジで聞こえないですもんね(笑)
早期に予防することが大切ですが、加齢性の難聴は、残念ながら根治は難しく信仰を遅らせることと補聴器などを利用する方法がとられます。
一言で難聴と言っても、色々あるでしょ?
最近の若者は、イヤホンで大音量の音楽を聞くことによって、難聴になりやすいとも言われてますし、一度みなさんも聴力検査をしてみるのもいいかもしれませんね。
わたくし院長、50歳でございますが、今のところ…
大丈夫と思う。
目は悪くなってきたけどねぇ(笑)
では来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院