骨のある話。
2018年12月19日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
12月19日の水曜日でございます。
さぁ、もうクリスマスまで1週間切りましたよ。
つまりこの辺から、イブに向けジワジワとクリスマス気分が盛り上がっていくわけですよ。
当院でも「スタン」君がサンタの帽子を被って、患者さんを出迎えてます。
スタン?
そう、それは当院の骨格模型の名前で、ドイツ人のスタン君です。
まぁ、骨格模型はたいていがそうだと思うんですが、実物の骨を型取って作られてますからかなりリアルなナイスガイでございます。
そして一般の方は、実物の人骨を見るってこともまずないでしょうし、本物なんだか偽物なんだか分かりにくい部分はあるでしょうね。
ってことで、今日はそんな話をいくつかしてみたいと思います。
つい先日、鹿児島県立甲南高校(鹿児島市)で、美術の授業で使われていたデッサン用の頭蓋骨が、実は本物の人骨だったって事件がありました。
同校によると、頭蓋骨は20年以上前から牛の骨などと一緒に、デッサン室の棚に保管されていたそうです。
美術の授業で、生徒が頭蓋骨を見ながら模写したりするわけで、普通に最近でも使われていたそうなんです。
しかも20年以上…(笑)
わたくしは学生時代に何回か、解剖実習で実物の人骨を見ていますから、絶対本物かどうかは見分けがつくと思うんですが、まぁ普通は見ても火葬されてからの骨ですもんねぇ…。
では、20年前から置いてあって、何故このタイミングで人骨だと発覚したのかって事なんですが、同じく鹿児島市の違う学校、県立鶴丸高校で、約50年前に死亡した女性のものと推察される頭蓋骨が見つかっていたことが判明したんですって。
で、この事件を受けこの学校も、デッサン室の頭蓋骨、ヤバいんちゃうん?ってことで鑑定を県警に依頼したところ、ビンゴやったわけで、人骨と判明したそうなんです。
30〜40歳の女性とみられ、県警からは「事件性はない」と説明されたというって、ほな誰の骨やねんて(笑)
この学校の教員は、「頭頂部にはシールを貼ったような、3、4センチ四方の痕があり、学校の備品だと思ったと…。
なぜ(本物が)あったのかわからない」と話しているそうです。
この頭蓋骨について、鹿児島市は5日付の官報に、身元が分からず引き取り手のない死者として掲載されたそうですから、ちょっとした事件でんがな(笑)
県教委は今後、他校でも同様の事例がないか調査するってことですが、なんでこれ鹿児島で2件もあったんやろねぇ…。
って話がまずひとつで、次は海外のお話なんですが、ルーマニアのプケニ・マリって学校の教室に置いてある骨格模型が、実は「本物の人骨」だったと一躍世界で話題になったそうなんです。
さらに驚くのは、この骨格模型 実は…元・校長の骨でできていたってんですから、なかなかシュールな話やん?(笑)
で、この話はキチンと筋があって、50年程前に就任していた当時の校長が病に伏せ、遺言で自分が死んだら骨格を模型にして学校に置いてほしいと頼んで亡くなられたそうなんです。
そこで親族が加工会社に頼み、出来上がった骨格標本を学校へ持ち込んだって事らしいんです。
まぁ、今ではちょっと考えられないでしょうけど、50年前ならねぇ…。
そして、面白い事にこの学校に通ってる生徒たちは、親の代から地元民なわけで、みなこの骨格標本が、元校長だという事を知ってたそうなんですよ。
ですから、毎朝この骨格模型に向かって挨拶するのが日常風景になってたってんですから、笑っていいのかどうなんかってお話でした。
では最後に、こういった本物の人骨を使った骨格模型なんて、そんな簡単に作れるのかって話なんですが、ちゃんとそれを専門に作ってる会社があるんですよね。
米オクラホマ州、オクラホマシティにある「スカルズ・アンリミテッド」ていう会社なんですが、ここは人体に限らず、あらゆる生物の死体(死骸)から骨格標本を制作してくれるという会社なんですって。
もちろん、レプリカではなく本物の「骨」をつかってそれを組み立てて作るんだそうです。
で、この会社はこの骨格模型と製作する工程が凄くてですね、普通死体(死骸)から骨を抜きとるのに、薬品なんかを使って骨以外を溶かす方法をとることが多いそうなんですが、この会社ではなんと「虫」に身を喰わせて骨だけにするんだとか…。
虫に食わせると、キレイに骨だけになるそうなんですが、この現場だけは見たくないな。
そしてこの会社は、作るだけでなく普通に骨格標本も販売しております。
つまり、本物の骨を使ったやつで、人体のもあります。
ちらっと見ましたが…
さすが、一点ものですけん、まぁまぁ高い(笑)
頭蓋骨のみで、2000$、全身なら4800$くらいでした。
ちなみにうちの「スタン」は比較的お安いタイプで、5万円位でしたから、この本物はちょうど10倍は高いって事になりますなぁ…。
でも、大量生産出来るわけでもなく、1点ずつ手作りでしょうから、そう考えると安いのかもしれません。
これ、もし日本で許されるなら、自分が死んだら骨格標本にして欲しいって人、結構いると思いますよ。
わたくし院長も、燃やして墓に入れられるくらいなら、標本がええなぁ〜ってちょっと思います。
今日はそんな骨のあるお話でした。ちゃんちゃん。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月19日の水曜日でございます。
さぁ、もうクリスマスまで1週間切りましたよ。
つまりこの辺から、イブに向けジワジワとクリスマス気分が盛り上がっていくわけですよ。
当院でも「スタン」君がサンタの帽子を被って、患者さんを出迎えてます。
スタン?
