美味しいものは脂肪と糖で出来ている。んだな。
2018年07月31日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
7月31日の火曜日でございます。
今年は7月が異常に暑かった事もあり、8月は少々落ち着く、もしくは涼しくなるのが早まるんじゃないかなんて予想もあるようですが、まぁ普通に考えると、暑いのはこれからだし…。
これからが夏本番ですから、夏を楽しみましょうぜ。
ま、夏と言えば海や川や湖なんかでのレジャーが一番に浮かびます。
薄着になる機会が増えますから、ダイエットシーズンでもあるわけです。
で、今日は、ダイエットというわけではないんですが、ちょっと面白い脳と食べ物のお話でもしてみたいと思います。
これは、米イェール大学精神科の研究チームの研究ですが、ヒトの脳は、本能的に「脂質」と「糖質」の組み合わせを好むようにできている可能性のあることが、分かったそうなんです。
「脂質」と「糖質」と言えば、ダイエットに非常に関わりのある栄養素で、この2大巨頭を絶つことで痩せようとするダイエット法は数々あるわけです。
ですが、根本的に「脳」がそれを欲してるとすれば、少し話は変わってくるかもしれません。
この研究では、脂質と糖質のいずれかを多く含む食品よりも、ファーストフードや加工食品などの「両方」を含んだ食品の方が、脳内の報酬系のシグナル伝達を増強することが明らかになったといいます。
これまでの研究で、食欲を司る脳領域に空腹感や満腹感を伝えるシグナルは、主に腸管から伝達されることが分かっていました。
一方、最近の研究では、脂質を摂取したときと、糖質を摂取したときでは、異なるシグナル伝達経路が使われることも示されています。
こうした結果を踏まえ、研究チームは脂質と糖質の両方を含む食品を摂取すると、カロリーは同じですが一方だけを含む食品を摂取するよりも、相乗作用によってシグナル伝達系への影響が強まる可能性があると考え、今回の研究を実施したわけなんですね。
研究では、健康なボランティアを対象に
(1)キャンディーなどの糖質を多く含む食品
(2)ミートボールやチーズなどの脂質を多く含む食品
(3)クッキーやケーキなどの糖質と脂質の両方を多く含む食品
上記いずれかの写真を見てもらい、MRIによる脳画像検査を実施しました。
なお、対象者には、オークションで競り落とせば、自分が好きなものを食べることができると説明があったそうです。
その結果、脂質+糖質を多く含む食品に対して最も高額な値が付けられました。
また、脳画像検査の結果、脂質+糖質を多く含む食品の写真を見せられた際に、自分の好きな食べ物や、より甘い食品やより高カロリーな食品、量が多い食品の写真を見せられたときよりも、報酬系を司る脳領域の神経回路が活性化するという結果も出たそうです。
この結果で、脳内の報酬系は単純にカロリー量の増加に応じて活性化するわけではないことが分かりました。
この2つの栄養素の組み合わせに、秘密があるのかねぇ…。
ま、美味しいものは脂肪と糖で出来ているなんてキャッチコピーのコマーシャルもあるくらいですから、この2つの栄養素を組み合わせるとヒトは好まざるをえないわけですね。
ちょっと前になりますけど、こんなブログも書いてます。
このブログ、「ピザ。それはチーズとグルテンの誘惑」って表題なんすけど、チーズとグルテンって、まさしく脂肪と糖やしねぇ…。
つまり、ヒトは本能的に「ピザ」をそして「ケーキ」を好むってことになるわけです。
また、今回の研究では、脂質が多い食品のカロリーを推測できる人は多いですが、糖質が多い食品のカロリーを推測できる人は少ないことも明らかになったそうです。
このことから研究チームは「多くの人は、脂質と糖質の両方を含む食品から正確にカロリーを推測することは難しいと思われる」と述べています。
研究チームは、脂質と糖質を多く含む食品は、ヒトの食欲を司るシグナルを「ハイジャックする」と表現しています。
現代人が食べるほとんどの食品は、脂質と糖質の両方を多く含んでいますが、こうした食品は母乳を除けば自然界には存在しないと考えられます。
現代的なこれらの食品が、脳内の報酬系のシグナル伝達をより増強するのであれば、肥満や糖尿病が蔓延していることの説明がつく可能性があるとの見方を示していると結論付けてます。
研究チームはこの研究結果について、食べ過ぎに気づかずに、スナック菓子を一袋食べてしまう理由となるもの、とした上で消費者には、自分の空腹感や満腹感に従うのではなく、適切な食品を選ぶように啓発する必要がある。と話しています。
これ、消費者側にはそうなんですけど、消費させる側、つまり販売する側からすると、当然こういった食品をガンガン商品化し、消費者に買わせるわけですもんね。
消費者が何も知らなければ、売り手の思う壺。
手を変え品を変え、何となく口にしちゃう、脂肪と糖のミックスボムを、消費者に選択させるようメディアも利用しているわけですから、まずこの事実を認識しないといけません。
この「何となく」って、実は「食べたい」と思ってるわけじゃないんですよね。
ほんとに「何となく」仕掛けられてるだけなんで、まずこの事実を認識し、キチンとした食事習慣を身につけましょう。
でないと、過酷な8月を乗り切れませんぜ。
