2017年06月14日 [からだのこと]
Depression(鬱)
お疲れ様です。院長です。
6月14日水曜日でございます。
6月もあっちゅう間に半分過ぎようとしてんですが、あれ…
梅雨っぽくないなぁ〜…
ま、このまま「夏!」なんてあり得ないし、どうせもうすぐ急にくるよ。
そう。ジメジメとやる気の出ない日々が…(笑)
まぁやる気が出ねえから、やんねーって自由に生きれる人は良いとして、普通は個人のやる気に関わらず、やるべき事はのしかかってきます。
それが仕事だったり、家事だったり、子育てだったり…
でもやる気がしない。でもやらなきゃ…
ってな心の葛藤が誰にでもあるはずなんですが、その葛藤の中、やる気のなさが勝っちゃう事もあるわけです。
こういう何となくやる気がしねぇな…って小さな反抗から、最終的には何をする気も起きなくなる症状…
鬱病ってこんなやつ。
とにかく、やる気が削がれます。
最終的には、生きてくのも嫌になるというか、死にたいってことじゃなくて「生きる」ってことにやる気が起こらなくなる病気です。
近年、鬱病患者は増加傾向にありますし、もう特殊な病気とはいえなくなってきています。
一説には、30人に1人の罹患率とか…
てことは、クラスに1人以上…
学年で3〜4人。
まぁまぁ多いやろ?(笑)
つまり、誰にでも起こり得る可能性がある疾病といえるでしょう。
てことで、今日のネタに突入するわけですが、岡山理科大理学部の研究チームが、うつ病に特殊なタンパク質「HSP105」が関与していることをマウスを使った実験で明らかにしました。
この発見で、新たなうつ病の予防や治療法の開発につながる成果と期待されるということです。
これはちょっと意外だねぇ…
鬱病と言えば、精神的な要因からくる疾病ってイメージでしたけど、こういった他のものが関与してるという事は、精神的なことだけが原因じゃないかもしれないわけだよね…
研究チームは、体内の至る所に存在し、傷付いたタンパク質を修復したり、細胞を保護したりするタンパク質群が、鬱病に関わっているとみて研究をすすめました。
熱などのストレスによって増える「熱ショックタンパク質(HSP)」と呼ばれるタンパク質群で、他のマウスから攻撃を受けストレスで鬱状態になったマウスを使って関連性を調べましたとさ。
その結果、うつ状態のマウスでは多くの種類があるHSPのうち「105」というタイプが脳内の一部で減少していたと…
んん〜…
つまり、鬱病になると、HSP105が減ってしまうと…
そして、HSPを増やす働きを持つ胃薬を経口投与すると、うつ症状の特徴である攻撃マウスに対する行動力の低下を抑えることができたそう…。
ということは、HSP105がやはり鍵だね。
このタンパク質が減るから鬱病になるのか、鬱病になると減るのか…
まだまだ謎は山積ですが、とにかくキッカケは掴めたのかもしれません。
さらに、HSP105は、鬱病など脳の神経疾患に関与することが知られている「脳由来神経栄養因子(BDNF)」というタンパク質の量を増やすことで、うつ症状を抑えている仕組みも突き止めたそう。
研究チームは「既存薬であれば新薬の開発に比べて実用化へのハードルは低い。類似薬に同様の効果があるかや、どのような原因によるストレスに対して有効かなど、検討を重ねたい」と話しています。
まぁ、既存の胃薬で鬱病に効果があるとは思えませんが、これをとっかかりに新しい治療法なんかが見つかるといいねぇ…
日本ではまだまだ馴染みが薄いと言える、鬱病に代表される精神疾患ですが、欧米では普通にクリニックが点在し、風邪ひいた〜レベルで精神科、もしくは心療内科に通います。
それだけ心の病に対して、日本より進んでるわけで、それが治療に大きな影響を与えてると思います。
つまり、日本じゃまだまだ「精神疾患」=おかしい病気って図式が少なからず残ってますから、カミングアウトする勇気が必要だったり…
そうなると、治療に対しても積極的ではなくなりますし、周りのサポートも得にくいですから…
鬱病に限らず、精神疾患に関しては、周りのサポートなしでは完治は難しいと言われています。
周りの理解を得るという意味も込めて、もう少し我々も理解を深める必要があるかもしれませんねぇ…
「なんかやる気でないんだよね」
ってわたしの周囲の人が言ってきたら…
「気合が足らん!」
って絶対言うてまうし(笑)
まずは病気を知ること。
これから始めましょう。
てことで、来週からイルネス辞典で鬱病を含む、精神疾患を取り上げていきたいと思います。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月14日水曜日でございます。
