弘泉堂鍼灸接骨院
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      京都市中京区西ノ京上平町49-1
      ドーリア NEXT 円町 1F
      【フリー】0120-94-6152
      【電話】075-406-5151
      【時間】 午前8:00〜12:00/午後3:00〜9:00
      【休診】水曜・日・祝・土曜午後

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光ある所にアクチンあり。
2018年12月10日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

12月10日の月曜日でございます。

12月もほぼ1/3が終了です。

ここから中盤戦ですから心してかからないとね。

そして再来週はついにクリスマスイブやしねぇ☆彡

ま、例年通り、何するわけではないですがキラキラのピークなんで、どっかにチラッと眺めに行きますかねぇ…。

そんで、クリスマスが終わってしまったらキラキラを片づけんとアカンのもそうですが、そこから一気に年末年始。

てことで、ここから2週間くらいが今年の踏ん張りどころですな。

ま、まだ3週間もあるんでよゆーよゆー(笑)

てことで、今日もネタに入っていきますが、今日のお話はまぁ、この仕事柄ちょっと興味のあるお話でもいってみましょう。

わりと勘違いされてるとは思うんですが、「接骨院」ってのは「ケガの治療」をするのが仕事なんですよ。

まぁ、ケガって言っても色々ありますが、ケガの中でも「骨折」「脱臼」「捻挫」「挫傷」「打撲」を診療します。

これ書くとよく勘違いされるのが「挫傷」(ざしょう)ってやつなんすけど、こいつは「傷」って文字が入りますが、鈍的外力による損傷のうち、皮膚の断裂を伴わず内部組織のみの障害を言うってやつです。

つまり「血」は出ていない状態でございます。

で、この「血」が出てる状態のことは「挫創」(ざそう)と表現してまして、こちらは我々の手に負えないヤツなんです。

ですから、ケガの治療と言っても「血」の出てるヤツは擦り傷でもダメなわけです。

逆に、「血」さえ出てなければまぁ、骨折してても診ていいよってことになるわけですな。

ってな、話から今日はケガの治り具合の話なんですが、英ケンブリッジ大学の研究で、夜にケガをするよりも、昼にしたケガをした方が、治りが早いのだそうなんです。

まぁ、変わった研究をされる人もいるもんですが、これには概日(がいじつ)リズムが関係しているということのようです。

概日リズムとは、一般的に体内時計とも言われる、約24時間周期で変動する生理現象のことで、光や温度、食事など外界からの刺激によって修正されます。

概日リズムの機能は、脳の視床下部に備わっている時計によって制御されており、体内の細胞の隅から隅まで行き渡っています。

ですがその仕組みは複雑で、まだまだ完全には解き明かされていませんが、心身に多大なる影響を与えているのは確かであろうと考えられています。

この概日リズムがなければ、例えば眠りの周期なんかもうまく作れません。

まぁ、忙しい現代人ですから、みな疲れて寝ちゃってるんでしょうけど、普通はこの概日リズムにより眠くなり、そして目覚めます。

では、ケガの治りとこのリズムにいかような関係性があるのかって事ですが、簡単に説明するとこういうことなんだそうである。

まず、ケガをします。

すると繊維芽細胞ってのが「コラーゲン」て修復プロテインを作りだし、組織の修復を助けます。

で、この機能が作動するのには「アクチン」というタンパク質が必要になるんですね。

つまり「アクチン」の量によって治るスピードに変化があるわけです。

そして、このアクチンのレベルは概日リズムによって決められているって事らしいです。

で、研究チームが繊維芽細胞を培養し、そこに傷をつけてみたところ、夜を再現した環境で傷をつけたときの治りは、繊維芽細胞の反応速度の違いのために、昼よりも遅いことが確認されたってことですわ。

また生きたマウスを使った実験でも、同じような現象が見られたそうです。

普段寝ている時間帯よりも、起きている時間帯に傷をつけた方が治りが早かったそうなんです。

で、この治癒速度、倍ほども違うそうですからかなりのもんですな。

研究チームによると、細胞でもマウスでも、照明を点けたり消したりすることで、傷に対する反応速度を操作できるんだそうで、この技法は、たとえば手術を行う場合など、医療の現場でも大いに有効だろうと考えられています。

たとえば、研究チームが火傷を負った患者の臨床データを解析したところ、治療効果に大きな違いがあることが分かりました。

それよると、昼(午前8時〜午後8時)に火傷をした人は平均17日で治癒するのに対し、夜(午後8時〜午前8時)に火傷をした患者は、それよりも60パーセント長く時間がかかるという結果が出たそうです。

このアクチンレベルが、昼の方が活発ってのはまぁ何となく分かる気がしますが、全体の治療効果がそこまで違うってのは、ちょっと不思議ですなぁ…

しかも照明で傷に対する反応速度が変えられるとしたら、これはもっと研究を重ねて実際の医療現場で使えるレベルにして貰いたいですね。

60パーですからねぇ…。

しょっちゅうケガをする、わたくし院長としましては、この60って数字に眉唾もんですが、もしこれが本当なら当院でも役立てたいと思いますんで、ぜひ研究チーム頑張って下さい。

このネタも続報が入ればお伝えします。

ではまた〜



gaijitu



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