弘泉堂ブログ
弘泉堂鍼灸接骨院
その痛み…治せます!
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2017年06月28日 [からだのこと]

そら、脳もNO!!って言うと思うで(笑)

お疲れ様です。院長です。

6月28日水曜日でございます。

6月もあと少し、もうすぐ夏が来ますなぁ〜…

まだまだスカッととはいきませんが、夏が恋しい感じでございます。

てことで、夏前のこの嫌な季節、体調の変化には気をつけないとね。

てことで、昨日は人類の祖先についてお話しましたが、そこから考えるとすっごい未来なお話。

きっとギャートルズな時代の人類は、怪我をしても下手したら風邪をひいても死んでたでしょう。

まず、抗生物質的なものがありませんから、感染症に罹ると一発アウトですし、風邪系でも熱にやられる事は多かったと思われます。

医学という概念があったかどうかも分かりませんし、治すという行為が行われていたのかどうかもわかりません。

おそらくはなかったでしょう。

つまり、何か問題が起こったとしても、基本放置(笑)

自然治癒力に任せるしかない。

で、こんにちの最新のお話はというと…


アメリカ、フィラデルフィアのバイオテクノロジー企業バイオクオークは、脳死は人々が思っているような完全なる死ではないと信じているそうです。

脳をリセットすることができる薬剤を何度か投入すれば、患者は再生する可能性があると主張しています。
 
まず、死の定義ってとこを紐解く必要がありますが、少し前までは、人間は心拍機能が停止したら死亡だと言われていました。

しかし、医学の進歩で酸素を体に送り、主要な臓器を機能させ続けることができるようになりました。

ただし、脳だけはどうしてもだめで、今はほとんどの国で、脳幹機能の永久喪失を死と定義づけています。

因みに脳って一言で言っても、大脳、間脳、中脳、橋、小脳、延髄って言う風に分類されてまして、それぞれ役割が違ったり…

で、このうちの中脳、橋、延髄を「脳幹」て呼んでます。

で、この「脳幹」の機能が停止すると「死」と判断されるわけですね。

これは、基本的に「脳」には再生力がなく、一度機能が止まると復活しないという大前提があっての話ですよね。

この定説を覆そうとしてるのが、バイオクオークって企業なんですね。

なんでも、幹細胞を体内に注入すると脳をリセットできるということに着眼し、その効果を証明するために、バイオクオークはインドで一連の実験を行うと発表していました。

しかし、この計画はインドの医療研究委員会によって反対されたそうなんです。

まぁ、もっともな判断やね(笑)

やはり「脳」の再生となると、現在では「死」に関わることですし、そう簡単には実験すらできないでしょう。

それでもバイオクオークは諦めず、南米の某国で実験を行うと発表したんですって。


南米の某国…


いかにも怪しそう(笑)

で、バイオクオークのCEOと、共同研究者のインドの整形外科医は、まだ実験の詳細を発表していませんが、キャンセルされた実験の記録からすると、脳死を再生する彼らの方法はとても斬新と言えるそうです。

バイオクオークは、外傷性脳損傷で脳死を宣告された12歳から65歳の患者の脳をMRIで調べ、再生の可能性があるかを探りました。

その後、患者自身の血液から幹細胞を採取し、それを本人の体内に注入し直すと…

さらに、患者の脊髄にペプチドを投与し、レーザー照射や正中神経への刺激を15日間続けて、脳死から蘇生させようというのがこの実験のアウトラインです。

こう書くと何か成功しそうですけど、どうなんでしょう?

まったく想像もつきませんが、ひとつ問題はというと…


これ…

実験といっても、対象は「死体」なんですよね。


なので、国により法律も違うでしょうが、日本ならキチンとした理由がない限り、死体損壊って罪もありますしね〜。

この場合のキチンとした理由とは、行政的に命令される司法解剖などの場合を指します。

死因が分からないとか、事件性があるとか…

なので、こういった法律面で緩い南米の某国ってことなんでしょうね。

賛否を呼ぶであろうこの実験は、リアニマと呼ばれる人間の神経再生や神経復元という大々的なプロジェクトの一環ということなんだそうで、リアニマ・プロジェクトの使命は、脳死や回復の見込みのない昏睡状態の患者の臨床研究に重点をおいて取り組むことなんだって。

わたし的には、賛成する気にはなれませんが、こういったある種、強引すぎるやり方もないと、なかなか新しいことは起らないとも思います。

このプロジェクトいかんによっては、とりあえず人類の「死」に対する定義が変わる可能性があるわけです。

それを「延命行為」と呼ぶにしてもこの場合、「死んでいない事」が重要なポイントですから、そこから社会復帰とかって話は、さらに先の話ですからね。




この(実験を待っている)患者たちは、法律で定められた死の基準に最近適合しました。

つまり、死亡したわけですが、この実験のため、まだ生命維持装置をつけているそうです。


それは生きている死体ってことになりますよね(;'∀')


ではまた〜




nouneko




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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