ほんの自販機。
2018年07月06日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月6日の金曜日でございます。
明日は七夕じゃん。
でも梅雨やしねぇ…。
織姫と彦星は会えるんでしょうか…
ってなことは、明日考えるとして(笑)
ここんとこ、ダイエット一色のこのブログでしたが、もう飽きたし。
当分、やんない。
てことで、今日はなんともジャンル分けしにくい、海外のネタをぶっこみましょう。
今日はおフランスのネタでございます。
フランスの南東部に位置する、グルノーブル市の中心街では、近年、オレンジと黒のツートンカラーのとある機械が見られるようになったそうです。
置かれている場所は、駅、自治体の建物、地域の美術館など現在のところ、街の中心部の、約18平方kmの範囲に14台が設置されているそうです。
さて、これは何のための機械なのでしょう?
上部に、1、3、5と表示された3つのボタンがあり、このうちひとつを選んで押すと、レシートのような細長い紙が出てくる仕組みで、そこに印刷されているのは数字ではなく文字なんです。
これは、「短編小説」の自動販売機で、モニター上ではなく、昔ながらの紙に印刷された小説が、無料で出てくる仕組みなんですよ。
この「小説販売機」は、グルノーブルにある「ショートエディション」という会社が開発したものだそうで、現在密かに流行の兆しを見せてるとか…。
ある日、コーヒーの自動販売機の前にいた4人の社員が、「こうやって、コーヒーのように(手軽に)、「文化」がどこでも手に入るようにできないか?」と考えたのが開発のきっかけだそうで…
手軽に文化?
発想がもはや理解できませんが、この販売機は小説の自動販売機とはいうものの、機械にはお金の投入口はなく、小説は無料で提供されるんです。
しかも、どんな小説がでてくるのかはお楽しみ…
選べるのはおおよその長さだけで、読むのにかかる時間の目安として、1分、3分、5分の3種類のボタンがあるだけなんですって。
そして、この小説のストックは、現時点で10万作品もあるそうで、一部マニアには大うけしてるようです。
わたくし院長も、これが近くにあればきっと行くだろうなぁ…
しかも、1分、3分、5分で読めるって手軽さがすごくいいですよね。
また、新しい小説も随時供給されているらしく、ショートエディション社の開催するコンテストから常に新作が発表される仕組みなんだと。
コンテストでは、同社の審査員が注意深く選定した作品、また、オンラインで20万人の読者コミュニティーが投票した作品が賞を得て、晴れてこの販売機に参入するわけです。
アメリカで最初にこの機械を導入したのは、映画監督であり実業家でもある、フランシス・フォード・コッポラ氏が経営するカフェ・ゾエトロープなんだって。
たくさんの絵が飾られたホールの中央に「小説販売機」があり、お客さんからの評判も上々ということです。
芸術をテーマにおくこのカフェでは、スマートフォンやデジタル機器からしばしの間、目を離すようお客さんに働きかけています。
Wi-Fiはないかと聞かれた際には、カフェの支配人は小説販売機を指差し、「Wi-Fiはありませんが、お読みになれる小説がありますよ」と答えるそうですよ。
なかなかのこだわりですな。
販売機本体は、約100万円、月々のコストは約2万円ほどだそうです。
小説販売機が有名になったため、時には、何も注文せず、小説を手に入れるためだけにカフェに入ってくる人もいるらしいんで、まぁ、そこは良いのか悪いのか…。
本来なら失礼とみなされる行動ですが、カフェの支配人はこういった行動をも歓迎しているそうです。文学の持つ力を通して、新しい顧客になる可能性があるからだとか。
で、この販売機、2016年秋の発売から1年半ほど経った現在では、世界各国に150台以上が存在するそうです。
その大半はフランス国内ですが、アメリカにも20〜30台、また、カナダ、オーストラリア、香港、ギニアにも設置されているんだそうです。
ショートエディション社は、様々な地域、文化の中で書かれた小説を翻訳し、世界の各地で読めるようになることを目標に掲げています。
「アジアの作家(による小説)がヨーロッパやアメリカで、アメリカ(合衆国)の作家がアフリカや南アメリカで読まれるようにしたい」と…
なかなか面白いですよねぇ…。
残念ながらまだ日本には設置されていないんですが、いつかどこかに置かれたらいいなぁ…。
活字離れして、本といっても電子書物な時代に、紙で出てくるってのがなんとも良いですよね。
こういう時間を楽しむ余裕みたいなものを、もっともって生活していきたいもんですな。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月6日の金曜日でございます。
明日は七夕じゃん。
でも梅雨やしねぇ…。
織姫と彦星は会えるんでしょうか…
ってなことは、明日考えるとして(笑)
ここんとこ、ダイエット一色のこのブログでしたが、もう飽きたし。
当分、やんない。
てことで、今日はなんともジャンル分けしにくい、海外のネタをぶっこみましょう。
今日はおフランスのネタでございます。
フランスの南東部に位置する、グルノーブル市の中心街では、近年、オレンジと黒のツートンカラーのとある機械が見られるようになったそうです。
置かれている場所は、駅、自治体の建物、地域の美術館など現在のところ、街の中心部の、約18平方kmの範囲に14台が設置されているそうです。
さて、これは何のための機械なのでしょう?