6月もあっちゅう間に半分過ぎようとしてんですが、あれ…
梅雨っぽくないなぁ〜…
ま、このまま「夏!」なんてあり得ないし、どうせもうすぐ急にくるよ。
そう。ジメジメとやる気の出ない日々が…(笑)
まぁやる気が出ねえから、やんねーって自由に生きれる人は良いとして、普通は個人のやる気に関わらず、やるべき事はのしかかってきます。
それが仕事だったり、家事だったり、子育てだったり…
でもやる気がしない。でもやらなきゃ…
ってな心の葛藤が誰にでもあるはずなんですが、その葛藤の中、やる気のなさが勝っちゃう事もあるわけです。
こういう何となくやる気がしねぇな…って小さな反抗から、最終的には何をする気も起きなくなる症状…
鬱病ってこんなやつ。
とにかく、やる気が削がれます。
最終的には、生きてくのも嫌になるというか、死にたいってことじゃなくて「生きる」ってことにやる気が起こらなくなる病気です。
近年、鬱病患者は増加傾向にありますし、もう特殊な病気とはいえなくなってきています。
一説には、30人に1人の罹患率とか…
てことは、クラスに1人以上…
学年で3〜4人。
まぁまぁ多いやろ?(笑)
つまり、誰にでも起こり得る可能性がある疾病といえるでしょう。
てことで、今日のネタに突入するわけですが、岡山理科大理学部の研究チームが、うつ病に特殊なタンパク質「HSP105」が関与していることをマウスを使った実験で明らかにしました。
この発見で、新たなうつ病の予防や治療法の開発につながる成果と期待されるということです。
これはちょっと意外だねぇ…
鬱病と言えば、精神的な要因からくる疾病ってイメージでしたけど、こういった他のものが関与してるという事は、精神的なことだけが原因じゃないかもしれないわけだよね…
研究チームは、体内の至る所に存在し、傷付いたタンパク質を修復したり、細胞を保護したりするタンパク質群が、鬱病に関わっているとみて研究をすすめました。
熱などのストレスによって増える「熱ショックタンパク質(HSP)」と呼ばれるタンパク質群で、他のマウスから攻撃を受けストレスで鬱状態になったマウスを使って関連性を調べましたとさ。
その結果、うつ状態のマウスでは多くの種類があるHSPのうち「105」というタイプが脳内の一部で減少していたと…
んん〜…
つまり、鬱病になると、HSP105が減ってしまうと…
そして、HSPを増やす働きを持つ胃薬を経口投与すると、うつ症状の特徴である攻撃マウスに対する行動力の低下を抑えることができたそう…。
ということは、HSP105がやはり鍵だね。
このタンパク質が減るから鬱病になるのか、鬱病になると減るのか…
まだまだ謎は山積ですが、とにかくキッカケは掴めたのかもしれません。
さらに、HSP105は、鬱病など脳の神経疾患に関与することが知られている「脳由来神経栄養因子(BDNF)」というタンパク質の量を増やすことで、うつ症状を抑えている仕組みも突き止めたそう。
研究チームは「既存薬であれば新薬の開発に比べて実用化へのハードルは低い。類似薬に同様の効果があるかや、どのような原因によるストレスに対して有効かなど、検討を重ねたい」と話しています。
まぁ、既存の胃薬で鬱病に効果があるとは思えませんが、これをとっかかりに新しい治療法なんかが見つかるといいねぇ…
日本ではまだまだ馴染みが薄いと言える、鬱病に代表される精神疾患ですが、欧米では普通にクリニックが点在し、風邪ひいた〜レベルで精神科、もしくは心療内科に通います。
それだけ心の病に対して、日本より進んでるわけで、それが治療に大きな影響を与えてると思います。
つまり、日本じゃまだまだ「精神疾患」=おかしい病気って図式が少なからず残ってますから、カミングアウトする勇気が必要だったり…
そうなると、治療に対しても積極的ではなくなりますし、周りのサポートも得にくいですから…
鬱病に限らず、精神疾患に関しては、周りのサポートなしでは完治は難しいと言われています。
周りの理解を得るという意味も込めて、もう少し我々も理解を深める必要があるかもしれませんねぇ…
「なんかやる気でないんだよね」
ってわたしの周囲の人が言ってきたら…
「気合が足らん!」
って絶対言うてまうし(笑)
まずは病気を知ること。
これから始めましょう。
てことで、来週からイルネス辞典で鬱病を含む、精神疾患を取り上げていきたいと思います。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院