井戸を守るから「イモリ」
2018年06月19日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
6月19日の火曜日でございます。
やはり梅雨時とあって何となく身体がスッキリしません。
人間の身体は、湿度に適応しなく出来ているのか、雨が降ると調子悪いねぇ…。
ここんとこ少し梅雨の休憩みたいで、雨降ってませんからまだマシですけど、その分冷え込みますよね。
まぁ、梅雨なんですからジメジメ感は仕方ないですが、やはりヤなもんです。
いわゆる野生の生物って、基本的に湿度って必要ですやん?
乾きによって死ぬことはあっても、湿度が高すぎてってなことはあんまりないと思うんやけどね。
生き物の中には、爬虫類や両生類のように、もうなんならジメジメしててくれたら天国ですやん的なヤツらもいますからね。
てことで、梅雨と言えばこういった爬虫類、両生類系の奴らが、生き生きとしてそうですが、今日はそんな「ヤツ」にスポットを当てたいと思います。
あ、その前に爬虫類と両生類って、意外と分別ややこしいんですよね。
というのも、今日の主役は「アカハライモリ」っていうイモリの仲間なんですが、こいつ爬虫類かと思ったら両生類でやんの。
で、イモリときたら、ヤモリってのもいるんですが、ヤモリは爬虫類なんだって。
ちなみにトカゲも爬虫類。
両生類といえば、代表選手にカエル、イモリ、サンショウウウオなどがいて、魚類から進化して陸上でも暮らせるようになった生物群って事らしいです。
で、爬虫類と言えば、代表選手に、カメ、ワニ、トカゲ、ヘビなどがいて、こちらは両生類から進化して、完全に陸上で暮らせるようになった生物群ってことですって。
と脱線しましたが、今日は、日本に生息する「両生類」のアカハライモリのお話で、このイモリ、生涯にわたって尾だけでなく、目や脳、心臓の一部を切り取っても再生するらしいんです。
よく、トカゲのしっぽ切りなんていいますし、イモリもトカゲも、しっぽを掴んでも、ちぎって逃げちゃうってのは比較的知られているかと思います。
ですが、その他の部分、目や脳や心臓の一部まで再生するとは…
そして今回、ほかの動物にない高い再生能力に、赤血球が深く関わっていることを筑波大などの研究チームが明らかにしました。
再生に必要な物質を運ぶ「薬のカプセル」のように働き、再生を促すらしいとのことなんですが…
研究チームは、成体になっても再生能力を失わないのは、進化の過程で獲得した遺伝子が関係しているとみてイモリの脚の再生過程を調べました。
その結果、切断された脚の組織に含まれる未成熟な赤血球で、これまで知られていなかったイモリなどに特有の遺伝子が働いていることを突き止めました。
この未成熟な赤血球は、脚の傷口に無数に集まって集合体をつくり、組織の再生に必要な酵素や、筋肉などに分化した細胞を未分化の状態に戻す作用に関わる物質を分泌していることがわかったといいますから驚きですなぁ…。
研究チームは、イモリの赤血球は酸素を運ぶだけでなく、薬のカプセルのように再生に関わる様々な物質を運んでいるようだとの見解を示し、これを研究することのより、今後の再生医療研究に生かしたいとの考えだそうです。
ま、再生医療って言ってしまえば彼らは、究極ですよね。
ちぎれてもまた生えてくるんですから…。
このメカニズムを研究し尽くせば、あるいは人類も再生能力を持つことが可能かもしれません。
ま、ちょっと飛躍し過ぎですが、今の再生医療と遺伝子医療がもっと進化すれば、新たな臓器、あるいは四肢や眼球なども「製作」出来るかもしれません。
すべての生物は、まずは海から来たともいいますし、彼ら両生類と人間も遡れば、全くの無縁という事はないでしょうしね。
ま、こいつもわたしの生きてるうちには、とても完成しないでしょうけど研究者の方々、頑張って下さい。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月19日の火曜日でございます。
やはり梅雨時とあって何となく身体がスッキリしません。
人間の身体は、湿度に適応しなく出来ているのか、雨が降ると調子悪いねぇ…。
ここんとこ少し梅雨の休憩みたいで、雨降ってませんからまだマシですけど、その分冷え込みますよね。
まぁ、梅雨なんですからジメジメ感は仕方ないですが、やはりヤなもんです。
いわゆる野生の生物って、基本的に湿度って必要ですやん?
