少年とロボット。
2018年09月07日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
9月7日の金曜日でございます。
9月7日、クリーナーの日…。
掃除しましょう。
掃除にしても片付けにしても溜めちゃうと嫌になっちゃうでしょ?
毎日片づけてりゃ、散らからないし汚れないんですけどね。
子供の時からよく言われています。
出した物は、使ったらしまう。
そうすれば、散らかることはないと…。
そんな言いつけを、真面目に聞けるお子さまではなかったですから、何かのスイッチが入らない限り、片付けない子供でしたねぇ…。
その代わり、スイッチが入っちまえば、寝るのも忘れて片づけに没頭、というかもうこうなると模様替えを通り越して、改装(笑)レベルで頑張るんですけどね。
てな院長の幼少期から今日は入っていきましたが、子供って大人では理解できない回路を持ってたりするんですよね。
今日は、そんな子供の不思議なお話いってみよ。
子供って、例えば友達から何か誘われた時、それが例え悪い事や危険な事と分かってても、やっちゃう時ってあるじゃないですか。
一緒に高いところから飛び降りようとか、入っちゃいけないと言われてるところに侵入しようとか…
子供は、こういった仲間からの「同調圧力」に対し、衝動的に行動してしまう事があるんですよ。
ま、こういった経験を経て、大人になっていくっちゃそうなんですが、子供のコミュニティではよくある事です。
ですが、これは人間の仲間に限ったことではなさそうで、言われた相手がロボットであっても、子供はそれに従っちゃうってことが判明したらしいんです。
最近発表された研究論文によりますと、子供たちはロボットの意見を人間以上に重視するという妙な研究結果が出たそうです。
それは例えば、ロボットの判断が間違っていたとしてもそうする傾向があるそうなんですよね。
なんでロボット?
これはやはり、子供の憧れなどからきてるのでしょうか…。
ロボットやAIがますます普及するようになれば、それが子供に与える影響に注意しなければならないと研究者は警鐘を鳴らしています。
ヘルスケア、教育、セキュリティなど、現在ロボットは社会的影響が重要な意味を持つ数多くの分野で採用されつつあります。
この研究論文は、アッシュの同調実験という有名な実験の派生バージョンとして行われました。
この実験は1951年にポーランドの心理学者ソロモン・アッシュが行なったもので、人間がいかに集団思考に左右されやすいか実証している有名な実験でごわす。
実験では、大学生50名(全員が男性)に「視力検査」に参加してもらいました。
数人でなる学生グループはテーブルに座り、2種類の図版を提示されます。
1つは1本の線が引かれたもので、もう1つはA、B、Cと記された長さの異なる3本の線が引かれています。
学生らはA、B、Cのうち最初の線の長さに一番近いものはどれかという質問をされるわけです。
で、この実験の妙は、実は学生グループの中で、本当の被験者は1人だけで、他の参加者は全員サクラであるってことなんです。
質問の答えは明らかなのですが、サクラは全員同じ間違った回答をします。
すると必ず最後に質問される設定の被験者の3分の1が、サクラに同調して誤った回答を選んだんだそうです。
同じような実験が12回繰り返されるんですが、被験者の75パーセントが最低1度はこのような同調を示し、そうしなかったのは4分の1だけだったそうなんです。
つまり、人は他人の意見に簡単に左右されてしまうってことなんですね。
で、今回は、英プリマス大学のトニー・ベルパエム教授らは、サクラをロボットに置き換えて同じような実験を行ないました。
ですが、もう一捻り加えて、大人のグループと子供のグループで試してみました。
その結果、大人はロボットに従う必要を感じなかったのに対し、子供はロボットに大いに左右されたそうなんです。
部屋で1人で課題を行なっているときはきちんと正解できたのに、ロボットが参加すると答えを間違うようになったというんです。
