機械の身体(前編)
2019年02月21日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
2月21日の木曜日でございます。
さ、2月もあと1週間となりました。
まだまだ寒いですが、3月となりゃ、春の方が近いしね。
春はスタートの季節なんて言いますし、なんか新しい事を始めたりするのもいいかもねぇ…。
とか、毎年考えたりしなくもないですが、まぁ、なかなかねぇ(笑)
わたくし院長の新しい事は、なかなか始まりませんが、世の中は常に進歩しています。
昨日の、昆虫AIの話もそうですし、今日のネタはまたまたアメリカの研究のお話…。
アメリカ・コロンビア大学のエンジニア開発したロボットは、自分の姿のイメージを一から作り上げることができるそうなんです。
この新型ロボットは、自分自身に関する物理、形状、運動能力といった情報がまったくない状態からでも、高速演算処理を1日半も行えば、自分のアイデンティティを構築できるってことなんですが、ちと分かりにくい(笑)
簡単に言うと、自己イメージを作れるロボットのようで、このイメージがあれば、初めての環境や作業であってもうまく適応できますし、自身が破損してしまったようなときでも、状況に合わせて微調整することも出来るってことのようなんです。
具体的に言うとこのシステムは、まず何も知らない状態で適当に動き回って、それぞれが100の位置データで構成される1000種の軌道を記録するんだそうです。
つまり、どんな動きが出来て、どうなるこうなるを学習していくわけですな。
で、この軌道データから最初の自己イメージが構築されるわけですが、最初にロボットが自分を認識した状態では、それほど正確なものではありません。
そこでディープラーニング・アルゴリズムによって、その仕上げを行うわけですね。
35時間も高速演算処理を行うと、精密な自己イメージが出来上がるんだとか…。
実験では、オープンループ制御(情報入力を制御に利用できる手法)を使って、物を拾って、それを定められた容器の中に入れるという作業をロボットに行わせたところ、その成功率は100パーセントでした。
そりゃ、こうやってこうやってこうしろと命令すれば、100パー出来ても当たり前ですわな。
そこで、クローズループ制御(自己イメージのみを利用する手法)で同じ事をやったら、44パーセントの精度で成功させることができたそうです。
44パーってのが、また微妙な数字ですが、人間で例えれば、目をつむった状態でコップに水をそそぐようなものらしく、非常に難度の高い作業なのだそうですよ。
この点を考慮すれば良好な結果と言えるんだそうです。
またアームの一部パーツを形状の違うものに変更しても、自己イメージからアームの違和感を認識し、それ合わせて自己イメージ修正することもできたそうです。
研究チームによれば、現時点でのロボットの自己イメージ能力は、人間のそれに比べれば原始的なものだということですが、なにせ彼らは人工知能ですから、24時間、365日休まず学習していけますからねぇ…。
もっと洗練された自己イメージを持てるようになれば、ロボットの自律性と柔軟性は飛躍的に高まり、さまざまな分野で活躍できるようになるだろうということです。
まぁ、確かに自分を認識できる力が高ければ高いほど、何でも成功しやすいとはいえますな。
これは人間でもそう。
「自分には出来る」って自己暗示ではなく、確実にこれは出来る、これは出来ないってのが認識できてる人ってのも少ないでしょうしね。
人間でさえ、自分を過大にも過少にも評価(認識)し間違えてしまうわけですから、これが完璧になったら、次のステップにも移行しやすいでしょう。
AIが、自分の出来ないことを認識し、それを集中的に学習していく…。
そして、それに必要なものを自分で探すと…
こうなると、いずれ完璧なロボットが完成する日も近いでしょう。
ですが、それと同時に、我々がロボットを制御できなくなるリスクが増えるってことでもありますしね。
このAI達、これからどこまで進化していくか分かりませんが、最終的にはどうなるんでしょう…。
この春、新元号が発表され、新しい時代が幕を開けます。
平成時代約30年…。
前にも書きましたが、ご崩御されたのが、わたくし院長の20歳の時でした。
この時、まだ世に携帯電話も出回ってませんでしたし、パソコンもないに等しい時代でした。
そこから30年でこの進歩…。
後30年あれば、我々人類は機械の身体(銀河鉄道999)を手に入れて、不老不死になってるかもしれません。