乾きによって死ぬことはあっても、湿度が高すぎてってなことはあんまりないと思うんやけどね。
生き物の中には、爬虫類や両生類のように、もうなんならジメジメしててくれたら天国ですやん的なヤツらもいますからね。
てことで、梅雨と言えばこういった爬虫類、両生類系の奴らが、生き生きとしてそうですが、今日はそんな「ヤツ」にスポットを当てたいと思います。
あ、その前に爬虫類と両生類って、意外と分別ややこしいんですよね。
というのも、今日の主役は「アカハライモリ」っていうイモリの仲間なんですが、こいつ爬虫類かと思ったら両生類でやんの。
で、イモリときたら、ヤモリってのもいるんですが、ヤモリは爬虫類なんだって。
ちなみにトカゲも爬虫類。
両生類といえば、代表選手にカエル、イモリ、サンショウウウオなどがいて、魚類から進化して陸上でも暮らせるようになった生物群って事らしいです。
で、爬虫類と言えば、代表選手に、カメ、ワニ、トカゲ、ヘビなどがいて、こちらは両生類から進化して、完全に陸上で暮らせるようになった生物群ってことですって。
と脱線しましたが、今日は、日本に生息する「両生類」のアカハライモリのお話で、このイモリ、生涯にわたって尾だけでなく、目や脳、心臓の一部を切り取っても再生するらしいんです。
よく、トカゲのしっぽ切りなんていいますし、イモリもトカゲも、しっぽを掴んでも、ちぎって逃げちゃうってのは比較的知られているかと思います。
ですが、その他の部分、目や脳や心臓の一部まで再生するとは…
そして今回、ほかの動物にない高い再生能力に、赤血球が深く関わっていることを筑波大などの研究チームが明らかにしました。
再生に必要な物質を運ぶ「薬のカプセル」のように働き、再生を促すらしいとのことなんですが…
研究チームは、成体になっても再生能力を失わないのは、進化の過程で獲得した遺伝子が関係しているとみてイモリの脚の再生過程を調べました。
その結果、切断された脚の組織に含まれる未成熟な赤血球で、これまで知られていなかったイモリなどに特有の遺伝子が働いていることを突き止めました。
この未成熟な赤血球は、脚の傷口に無数に集まって集合体をつくり、組織の再生に必要な酵素や、筋肉などに分化した細胞を未分化の状態に戻す作用に関わる物質を分泌していることがわかったといいますから驚きですなぁ…。
研究チームは、イモリの赤血球は酸素を運ぶだけでなく、薬のカプセルのように再生に関わる様々な物質を運んでいるようだとの見解を示し、これを研究することのより、今後の再生医療研究に生かしたいとの考えだそうです。
ま、再生医療って言ってしまえば彼らは、究極ですよね。
ちぎれてもまた生えてくるんですから…。
このメカニズムを研究し尽くせば、あるいは人類も再生能力を持つことが可能かもしれません。
ま、ちょっと飛躍し過ぎですが、今の再生医療と遺伝子医療がもっと進化すれば、新たな臓器、あるいは四肢や眼球なども「製作」出来るかもしれません。
すべての生物は、まずは海から来たともいいますし、彼ら両生類と人間も遡れば、全くの無縁という事はないでしょうしね。
ま、こいつもわたしの生きてるうちには、とても完成しないでしょうけど研究者の方々、頑張って下さい。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院