クチバシって唇の代わりなんかね?
2018年06月21日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
6月21日木曜日でございます。
今年は何となく、雨が少ない気はしますが、それでもやっぱり梅雨ですよね〜。
いつ降るか分からないですし、気温も何だか一定しませんね。
暑いんだか寒いんだか、もう服装もワヤクチャですな(笑)
わたくしなど、通勤はありますが、基本的には空調のきいた室内での仕事ですので、楽と言えば楽なんですけどね…
外仕事の方や、配達とかのお仕事の方は、非常に毎日イラついてるだろうなぁ〜とか…
ご苦労様です。
てことで、今日もネタに入っていきたいんですがここんとこ動物ネタが続いてましたよね。
ま、動物っつっても爬虫類だの両生類だのでしたけど、今日はそいつらとは途中で進化を隔てた「鳥類」のお話でもいってみましょう。
鳥という生き物は、みなさんご存知の通り、羽があって空を飛びます。
ま、中には羽が退化したのか、飛べなくなった種もおりますが、基本は飛びますよね。
これは他の哺乳類や、爬虫類、両生類と比べても、かなりの差異であり一番の特徴といえるでしょう。
ですが、鳥類には、もう一つ大きな特徴があるんですよ。
これ、意外と知らない人も多いと思うんですけど、鳥って嘴(クチバシ)がついてますよね?
つまり、「歯」がないんですよ。
で、例えば彼らの祖先と考えられている恐竜の仲間「獣脚類」などはいわゆる立派な「牙」が存在しています。
で、進化の過程で、嘴を得て歯を失くしていったんですが、これが何故かって事が結構謎だったようなんですが、この謎が解けたかもしれません。
なぜ鳥類は歯を失ったのか?
この論争は長くあったようなんですが、歯をなくすことで体重が軽くなり飛行しやすくなるからだとか、祖先の恐竜のようなギザギザの歯よりも、とがったくちばしの方が虫などを食べるのに都合が良いからだとか、意見は想像の範疇を超えるものではありませんでした。
で、今回、英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに「卵のふ化を早めるため」と結論づけ、歯のないくちばしの進化に関する従来の見解に一石を投じた論文が発表され、話題になっとるわけです。
この論文の核となるなる部分に、恐竜の卵がふ化するまでの期間が数か月であったのに対し、現世鳥類の抱卵期間はわずか数日〜数週間となっているということが挙げられてます。
これはふ化までの期間の60%を占める、歯の発生を待つ必要がないためだということを発見したということなんですな。
卵の状態では捕食動物や自然災害に対して非常に弱いので、胚の生存率はふ化が早まれば早まるほど高まるわけです。
そりゃ、卵じゃ動くことも出来ひんし1日でも早く、ふ化したほうが生存率は上がるでしょう。
これこそが卵生である恐竜類や鳥類にとっての課題だったと考えたわけですね。
哺乳類は胎生なので、胚は母親の体内で守られるわけですから…
論文では、「胚の成長の高速化とそれによるふ化までの期間の短縮を選択した副次的影響として(鳥の)歯の喪失という(進化的)選択が起きたと考えられる」と述べています。
これまでの学説では、現在生きている「鳥類型恐竜」(鳥類)は、飛びやすくなるために歯を失ったとされてきました。
しかしこの説では、中生代の非鳥類型恐竜の一部も、歯のないくちばしを独自に進化させたことの理由を説明できないと言う意見がありました。
また、鳥にとってくちばしの方が餌を食べるのに都合が良いとする説もあります。
しかし鳥とは餌が大きく異なる肉食恐竜の一部も歯を捨て、とがったくちばしを選択しているんですよね。
今回は、2つの恐竜の胚の中にあった歯の化石の成長線(木の年輪のようなもの)を分析し、ふ化までの期間が想定より長いのは歯の形成に時間がかかるためだと結論づけました。
研究チームは、古い恐竜が卵を埋めていたのに対し、初期の鳥類や一部の恐竜は開放型の巣で抱卵したこともふ化までの期間の短縮を促したかもしれないと考えてるようです。
ま、確かに歯の構造って複雑ですからあれを作るのと、ただの嘴では、断然スピードは違うかもしれませんねぇ…。
今回の仮説が正しいかどうかは、まだ分かりませんが可能性としてはアリかなとは思います。
