オスのヒヨコの物語(前編)
2019年02月06日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
2月6日の水曜日でございます。
毎日寒うございますが、お身体の調子はいかがですか。
こう寒いと、とにかく朝の行動が遅れますよねぇ…。
寒すぎて起きれません。
まぁ、寒くなくても起きたくはないんですが、寒さってのは身体を固めてしまいますな。
前にも何回か書いてますが、こんな日はもうほんまに冬眠したいって思います。
暖かくなるまで寝て過ごす…。
しかも、冬眠に入る前は、しこたま食べて栄養つけてやし、これはこれで楽しそう。
ですが、最近じゃクマなんかも冬眠するにしても、十分な栄養が取れず、街中に出てくるなんて事件もよくありますし、野生動物も大変ですよね。
ま、野生とはわけが違いますが、その点、野良猫たちは気楽なもんですよ。
いくら冬でも、暖かいところ、エサにありつけるところが分かってますから、寒くてもヘッチャラやね。
毎朝晩、何匹かのノラ達とすれ違いますが、飢えたガリガリ感なんか皆無やもんね(笑)
多分、エサをくれる家やなんかを、何軒かキープしてローテーションさせてんやろなぁ…。
毎日3食となれば、あげる方も負担やけど、たまに顔を出すネコちゃんなら、あまりものでもあげようかと…。
そんな家を何軒か持ってれば、後は好きな事をしてればいいですから、気楽なもんですわ。
そんな野良猫達は、天敵らしい天敵もいませんが、保健所にとっ捕まったら終りですけどね。
そう、犬、猫にとって寿命や飢えなんかより、死ぬ確率はこの殺処分なんですよね。
もともと野良猫と言えど、ほとんどは飼い猫だったもので、保健所に持ち込まれ保護される犬も、もちろん飼い犬だった者達です。
この殺処分をいかに減らすかという事は、日本に限らずどこの国でも課題になってます。
ですが、犬、以外にも殺処分されている動物がいるんですよね。
それも並みの数じゃござらん。
日本だけでも年間1億という数字の殺処分が行われている動物がいます。
それはニワトリのヒナのオスなんです。
何故オスか?
それは卵を産まないから…。
採卵鶏と言われるニワトリにオスはいらないわけなんです。
なにせ、卵を産ませてそれを収穫するためのニワトリですからね。
で、この採卵鶏のメスが、年間約1億羽出荷されています。
メスとオスが生まれる確率が同じくらいだとすると、殺処分されているオスのヒナは一年間に1億くらいということになりますわな。
ハンパな数じゃないでしょ?
犬猫はダメでニワトリはオッケー?
それも当然違いますが、この採卵鶏の問題は、もっと根が深いわけですよ。
つまり、我々が食すニワトリの卵を生産するには、メスのニワトリが必要なわけです。
でも、オスは卵を産めませんから、採卵鶏にはなれません。
しかも食肉にするには、オス鶏は成長が遅く、エサ代がかさむという理由からも飼っておくことがコスト的にできないわけなんですよ。
となると、ヒヨコのうちに殺処分するのが一番ローコストってことになるわけです。
育てて食肉って話になると、どうせ殺すんじゃんって話にもなりますが、やはり命をいただくものと、ただ殺処分するのとでは線引きしないといけないと思います。
この問題を突き詰めたら、ヒトが他の動物を食してる時点で、話がややこしくなりますが、やはり殺処分とは違いますからね。
先ほども話しましたが、日本でも犬猫の殺処分を減らそう、そして動物を虐待することに対する罪を問うという動きが活発化してきてはいます。
ですが、このニワトリに関しては全くの手つかずで、法はおろか議論の対象にさえなっていないのが現状なんですよね。
こういった点では、日本は常に後進国なんですが、諸外国ではこのニワトリに関しても殺処分をなくそうという動きが始まってます。
事実、アメリカでは鶏卵生産者団体(UEP)が、2020年までにオスの雛の殺処分撤廃を目標にすると発表しております。
では、アメリカではどうやって、この殺処分をなくそうとしてるのでしょう…。
って、実はここからが本題なんだよね(笑)
メッチャ前置きが長くなっちゃったので、続きは明日します。