そう、それは当院の骨格模型の名前で、ドイツ人のスタン君です。
まぁ、骨格模型はたいていがそうだと思うんですが、実物の骨を型取って作られてますからかなりリアルなナイスガイでございます。
そして一般の方は、実物の人骨を見るってこともまずないでしょうし、本物なんだか偽物なんだか分かりにくい部分はあるでしょうね。
ってことで、今日はそんな話をいくつかしてみたいと思います。
つい先日、鹿児島県立甲南高校(鹿児島市)で、美術の授業で使われていたデッサン用の頭蓋骨が、実は本物の人骨だったって事件がありました。
同校によると、頭蓋骨は20年以上前から牛の骨などと一緒に、デッサン室の棚に保管されていたそうです。
美術の授業で、生徒が頭蓋骨を見ながら模写したりするわけで、普通に最近でも使われていたそうなんです。
しかも20年以上…(笑)
わたくしは学生時代に何回か、解剖実習で実物の人骨を見ていますから、絶対本物かどうかは見分けがつくと思うんですが、まぁ普通は見ても火葬されてからの骨ですもんねぇ…。
では、20年前から置いてあって、何故このタイミングで人骨だと発覚したのかって事なんですが、同じく鹿児島市の違う学校、県立鶴丸高校で、約50年前に死亡した女性のものと推察される頭蓋骨が見つかっていたことが判明したんですって。
で、この事件を受けこの学校も、デッサン室の頭蓋骨、ヤバいんちゃうん?ってことで鑑定を県警に依頼したところ、ビンゴやったわけで、人骨と判明したそうなんです。
30〜40歳の女性とみられ、県警からは「事件性はない」と説明されたというって、ほな誰の骨やねんて(笑)
この学校の教員は、「頭頂部にはシールを貼ったような、3、4センチ四方の痕があり、学校の備品だと思ったと…。
なぜ(本物が)あったのかわからない」と話しているそうです。
この頭蓋骨について、鹿児島市は5日付の官報に、身元が分からず引き取り手のない死者として掲載されたそうですから、ちょっとした事件でんがな(笑)
県教委は今後、他校でも同様の事例がないか調査するってことですが、なんでこれ鹿児島で2件もあったんやろねぇ…。
って話がまずひとつで、次は海外のお話なんですが、ルーマニアのプケニ・マリって学校の教室に置いてある骨格模型が、実は「本物の人骨」だったと一躍世界で話題になったそうなんです。
さらに驚くのは、この骨格模型 実は…元・校長の骨でできていたってんですから、なかなかシュールな話やん?(笑)
で、この話はキチンと筋があって、50年程前に就任していた当時の校長が病に伏せ、遺言で自分が死んだら骨格を模型にして学校に置いてほしいと頼んで亡くなられたそうなんです。
そこで親族が加工会社に頼み、出来上がった骨格標本を学校へ持ち込んだって事らしいんです。
まぁ、今ではちょっと考えられないでしょうけど、50年前ならねぇ…。
そして、面白い事にこの学校に通ってる生徒たちは、親の代から地元民なわけで、みなこの骨格標本が、元校長だという事を知ってたそうなんですよ。
ですから、毎朝この骨格模型に向かって挨拶するのが日常風景になってたってんですから、笑っていいのかどうなんかってお話でした。
では最後に、こういった本物の人骨を使った骨格模型なんて、そんな簡単に作れるのかって話なんですが、ちゃんとそれを専門に作ってる会社があるんですよね。
米オクラホマ州、オクラホマシティにある「スカルズ・アンリミテッド」ていう会社なんですが、ここは人体に限らず、あらゆる生物の死体(死骸)から骨格標本を制作してくれるという会社なんですって。
もちろん、レプリカではなく本物の「骨」をつかってそれを組み立てて作るんだそうです。
で、この会社はこの骨格模型と製作する工程が凄くてですね、普通死体(死骸)から骨を抜きとるのに、薬品なんかを使って骨以外を溶かす方法をとることが多いそうなんですが、この会社ではなんと「虫」に身を喰わせて骨だけにするんだとか…。
虫に食わせると、キレイに骨だけになるそうなんですが、この現場だけは見たくないな。
そしてこの会社は、作るだけでなく普通に骨格標本も販売しております。
つまり、本物の骨を使ったやつで、人体のもあります。
ちらっと見ましたが…
さすが、一点ものですけん、まぁまぁ高い(笑)
頭蓋骨のみで、2000$、全身なら4800$くらいでした。
ちなみにうちの「スタン」は比較的お安いタイプで、5万円位でしたから、この本物はちょうど10倍は高いって事になりますなぁ…。
でも、大量生産出来るわけでもなく、1点ずつ手作りでしょうから、そう考えると安いのかもしれません。
これ、もし日本で許されるなら、自分が死んだら骨格標本にして欲しいって人、結構いると思いますよ。
わたくし院長も、燃やして墓に入れられるくらいなら、標本がええなぁ〜ってちょっと思います。
今日はそんな骨のあるお話でした。ちゃんちゃん。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院