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2017年03月30日 [色々なこと]

FOBO(Fear of a Better Option)

お疲れ様です。院長です。

3月30日木曜日です。

木曜日、休み明け…

でも頑張る(笑)

そろそろ桜も微妙に咲だし、わたしの生活圏内でも、何となく人出が激しくなってきた気がする春うらら。

にしちゃ、まだ寒いなぁ…

でも、今週末辺りから、花見も賑わいそうですよね。

一年で一番のんびりした感じの季節なんですが、実は春にはストレスが多いんですよ。

単純に花粉が飛ぶとかってこともありますけど、やはり「新」ってつくことが多い季節ですから…。

新学期、新年度とまぁ4月はスタートの月です。

そして、新しい事には当然期待もありますけど不安もある…

そして全てがうまくいくわけじゃ当然ありません。

そういった日々の中で、人間って生き物は常に「選択」をしながら生きてます。


例えば今日着る服や食べる物など個人的なことから、友人関係、恋人や夫婦関係、また組織内に所属しているのなら様々な業務にかかわることなどなど。

あまり考える時間がないのに決断を下した場合などは、本当にこれでよかったのかと悩んじゃったりしますよね。

ですが、数日もしくはもっと前に決めたことなのに、いつまでもそれでよかったのかとクヨクヨしてしまう、いつまでもそれをひきずってしまう…

これを、単なる優柔不断と切り捨ててしまうのは簡単ですが、そこにはこんな現象が隠れているんだぞって今日のネタ。

それは、FOBO(Fear of a Better Option)と言って、まぁ簡単に言えば、自分が良い選択をしなかったことを過剰なまでに恐れることを指すんですって。

最新の研究によれば、完璧な選択を過度に求めような人に一般的な現象で、こうなると選ばなかった選択肢についていつまでも気に病むようになると…

FOBOは不満や後悔を抱かせ、そして決断の結果ではなく、決断のプロセス自体が健康や幸福感に悪影響を与えるようになるという、また新種(笑)の精神的状態のようですな。


これは、カナダのウォータールー大学の研究チームが一連の実験を実施し、予備軍タイプの人を調査しました。

この場合の予備軍とは、意思決定の際、絶対的に最高の選択肢を見つけるために広範な調査を行う人(笑)だそうです。

絶対的に最高の選択肢を見つけるために広範囲な調査…

かなり大層な言い回しですが、結構身近なところで、例えばランチを注文するためにメニューを3回読み返したり、旅行先を決めるために世界中のあらゆる旅先を検討したりするって事のようです。

まぁ、確かに周りから見てこの「決めきれないタイプ」の人って確かにいますよね。

食事一つとっても、なかなかメニューを決められない、もっと言えば食後に、紅茶を飲むのか、コーヒーを飲むのかでも迷ってしまうタイプ。

わたしなんか、真逆ですぐに何でもいいわ。って思っちゃう(笑)

よくある「今日、何が食べたい?」→「なんでもいいわ」ってヤツ(笑)

女性うけはかなり悪いです(笑)


てな、ことは置いておいて人は決断する決め手となるものが各々あって、それによりタイプ分け出来ると…

まずは「プロモーション重視」タイプ。

このタイプは、経済的・社会的なことなど、最大の利得が得られる選択を求めるわけです。

まぁ、比較的簡単ですよね。要するにどっちが(自分にとって)より得かで判断するわけです。

実験では、このタイプの人はかなり決断が速く、その選択に満足し、後悔することも少ないことが明らかになっているんだって。

なるほど。

これは選択的にも良くあると思います。

主婦の方なんて、野菜やお肉を買う時、こうやって決めてんじゃないんですかね?

量と質のバランスと、目的に応じて一番のものを選ぶと…


また別のタイプが「評価重視」タイプだそうです。

選択肢を吟味し、他人ならどうするだろうか、友達にどう見えるだろうかといった様々な要素を考慮してしまいます。

このタイプは選択肢を何度も何度も検討し、すでに捨てたはずの選択肢も反芻するっていう、軽い無限ループにはまります(笑)

こういった人の思考は「正しいことが分かるまで何もしたくない」という感覚なんだそうで、常に正解を求めてしますわけですね。

しかも、たちの悪い事に、この決定に他人の情報が入ってくることですね。

つまり、人がどう思うかとかそれこそ、先ほどの主婦の買い物の例でも、これを買って夫は、子供はどう思うかとか…

こっちのタイプがいわゆるFOBOになりやすいわけですな。

もちろん、役に立つときもありますけど、いつまでも評価を繰り返して、決断できない状態に陥ってしまうわけですから、本人的にもしんどいよね。

しかも、こうした習慣があると、実際に選んだ選択を楽しめなくなるばかりか、うつや物事の先延ばしにもつながります。

確かに人間、決めれないと前には進めませんよね。

決断する。決めるって感覚から、そこを継続しよう、頑張ろうってなるもんですもんねぇ…

つまり、決めたことにいつも不満を感じたり、後悔していたりすると、人生の満足感が低下するといった非常に悪い影響が出てしまうわけですね。


では、どうすればFOBOを避けられるでしょう?

以下にその方法が記されてますので、まぁ参考程度に見てみて下さいよ。


1.消去法を使用する

決断するときはあらゆる選択肢を導き出す。そして良くないと思ったものを外していく。そのときに役に立つのは自分の直感です。なんとなくいやが予感がするという感覚はわりとあてになる。

分かる分かる。わたしなんか、基本直感(笑)てか感性で選んでしまったりするもんで、逆に後悔しますけど(笑)


2.評価基準を作り一度選んだらあとは忘れる。

★5つ評価などの「十分満足できる」の基準を採用してみましょう。満足できる最低基準を考えて、それを上回る選択肢を探すと…

そして、それを選んだらあとは忘れましょう。決定を単純化すれば、もっと重要なことに時間を使うことができますからね。

これも大事ですね。最低限これって基準があれば、それに満たない場合、削除対象にすればいいんですから…


3.決断までの時間制限をもうける

それでもダメなら、制限時間を設けてみましょう。もっといい選択があるはず、とできるだけ決定を遅らせようとする傾向があるようですから…

一見、スマートに思えるが、それは彼らが「でももし?」と考え続け、堂々巡りを繰り返しているということですからね〜。

例えば「旅行のツアーについて30分だけ調べる」といった具合に決めてしまう。そしてその制限時間内で最良のチケットを購入し、次のことを行うと…

意思決定においては、時間もまたコストですからね〜。その時間はもっと大切なことを決定するために使うべきって考えやね。
 

とまぁ、こんな感じなんですが悩もうが悩むまいが、結果って結局後悔する時はしますよね?

どんな考え方をしたって、その「決断」が最良かどうかなんて、誰にも分からないですし、きっと答えは出ないですよ。

でも、一番大事なのは、自分の決断について、ずっと気分良くいられることでしょ。

決断をするということは覚悟を決めるということですから、そこは気分よくいかないと…

例え最良の選択ではなかったとしても悔やんでいる時間はもったいないのかもしれませんよね。

なぜなら人生は選択の連続で、次に決断しなければならないことはもう目の前に来てますから…

考えすぎず考える…

なかなか奥が深くて、難しい問題ですけどここをうまくクリアする人って、とにかく幸せを感じやすいんじゃないですかね。

だって、幸せかどうかなんて他人が評価することじゃないですからね〜。

って、今日はなかなかなお話でした。

では、今日も一日みなさん、サクサク決断して下さい。

ではまた〜





yu





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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