上部に、1、3、5と表示された3つのボタンがあり、このうちひとつを選んで押すと、レシートのような細長い紙が出てくる仕組みで、そこに印刷されているのは数字ではなく文字なんです。
これは、「短編小説」の自動販売機で、モニター上ではなく、昔ながらの紙に印刷された小説が、無料で出てくる仕組みなんですよ。
この「小説販売機」は、グルノーブルにある「ショートエディション」という会社が開発したものだそうで、現在密かに流行の兆しを見せてるとか…。
ある日、コーヒーの自動販売機の前にいた4人の社員が、「こうやって、コーヒーのように(手軽に)、「文化」がどこでも手に入るようにできないか?」と考えたのが開発のきっかけだそうで…
手軽に文化?
発想がもはや理解できませんが、この販売機は小説の自動販売機とはいうものの、機械にはお金の投入口はなく、小説は無料で提供されるんです。
しかも、どんな小説がでてくるのかはお楽しみ…
選べるのはおおよその長さだけで、読むのにかかる時間の目安として、1分、3分、5分の3種類のボタンがあるだけなんですって。
そして、この小説のストックは、現時点で10万作品もあるそうで、一部マニアには大うけしてるようです。
わたくし院長も、これが近くにあればきっと行くだろうなぁ…
しかも、1分、3分、5分で読めるって手軽さがすごくいいですよね。
また、新しい小説も随時供給されているらしく、ショートエディション社の開催するコンテストから常に新作が発表される仕組みなんだと。
コンテストでは、同社の審査員が注意深く選定した作品、また、オンラインで20万人の読者コミュニティーが投票した作品が賞を得て、晴れてこの販売機に参入するわけです。
アメリカで最初にこの機械を導入したのは、映画監督であり実業家でもある、フランシス・フォード・コッポラ氏が経営するカフェ・ゾエトロープなんだって。
たくさんの絵が飾られたホールの中央に「小説販売機」があり、お客さんからの評判も上々ということです。
芸術をテーマにおくこのカフェでは、スマートフォンやデジタル機器からしばしの間、目を離すようお客さんに働きかけています。
Wi-Fiはないかと聞かれた際には、カフェの支配人は小説販売機を指差し、「Wi-Fiはありませんが、お読みになれる小説がありますよ」と答えるそうですよ。
なかなかのこだわりですな。
販売機本体は、約100万円、月々のコストは約2万円ほどだそうです。
小説販売機が有名になったため、時には、何も注文せず、小説を手に入れるためだけにカフェに入ってくる人もいるらしいんで、まぁ、そこは良いのか悪いのか…。
本来なら失礼とみなされる行動ですが、カフェの支配人はこういった行動をも歓迎しているそうです。文学の持つ力を通して、新しい顧客になる可能性があるからだとか。
で、この販売機、2016年秋の発売から1年半ほど経った現在では、世界各国に150台以上が存在するそうです。
その大半はフランス国内ですが、アメリカにも20〜30台、また、カナダ、オーストラリア、香港、ギニアにも設置されているんだそうです。
ショートエディション社は、様々な地域、文化の中で書かれた小説を翻訳し、世界の各地で読めるようになることを目標に掲げています。
「アジアの作家(による小説)がヨーロッパやアメリカで、アメリカ(合衆国)の作家がアフリカや南アメリカで読まれるようにしたい」と…
なかなか面白いですよねぇ…。
残念ながらまだ日本には設置されていないんですが、いつかどこかに置かれたらいいなぁ…。
活字離れして、本といっても電子書物な時代に、紙で出てくるってのがなんとも良いですよね。
こういう時間を楽しむ余裕みたいなものを、もっともって生活していきたいもんですな。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院