弘泉堂鍼灸接骨院
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スティックスフレッシュ
2019年01月28日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

1月28日の月曜日でございます。

そろそろ月末の慌ただしさが感じられる28日ですが、みなさんいかがお過ごし?

いよいよ2月が近付いてきましたし、一年で一番寒い時期ですよ。

つまり、寒いにゃ寒いんですが、もうここからはダンダン暖かくなっていくんですよね。

いや、まだまだやで(笑)

ですが、そろそろピークに到達しますから、後は気温も上がるだけってなもんですわ。

春になるにはまだまだですが、とりあえずピークにきただけでも、春に近づいたって事ですからね。

春が近づくってことは、裏を返せばもうすぐ冬が終わるってことなんですよ。

冬の楽しみは、今のうちに満喫しておかないと、また1年待たないといけませんからね。

てな感じで今日も始まりましたが、今日のお話はちょっと不思議で、本当ならすごく便利な物の話…

マレーシアで、貼るだけで果物が長持ちするシールが開発されたそうなんです。

シールを貼るだけ?

一体どういうシールなんでしょう?

果物に貼るシールっつったら、キウイやアボカドなどとか、バナナとか何だか思い浮かべると色んなシールは貼ってありますよね。

ま、それらは商品のシールであり、ブランドタグみたいなもんで、何の効果もありません。
 
今回開発されたのが、「スティックスフレッシュ」と呼ばれるシールで、貼るだけで果物を長持ちさせる効果、つまり熟れすぎや腐敗を遅らせることができるって代物らしいんです。
 
これは、仕入れてもすぐに食べ頃が過ぎてしまい、破棄せざるをえなくなる果物たちの損失に嘆く、果物店の悩みから生まれたシールが、破棄果物を減量するアイテムとして脚光を浴びているってことらしいんです。

この「スティックスフレッシュ」は塩化ナトリウムとミツロウ(ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもの)の混合物でおおわれているそうで、その成分が果実の成熟をうながすエチレンを除去し、熟すスピードを最長2週間まで遅らせるんだそうです。

しかも貼っても果物を有害にするわけではなく、貼らない果物との違いは熟すスピードのみだといいますから、これはなかなか使えるかもしれません。

スティックスフレッシュの創始者であるマレーシアの起業家ザフリ・ゼイヌディンは、果物屋を営む友人と話していて、このシールを作ることを思いついたと言います。

その友人は、仕入れた果物が売れる前に熟れ過ぎてしまったら大損害が出るって話をしていたそうなんです。

売れる前に熟れる…(笑)

ここで、笑いが起きたかどうかは日本語じゃないんで分かりませんが(笑)

そこで、ゼイヌディンさんは、何とか熟す速度を「遅く」できないかと考えたんだそうです。

そしてマレーシアプトラ大学、マレーシア農業開発研究所のような研究機関のほか、マレーシア標準工業研究所、ボゴール農科大学、南オーストラリア大学などと提携してシールの開発とテストを行いました。

こうして発案から3年、革新的なシールの製造工程と効果がついに形になり、ゼイヌディンさんは技術面で協力してくれた仲間と共にスティックスフレッシュ社を立ち上げたわけです。

このシールは最初はマンゴーの保存期間の延長にと作られたんですが、のちにアボカド、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、リンゴ、梨などにも使用されるようになったそうです。

またこのシールは果物の成熟を遅らせるだけでなく、カビの発生も抑制する効果があるそうですが、使えるのは1回のみで一度はがしてしまうとその効果は失われるらしいです。

食べられずに捨てられる果物を減らし、食料の節約に役立つ技術革新ということで、このシールは、アメリカでの販売にもこぎつけており、世界規模の課題に挑む魔法のシールとして注目されているんだって。

なるほどねぇ…。

まぁ、果物の場合この「熟成度」ってようするに食べごろっことで、よくお高いメロンなんかには記載されてたりしますよね。

食べるタイミングの事に関しては、消費する側にも都合がありますから、何でも熟成が遅けりゃいいってもんでもない気もしますが、廃棄が減る事に関しては素晴らしいですよね。

去年の11月に「食糧難と廃棄の話」をこのブログで書きましたが、食糧難なんて、廃棄が無くなりゃ問題ないってくらい、廃棄が多いんですよね。

それを、「贅沢するな」ってことだけで片づけちゃ、前にも後にも進みませんし、こういった一つの手段でも、例えば世界中が取り入れたら、かなりの前進に繋がると思います。

廃棄ゼロへむけてね。

ではまた〜。





mango




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