ダイエット飲料の罠だな。
2018年06月18日 [ダイエットのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月18日の月曜日でございます。
今日は、朝からどんよりした天気ですが、ここんとこそんなに雨降ってないですね…
そして昨日の夜なんかも、結構肌寒かったですし、梅雨時期独特の湿度と温度は、今のとこ感じられません。
ま、いうてもこれから、ドンドン蒸し暑くなるんでしょうが、それが過ぎたら夏ですから…
ってことで、夏に向けて今、まさにダイエットしてる方なんて多いと思います。
やはり女性ですかね〜。
感覚的に「痩せたい」と思わない人なんていないんじゃないの?って位、みなさん痩せたがります。
わたくし的には、「痩せる」という行為ももちろん必要かもしれませんがやはりボディメイクという観点からも、ただ痩せれば良いってもんじゃない気がするんですが、どうなんでしょうね。
最近では、糖質制限ダイエットが大流行してますが、やはり「甘いもの」はダイエットの天敵といえるんでしょう。
そんなダイエッターの強い味方であるはずの、「人工甘味料」ですが、登場した当初から発がん性があるだの、2型糖尿病のリスクを高めるだの、一部では危険物質扱いもされています。
ですが、ダイエットコークなどに代表されるいわゆる「ゼロカロリー飲料」は、糖質を抑えてる人には救世主的な存在である事も事実です。
で、今回はまた、この論争の火種になるような新論文が今週アメリカの年次実験生物学学会で発表されました。
米ウィスコンシン大学医学部とマーケット大学が糖尿病にかかりやすいマウスを選び、「ブドウ糖と果糖」の天然甘味料と「アスペルテームとアセスルファムK」の人工甘味料のグループに分け、3週間に渡って大量の甘味料を与えながら、メタボリズムなどの微細な変化までキャッチできる大規模な血液解析テクノロジーで変化を調べてみたそうです。
すると「たった3週間の投与で、脂肪とエネルギーの代謝異常の原因にもなる生化学的変化が血中に確認された」と、発表がありました。
糖といえば、まず気になるのは糖尿病です。これは体内の血糖値を正常に保てなくなると起こる病気です。
血糖値が上がると、通常ならインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されて血糖値を下げるんですが、それが分泌されなくなるのが1型糖尿病で、分泌されても効かなくなるのが2型糖尿病です。
糖分を取り過ぎると、いくら下げても、下げても血糖値が上がりっぱなしなので、インスリン分泌システムの方がダウンしてしまうわけです。
でも人工甘味料ならノーカロリー(厳密にはゼロではないですが…)やし、甘くても糖分ないから大丈夫」ということでダイエット飲料、ノンカロリー食品が登場し、健康にいいと長らくPRされてきました。
しかし、肥満大国アメリカでは政府のカロリーカット政策で、1950年代に人工甘味料が広まってからも、肥満は減るどころかますます増えるばかりなんだそうです。
これは一体どういうことなのでしょう?
ということで、研究班は天然甘味料で糖尿病になるメカニズムを調べ、同じことが人工甘味料でも起こるかどうかについても調べてみました。
その結果、両者の間にはある違いがあることがわかりました。砂糖がインスリン分泌システムを使い倒すのに対し、人工甘味料は体を擦り減らせてしまうというのです。
これは、甘味を感じると体は反応します。が、あるはずのエネルギーがないと…。
しょうがないので、ほかのエネルギー源で間に合わせているらしいのです。
で、その「ほかのエネルギー源」というのが、ほかでもない、たんぱく質なわけです。
現にラットの血中を調べてみたところ、たんぱく質の異常を裏付ける証拠が確認されたそうです。
つまり、糖でとれないエネルギーを、たんぱく質で間にあわせていたんですね。また、体につく脂肪も多くなることがわかったそうです。
これは、ちょっと最悪のやつでは…
冒頭でお話したように、痩せるといってもただ体重が減れば良いってもんじゃありませんよね。
できることなら、筋肉は残し、脂肪だけ落としたいもの…。
ですが、この「人工甘味料」を摂取することにより、たんぱく質が使われ、しかも脂肪がつきやすくなるんじゃ逆効果です。
やはり、良い事ばかりではないんですなぁ…。
人工甘味料といえば、カロリーが少なく、甘みは天然ものより高いってことで、素晴らしいもの扱いされてた部分もあるんですがねぇ〜。
こういった研究結果がある以上、院長的には、摂取しない方がいいんではと思ってしまいます。
なにより、たんぱく質が使われるというのはいただけない。
たんぱく質を使うといっても、そりゃ、栄養的に摂取したたんぱく質を利用するだけならまだしも、普通は筋肉を破壊し、たんぱく質を使いますからね。
つまり、一番やってはいけないダイエットになるわけですよ。
筋肉を落として、脂肪は残すと…。
これじゃ、いくら体重が減っても質量は下手したら増えてしまいます。
つまり、体重だけ落ちて、締まりのない身体が出来上がると…
ま、この研究が全てとは思いませんが、ハッキリ言えるのは、中度以上の糖尿病患者以外は、人工甘味料は取らない方が良いと思います。
あと、エビデンスはないですが、人工甘味料には中毒性があるって話もよく聞きますしね。
糖は、身体には絶対不可欠な栄養素ではありますが、一番「適量」を取らないと問題が起こる栄養素でもあります。
そこらへんをよく考えて、ご自身の栄養摂取に気をつけて下さいね。