乞うご期待〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月6日の水曜日でございます。
毎日寒うございますが、お身体の調子はいかがですか。
こう寒いと、とにかく朝の行動が遅れますよねぇ…。
寒すぎて起きれません。
まぁ、寒くなくても起きたくはないんですが、寒さってのは身体を固めてしまいますな。
前にも何回か書いてますが、こんな日はもうほんまに冬眠したいって思います。
暖かくなるまで寝て過ごす…。
しかも、冬眠に入る前は、しこたま食べて栄養つけてやし、これはこれで楽しそう。
ですが、最近じゃクマなんかも冬眠するにしても、十分な栄養が取れず、街中に出てくるなんて事件もよくありますし、野生動物も大変ですよね。
ま、野生とはわけが違いますが、その点、野良猫たちは気楽なもんですよ。
いくら冬でも、暖かいところ、エサにありつけるところが分かってますから、寒くてもヘッチャラやね。
毎朝晩、何匹かのノラ達とすれ違いますが、飢えたガリガリ感なんか皆無やもんね(笑)
多分、エサをくれる家やなんかを、何軒かキープしてローテーションさせてんやろなぁ…。
毎日3食となれば、あげる方も負担やけど、たまに顔を出すネコちゃんなら、あまりものでもあげようかと…。
そんな家を何軒か持ってれば、後は好きな事をしてればいいですから、気楽なもんですわ。
そんな野良猫達は、天敵らしい天敵もいませんが、保健所にとっ捕まったら終りですけどね。
そう、犬、猫にとって寿命や飢えなんかより、死ぬ確率はこの殺処分なんですよね。
もともと野良猫と言えど、ほとんどは飼い猫だったもので、保健所に持ち込まれ保護される犬も、もちろん飼い犬だった者達です。
この殺処分をいかに減らすかという事は、日本に限らずどこの国でも課題になってます。
ですが、犬、以外にも殺処分されている動物がいるんですよね。
それも並みの数じゃござらん。
日本だけでも年間1億という数字の殺処分が行われている動物がいます。
それはニワトリのヒナのオスなんです。
何故オスか?
それは卵を産まないから…。
採卵鶏と言われるニワトリにオスはいらないわけなんです。
なにせ、卵を産ませてそれを収穫するためのニワトリですからね。
で、この採卵鶏のメスが、年間約1億羽出荷されています。
メスとオスが生まれる確率が同じくらいだとすると、殺処分されているオスのヒナは一年間に1億くらいということになりますわな。
ハンパな数じゃないでしょ?
犬猫はダメでニワトリはオッケー?
それも当然違いますが、この採卵鶏の問題は、もっと根が深いわけですよ。
つまり、我々が食すニワトリの卵を生産するには、メスのニワトリが必要なわけです。
でも、オスは卵を産めませんから、採卵鶏にはなれません。
しかも食肉にするには、オス鶏は成長が遅く、エサ代がかさむという理由からも飼っておくことがコスト的にできないわけなんですよ。
となると、ヒヨコのうちに殺処分するのが一番ローコストってことになるわけです。
育てて食肉って話になると、どうせ殺すんじゃんって話にもなりますが、やはり命をいただくものと、ただ殺処分するのとでは線引きしないといけないと思います。
この問題を突き詰めたら、ヒトが他の動物を食してる時点で、話がややこしくなりますが、やはり殺処分とは違いますからね。
先ほども話しましたが、日本でも犬猫の殺処分を減らそう、そして動物を虐待することに対する罪を問うという動きが活発化してきてはいます。
ですが、このニワトリに関しては全くの手つかずで、法はおろか議論の対象にさえなっていないのが現状なんですよね。
こういった点では、日本は常に後進国なんですが、諸外国ではこのニワトリに関しても殺処分をなくそうという動きが始まってます。
事実、アメリカでは鶏卵生産者団体(UEP)が、2020年までにオスの雛の殺処分撤廃を目標にすると発表しております。
では、アメリカではどうやって、この殺処分をなくそうとしてるのでしょう…。
って、実はここからが本題なんだよね(笑)
メッチャ前置きが長くなっちゃったので、続きは明日します。
乞うご期待〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院