ま、わたくし院長は鳥に歯がないってことすら知りませんでしたけど(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月21日木曜日でございます。
今年は何となく、雨が少ない気はしますが、それでもやっぱり梅雨ですよね〜。
いつ降るか分からないですし、気温も何だか一定しませんね。
暑いんだか寒いんだか、もう服装もワヤクチャですな(笑)
わたくしなど、通勤はありますが、基本的には空調のきいた室内での仕事ですので、楽と言えば楽なんですけどね…
外仕事の方や、配達とかのお仕事の方は、非常に毎日イラついてるだろうなぁ〜とか…
ご苦労様です。
てことで、今日もネタに入っていきたいんですがここんとこ動物ネタが続いてましたよね。
ま、動物っつっても爬虫類だの両生類だのでしたけど、今日はそいつらとは途中で進化を隔てた「鳥類」のお話でもいってみましょう。
鳥という生き物は、みなさんご存知の通り、羽があって空を飛びます。
ま、中には羽が退化したのか、飛べなくなった種もおりますが、基本は飛びますよね。
これは他の哺乳類や、爬虫類、両生類と比べても、かなりの差異であり一番の特徴といえるでしょう。
ですが、鳥類には、もう一つ大きな特徴があるんですよ。
これ、意外と知らない人も多いと思うんですけど、鳥って嘴(クチバシ)がついてますよね?
つまり、「歯」がないんですよ。
で、例えば彼らの祖先と考えられている恐竜の仲間「獣脚類」などはいわゆる立派な「牙」が存在しています。
で、進化の過程で、嘴を得て歯を失くしていったんですが、これが何故かって事が結構謎だったようなんですが、この謎が解けたかもしれません。
なぜ鳥類は歯を失ったのか?
この論争は長くあったようなんですが、歯をなくすことで体重が軽くなり飛行しやすくなるからだとか、祖先の恐竜のようなギザギザの歯よりも、とがったくちばしの方が虫などを食べるのに都合が良いからだとか、意見は想像の範疇を超えるものではありませんでした。
で、今回、英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに「卵のふ化を早めるため」と結論づけ、歯のないくちばしの進化に関する従来の見解に一石を投じた論文が発表され、話題になっとるわけです。
この論文の核となるなる部分に、恐竜の卵がふ化するまでの期間が数か月であったのに対し、現世鳥類の抱卵期間はわずか数日〜数週間となっているということが挙げられてます。
これはふ化までの期間の60%を占める、歯の発生を待つ必要がないためだということを発見したということなんですな。
卵の状態では捕食動物や自然災害に対して非常に弱いので、胚の生存率はふ化が早まれば早まるほど高まるわけです。
そりゃ、卵じゃ動くことも出来ひんし1日でも早く、ふ化したほうが生存率は上がるでしょう。
これこそが卵生である恐竜類や鳥類にとっての課題だったと考えたわけですね。
哺乳類は胎生なので、胚は母親の体内で守られるわけですから…
論文では、「胚の成長の高速化とそれによるふ化までの期間の短縮を選択した副次的影響として(鳥の)歯の喪失という(進化的)選択が起きたと考えられる」と述べています。
これまでの学説では、現在生きている「鳥類型恐竜」(鳥類)は、飛びやすくなるために歯を失ったとされてきました。
しかしこの説では、中生代の非鳥類型恐竜の一部も、歯のないくちばしを独自に進化させたことの理由を説明できないと言う意見がありました。
また、鳥にとってくちばしの方が餌を食べるのに都合が良いとする説もあります。
しかし鳥とは餌が大きく異なる肉食恐竜の一部も歯を捨て、とがったくちばしを選択しているんですよね。
今回は、2つの恐竜の胚の中にあった歯の化石の成長線(木の年輪のようなもの)を分析し、ふ化までの期間が想定より長いのは歯の形成に時間がかかるためだと結論づけました。
研究チームは、古い恐竜が卵を埋めていたのに対し、初期の鳥類や一部の恐竜は開放型の巣で抱卵したこともふ化までの期間の短縮を促したかもしれないと考えてるようです。
ま、確かに歯の構造って複雑ですからあれを作るのと、ただの嘴では、断然スピードは違うかもしれませんねぇ…。
今回の仮説が正しいかどうかは、まだ分かりませんが可能性としてはアリかなとは思います。
ま、わたくし院長は鳥に歯がないってことすら知りませんでしたけど(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院