この実験では子供の影響の受けやすさと同様、大人がロボットに左右されなかったことも注目に値します。
これも何となく分かる気がします。
色んな意味で、大人は先入観を持ちますし機械が絶対ではない事を経験上知ってますからねぇ…。
その点、子供は純粋ですから同調圧力が生じてしまったのではないでしょうか。
案の定、ロボットに従わなかった理由を問われた大人の参加者は、ロボットが誤作動したか、質問に正解できるほど性能が高くないと考えたからと答えています。
したがってもっと高度に見えるロボットで同じ実験を行えば、結果は変わった可能性があるわけですね。
逆に子供は、ロボットに「絶対」を見出してしまいます。
ですから、ロボットのいう事は間違いないと思ってしまい、明らかに間違えてることでもロボットの意見に引っ張られてしまうわけですね。
これは、いわゆる同調圧力の力だけでなく、ロボットだから正しいはずという感覚に陥ってしまっているからとも言えるわけです。
まぁ、大人も子供も結局影響は受けるのですが、子供の方がより複雑なメカニズムと言えるかもしれません。
これからもっとAIが普及し、各家庭に1台はペッパー君のようなAIがいるなんて時代が来たら子供たちは大人が思ってる以上に、彼らに影響されてしまうってことを大人が分かってないとダメですよね。
この実験の場合、答えが分かってても、ロボットの意見に流されてしまう子供がいるくらいですから、自分じゃ答えの分からないものなら間違いなくAIのいう事を鵜呑みにしちゃうでしょう。
まぁ、知らない事を調べるって意味じゃ、当たり前のことですがこれからの時代、ある意味「心」をもつ可能性のあるAIが出てくるわけですから、問題はもっと複雑になっていく気もしますしね。
AIが心を持って、人間に対して敵意を持ち、反乱するとするなら簡単に洗脳出来ちゃう子供を利用しないはずはないですからね。
と、話は飛躍し過ぎですが、こういった現象も知っていたら対処できますもんね。
ま、わたくしの生きてるうちは、そこまでのAIは出てこないでしょうけど、近い将来、きっと問題になるはずです。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月7日の金曜日でございます。
9月7日、クリーナーの日…。
掃除しましょう。
掃除にしても片付けにしても溜めちゃうと嫌になっちゃうでしょ?
毎日片づけてりゃ、散らからないし汚れないんですけどね。
子供の時からよく言われています。
出した物は、使ったらしまう。
そうすれば、散らかることはないと…。
そんな言いつけを、真面目に聞けるお子さまではなかったですから、何かのスイッチが入らない限り、片付けない子供でしたねぇ…。
その代わり、スイッチが入っちまえば、寝るのも忘れて片づけに没頭、というかもうこうなると模様替えを通り越して、改装(笑)レベルで頑張るんですけどね。
てな院長の幼少期から今日は入っていきましたが、子供って大人では理解できない回路を持ってたりするんですよね。
今日は、そんな子供の不思議なお話いってみよ。
子供って、例えば友達から何か誘われた時、それが例え悪い事や危険な事と分かってても、やっちゃう時ってあるじゃないですか。
一緒に高いところから飛び降りようとか、入っちゃいけないと言われてるところに侵入しようとか…
子供は、こういった仲間からの「同調圧力」に対し、衝動的に行動してしまう事があるんですよ。
ま、こういった経験を経て、大人になっていくっちゃそうなんですが、子供のコミュニティではよくある事です。
ですが、これは人間の仲間に限ったことではなさそうで、言われた相手がロボットであっても、子供はそれに従っちゃうってことが判明したらしいんです。
最近発表された研究論文によりますと、子供たちはロボットの意見を人間以上に重視するという妙な研究結果が出たそうです。
それは例えば、ロボットの判断が間違っていたとしてもそうする傾向があるそうなんですよね。
なんでロボット?