では、明日から8月、頑張ってこ〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月31日の火曜日でございます。
今年は7月が異常に暑かった事もあり、8月は少々落ち着く、もしくは涼しくなるのが早まるんじゃないかなんて予想もあるようですが、まぁ普通に考えると、暑いのはこれからだし…。
これからが夏本番ですから、夏を楽しみましょうぜ。
ま、夏と言えば海や川や湖なんかでのレジャーが一番に浮かびます。
薄着になる機会が増えますから、ダイエットシーズンでもあるわけです。
で、今日は、ダイエットというわけではないんですが、ちょっと面白い脳と食べ物のお話でもしてみたいと思います。
これは、米イェール大学精神科の研究チームの研究ですが、ヒトの脳は、本能的に「脂質」と「糖質」の組み合わせを好むようにできている可能性のあることが、分かったそうなんです。
「脂質」と「糖質」と言えば、ダイエットに非常に関わりのある栄養素で、この2大巨頭を絶つことで痩せようとするダイエット法は数々あるわけです。
ですが、根本的に「脳」がそれを欲してるとすれば、少し話は変わってくるかもしれません。
この研究では、脂質と糖質のいずれかを多く含む食品よりも、ファーストフードや加工食品などの「両方」を含んだ食品の方が、脳内の報酬系のシグナル伝達を増強することが明らかになったといいます。
これまでの研究で、食欲を司る脳領域に空腹感や満腹感を伝えるシグナルは、主に腸管から伝達されることが分かっていました。
一方、最近の研究では、脂質を摂取したときと、糖質を摂取したときでは、異なるシグナル伝達経路が使われることも示されています。
こうした結果を踏まえ、研究チームは脂質と糖質の両方を含む食品を摂取すると、カロリーは同じですが一方だけを含む食品を摂取するよりも、相乗作用によってシグナル伝達系への影響が強まる可能性があると考え、今回の研究を実施したわけなんですね。
研究では、健康なボランティアを対象に
(1)キャンディーなどの糖質を多く含む食品
(2)ミートボールやチーズなどの脂質を多く含む食品
(3)クッキーやケーキなどの糖質と脂質の両方を多く含む食品
上記いずれかの写真を見てもらい、MRIによる脳画像検査を実施しました。
なお、対象者には、オークションで競り落とせば、自分が好きなものを食べることができると説明があったそうです。
その結果、脂質+糖質を多く含む食品に対して最も高額な値が付けられました。
また、脳画像検査の結果、脂質+糖質を多く含む食品の写真を見せられた際に、自分の好きな食べ物や、より甘い食品やより高カロリーな食品、量が多い食品の写真を見せられたときよりも、報酬系を司る脳領域の神経回路が活性化するという結果も出たそうです。
この結果で、脳内の報酬系は単純にカロリー量の増加に応じて活性化するわけではないことが分かりました。
この2つの栄養素の組み合わせに、秘密があるのかねぇ…。
ま、美味しいものは脂肪と糖で出来ているなんてキャッチコピーのコマーシャルもあるくらいですから、この2つの栄養素を組み合わせるとヒトは好まざるをえないわけですね。
ちょっと前になりますけど、こんなブログも書いてます。
このブログ、「ピザ。それはチーズとグルテンの誘惑」って表題なんすけど、チーズとグルテンって、まさしく脂肪と糖やしねぇ…。
つまり、ヒトは本能的に「ピザ」をそして「ケーキ」を好むってことになるわけです。
また、今回の研究では、脂質が多い食品のカロリーを推測できる人は多いですが、糖質が多い食品のカロリーを推測できる人は少ないことも明らかになったそうです。
このことから研究チームは「多くの人は、脂質と糖質の両方を含む食品から正確にカロリーを推測することは難しいと思われる」と述べています。
研究チームは、脂質と糖質を多く含む食品は、ヒトの食欲を司るシグナルを「ハイジャックする」と表現しています。
現代人が食べるほとんどの食品は、脂質と糖質の両方を多く含んでいますが、こうした食品は母乳を除けば自然界には存在しないと考えられます。
現代的なこれらの食品が、脳内の報酬系のシグナル伝達をより増強するのであれば、肥満や糖尿病が蔓延していることの説明がつく可能性があるとの見方を示していると結論付けてます。
研究チームはこの研究結果について、食べ過ぎに気づかずに、スナック菓子を一袋食べてしまう理由となるもの、とした上で消費者には、自分の空腹感や満腹感に従うのではなく、適切な食品を選ぶように啓発する必要がある。と話しています。
これ、消費者側にはそうなんですけど、消費させる側、つまり販売する側からすると、当然こういった食品をガンガン商品化し、消費者に買わせるわけですもんね。
消費者が何も知らなければ、売り手の思う壺。
手を変え品を変え、何となく口にしちゃう、脂肪と糖のミックスボムを、消費者に選択させるようメディアも利用しているわけですから、まずこの事実を認識しないといけません。
この「何となく」って、実は「食べたい」と思ってるわけじゃないんですよね。
ほんとに「何となく」仕掛けられてるだけなんで、まずこの事実を認識し、キチンとした食事習慣を身につけましょう。
でないと、過酷な8月を乗り切れませんぜ。
では、明日から8月、頑張ってこ〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院