ってな、機械の身体の話は、明日に続きますんで、明日も楽しみにしていて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月21日の木曜日でございます。
さ、2月もあと1週間となりました。
まだまだ寒いですが、3月となりゃ、春の方が近いしね。
春はスタートの季節なんて言いますし、なんか新しい事を始めたりするのもいいかもねぇ…。
とか、毎年考えたりしなくもないですが、まぁ、なかなかねぇ(笑)
わたくし院長の新しい事は、なかなか始まりませんが、世の中は常に進歩しています。
昨日の、昆虫AIの話もそうですし、今日のネタはまたまたアメリカの研究のお話…。
アメリカ・コロンビア大学のエンジニア開発したロボットは、自分の姿のイメージを一から作り上げることができるそうなんです。
この新型ロボットは、自分自身に関する物理、形状、運動能力といった情報がまったくない状態からでも、高速演算処理を1日半も行えば、自分のアイデンティティを構築できるってことなんですが、ちと分かりにくい(笑)
簡単に言うと、自己イメージを作れるロボットのようで、このイメージがあれば、初めての環境や作業であってもうまく適応できますし、自身が破損してしまったようなときでも、状況に合わせて微調整することも出来るってことのようなんです。
具体的に言うとこのシステムは、まず何も知らない状態で適当に動き回って、それぞれが100の位置データで構成される1000種の軌道を記録するんだそうです。
つまり、どんな動きが出来て、どうなるこうなるを学習していくわけですな。
で、この軌道データから最初の自己イメージが構築されるわけですが、最初にロボットが自分を認識した状態では、それほど正確なものではありません。
そこでディープラーニング・アルゴリズムによって、その仕上げを行うわけですね。
35時間も高速演算処理を行うと、精密な自己イメージが出来上がるんだとか…。
実験では、オープンループ制御(情報入力を制御に利用できる手法)を使って、物を拾って、それを定められた容器の中に入れるという作業をロボットに行わせたところ、その成功率は100パーセントでした。
そりゃ、こうやってこうやってこうしろと命令すれば、100パー出来ても当たり前ですわな。
そこで、クローズループ制御(自己イメージのみを利用する手法)で同じ事をやったら、44パーセントの精度で成功させることができたそうです。
44パーってのが、また微妙な数字ですが、人間で例えれば、目をつむった状態でコップに水をそそぐようなものらしく、非常に難度の高い作業なのだそうですよ。
この点を考慮すれば良好な結果と言えるんだそうです。
またアームの一部パーツを形状の違うものに変更しても、自己イメージからアームの違和感を認識し、それ合わせて自己イメージ修正することもできたそうです。
研究チームによれば、現時点でのロボットの自己イメージ能力は、人間のそれに比べれば原始的なものだということですが、なにせ彼らは人工知能ですから、24時間、365日休まず学習していけますからねぇ…。
もっと洗練された自己イメージを持てるようになれば、ロボットの自律性と柔軟性は飛躍的に高まり、さまざまな分野で活躍できるようになるだろうということです。
まぁ、確かに自分を認識できる力が高ければ高いほど、何でも成功しやすいとはいえますな。
これは人間でもそう。
「自分には出来る」って自己暗示ではなく、確実にこれは出来る、これは出来ないってのが認識できてる人ってのも少ないでしょうしね。
人間でさえ、自分を過大にも過少にも評価(認識)し間違えてしまうわけですから、これが完璧になったら、次のステップにも移行しやすいでしょう。
AIが、自分の出来ないことを認識し、それを集中的に学習していく…。
そして、それに必要なものを自分で探すと…
こうなると、いずれ完璧なロボットが完成する日も近いでしょう。
ですが、それと同時に、我々がロボットを制御できなくなるリスクが増えるってことでもありますしね。
このAI達、これからどこまで進化していくか分かりませんが、最終的にはどうなるんでしょう…。
この春、新元号が発表され、新しい時代が幕を開けます。
平成時代約30年…。
前にも書きましたが、ご崩御されたのが、わたくし院長の20歳の時でした。
この時、まだ世に携帯電話も出回ってませんでしたし、パソコンもないに等しい時代でした。
そこから30年でこの進歩…。
後30年あれば、我々人類は機械の身体(銀河鉄道999)を手に入れて、不老不死になってるかもしれません。
ってな、機械の身体の話は、明日に続きますんで、明日も楽しみにしていて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院