これはやはり、子供の憧れなどからきてるのでしょうか…。
ロボットやAIがますます普及するようになれば、それが子供に与える影響に注意しなければならないと研究者は警鐘を鳴らしています。
ヘルスケア、教育、セキュリティなど、現在ロボットは社会的影響が重要な意味を持つ数多くの分野で採用されつつあります。
この研究論文は、アッシュの同調実験という有名な実験の派生バージョンとして行われました。
この実験は1951年にポーランドの心理学者ソロモン・アッシュが行なったもので、人間がいかに集団思考に左右されやすいか実証している有名な実験でごわす。
実験では、大学生50名(全員が男性)に「視力検査」に参加してもらいました。
数人でなる学生グループはテーブルに座り、2種類の図版を提示されます。
1つは1本の線が引かれたもので、もう1つはA、B、Cと記された長さの異なる3本の線が引かれています。
学生らはA、B、Cのうち最初の線の長さに一番近いものはどれかという質問をされるわけです。
で、この実験の妙は、実は学生グループの中で、本当の被験者は1人だけで、他の参加者は全員サクラであるってことなんです。
質問の答えは明らかなのですが、サクラは全員同じ間違った回答をします。
すると必ず最後に質問される設定の被験者の3分の1が、サクラに同調して誤った回答を選んだんだそうです。
同じような実験が12回繰り返されるんですが、被験者の75パーセントが最低1度はこのような同調を示し、そうしなかったのは4分の1だけだったそうなんです。
つまり、人は他人の意見に簡単に左右されてしまうってことなんですね。
で、今回は、英プリマス大学のトニー・ベルパエム教授らは、サクラをロボットに置き換えて同じような実験を行ないました。
ですが、もう一捻り加えて、大人のグループと子供のグループで試してみました。
その結果、大人はロボットに従う必要を感じなかったのに対し、子供はロボットに大いに左右されたそうなんです。
部屋で1人で課題を行なっているときはきちんと正解できたのに、ロボットが参加すると答えを間違うようになったというんです。
この実験では子供の影響の受けやすさと同様、大人がロボットに左右されなかったことも注目に値します。
これも何となく分かる気がします。
色んな意味で、大人は先入観を持ちますし機械が絶対ではない事を経験上知ってますからねぇ…。
その点、子供は純粋ですから同調圧力が生じてしまったのではないでしょうか。
案の定、ロボットに従わなかった理由を問われた大人の参加者は、ロボットが誤作動したか、質問に正解できるほど性能が高くないと考えたからと答えています。
したがってもっと高度に見えるロボットで同じ実験を行えば、結果は変わった可能性があるわけですね。
逆に子供は、ロボットに「絶対」を見出してしまいます。
ですから、ロボットのいう事は間違いないと思ってしまい、明らかに間違えてることでもロボットの意見に引っ張られてしまうわけですね。
これは、いわゆる同調圧力の力だけでなく、ロボットだから正しいはずという感覚に陥ってしまっているからとも言えるわけです。
まぁ、大人も子供も結局影響は受けるのですが、子供の方がより複雑なメカニズムと言えるかもしれません。
これからもっとAIが普及し、各家庭に1台はペッパー君のようなAIがいるなんて時代が来たら子供たちは大人が思ってる以上に、彼らに影響されてしまうってことを大人が分かってないとダメですよね。
この実験の場合、答えが分かってても、ロボットの意見に流されてしまう子供がいるくらいですから、自分じゃ答えの分からないものなら間違いなくAIのいう事を鵜呑みにしちゃうでしょう。
まぁ、知らない事を調べるって意味じゃ、当たり前のことですがこれからの時代、ある意味「心」をもつ可能性のあるAIが出てくるわけですから、問題はもっと複雑になっていく気もしますしね。
AIが心を持って、人間に対して敵意を持ち、反乱するとするなら簡単に洗脳出来ちゃう子供を利用しないはずはないですからね。
と、話は飛躍し過ぎですが、こういった現象も知っていたら対処できますもんね。
ま、わたくしの生きてるうちは、そこまでのAIは出てこないでしょうけど、近い将来、きっと問題になるはずです。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院