夏はすぐそこですけど、とりあえず「痩せる」ってのはやめましょう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月18日の月曜日でございます。
今日は、朝からどんよりした天気ですが、ここんとこそんなに雨降ってないですね…
そして昨日の夜なんかも、結構肌寒かったですし、梅雨時期独特の湿度と温度は、今のとこ感じられません。
ま、いうてもこれから、ドンドン蒸し暑くなるんでしょうが、それが過ぎたら夏ですから…
ってことで、夏に向けて今、まさにダイエットしてる方なんて多いと思います。
やはり女性ですかね〜。
感覚的に「痩せたい」と思わない人なんていないんじゃないの?って位、みなさん痩せたがります。
わたくし的には、「痩せる」という行為ももちろん必要かもしれませんがやはりボディメイクという観点からも、ただ痩せれば良いってもんじゃない気がするんですが、どうなんでしょうね。
最近では、糖質制限ダイエットが大流行してますが、やはり「甘いもの」はダイエットの天敵といえるんでしょう。
そんなダイエッターの強い味方であるはずの、「人工甘味料」ですが、登場した当初から発がん性があるだの、2型糖尿病のリスクを高めるだの、一部では危険物質扱いもされています。
ですが、ダイエットコークなどに代表されるいわゆる「ゼロカロリー飲料」は、糖質を抑えてる人には救世主的な存在である事も事実です。
で、今回はまた、この論争の火種になるような新論文が今週アメリカの年次実験生物学学会で発表されました。
米ウィスコンシン大学医学部とマーケット大学が糖尿病にかかりやすいマウスを選び、「ブドウ糖と果糖」の天然甘味料と「アスペルテームとアセスルファムK」の人工甘味料のグループに分け、3週間に渡って大量の甘味料を与えながら、メタボリズムなどの微細な変化までキャッチできる大規模な血液解析テクノロジーで変化を調べてみたそうです。
すると「たった3週間の投与で、脂肪とエネルギーの代謝異常の原因にもなる生化学的変化が血中に確認された」と、発表がありました。
糖といえば、まず気になるのは糖尿病です。これは体内の血糖値を正常に保てなくなると起こる病気です。
血糖値が上がると、通常ならインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されて血糖値を下げるんですが、それが分泌されなくなるのが1型糖尿病で、分泌されても効かなくなるのが2型糖尿病です。
糖分を取り過ぎると、いくら下げても、下げても血糖値が上がりっぱなしなので、インスリン分泌システムの方がダウンしてしまうわけです。
でも人工甘味料ならノーカロリー(厳密にはゼロではないですが…)やし、甘くても糖分ないから大丈夫」ということでダイエット飲料、ノンカロリー食品が登場し、健康にいいと長らくPRされてきました。
しかし、肥満大国アメリカでは政府のカロリーカット政策で、1950年代に人工甘味料が広まってからも、肥満は減るどころかますます増えるばかりなんだそうです。
これは一体どういうことなのでしょう?
ということで、研究班は天然甘味料で糖尿病になるメカニズムを調べ、同じことが人工甘味料でも起こるかどうかについても調べてみました。
その結果、両者の間にはある違いがあることがわかりました。砂糖がインスリン分泌システムを使い倒すのに対し、人工甘味料は体を擦り減らせてしまうというのです。
これは、甘味を感じると体は反応します。が、あるはずのエネルギーがないと…。
しょうがないので、ほかのエネルギー源で間に合わせているらしいのです。
で、その「ほかのエネルギー源」というのが、ほかでもない、たんぱく質なわけです。
現にラットの血中を調べてみたところ、たんぱく質の異常を裏付ける証拠が確認されたそうです。
つまり、糖でとれないエネルギーを、たんぱく質で間にあわせていたんですね。また、体につく脂肪も多くなることがわかったそうです。
これは、ちょっと最悪のやつでは…
冒頭でお話したように、痩せるといってもただ体重が減れば良いってもんじゃありませんよね。
できることなら、筋肉は残し、脂肪だけ落としたいもの…。
ですが、この「人工甘味料」を摂取することにより、たんぱく質が使われ、しかも脂肪がつきやすくなるんじゃ逆効果です。
やはり、良い事ばかりではないんですなぁ…。
人工甘味料といえば、カロリーが少なく、甘みは天然ものより高いってことで、素晴らしいもの扱いされてた部分もあるんですがねぇ〜。
こういった研究結果がある以上、院長的には、摂取しない方がいいんではと思ってしまいます。
なにより、たんぱく質が使われるというのはいただけない。
たんぱく質を使うといっても、そりゃ、栄養的に摂取したたんぱく質を利用するだけならまだしも、普通は筋肉を破壊し、たんぱく質を使いますからね。
つまり、一番やってはいけないダイエットになるわけですよ。
筋肉を落として、脂肪は残すと…。
これじゃ、いくら体重が減っても質量は下手したら増えてしまいます。
つまり、体重だけ落ちて、締まりのない身体が出来上がると…
ま、この研究が全てとは思いませんが、ハッキリ言えるのは、中度以上の糖尿病患者以外は、人工甘味料は取らない方が良いと思います。
あと、エビデンスはないですが、人工甘味料には中毒性があるって話もよく聞きますしね。
糖は、身体には絶対不可欠な栄養素ではありますが、一番「適量」を取らないと問題が起こる栄養素でもあります。
そこらへんをよく考えて、ご自身の栄養摂取に気をつけて下さいね。
夏はすぐそこですけど、とりあえず「痩せる」ってのはやめましょう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院