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2017年02月07日 [動物のこと]

ブタに真珠って聖書の一節なんやって。

お疲れ様です。院長です。

2月7日火曜日です。

早いもんで、2月も1週間過ぎました。

今月は4週間ちょうどしかないんで、なおさら焦りますな。

そして、もうすぐ春です。

春と言えば、新シーズン。

就職だったり、進学だったり環境がコロッと変わったりします。

今日は、そんな「新しい」のこれ以上ないバージョン。

新しい「生命体」についてのお話…。


人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)をブタの受精卵などに入れ、人間の細胞が入ったブタの胎児を作ることに初めて成功したとする研究成果を、米カリフォルニア州のソーク研究所などのチームが発表した。

なんて?

ブタに人間のiPS細胞?

ブタの体内で人間の臓器を作り、移植する医療の実現につながる成果ということらしいですが、倫理的な問題もはらんでおり、議論を呼びそうだと…。

そらそやろ。

絶対アカンやつ。

しかも、議論を呼びそうって、もう作ってるやん…

もはや、ブタとも言い難い、人間の細胞を合わせ持ってしまった「実験動物」をついに作ってしまったんだねぇ…

そりゃ、医療の進歩、発展等に動物実験は欠かせないと思います。

そこを無視して、こういった論争を展開するわけにはいかないのも重々分かったうえで、これはアカンて。

動物実験、食肉等において生命を絶つ行為自体にも問題はあると思います。

ですが、これはある意味、自然の定理というか人間が、他の動物より優ってるってだけのことですから、まだ筋は通ってる気がするんですよね。

自然界でも、強いものが弱いものを支配、つまり食すわけですから、人間を超える生物が出た場合、人間も餌になるってのが「進撃の巨人」のテーマだったり…

あるかないかは別として、人間より圧倒的に強い生物が現れて、人間はエサにされてるわけですからね。

ですから、食肉や実験動物という事に関しては、わたしなりの見解ですが「人間の勝ち」ですから、仕方ないと思います。

ま、これと動物虐待とか、毛皮や象牙やべっ甲なんかの乱獲とは、少し論点が違いますからそれも置いておいて…


造ったらアカンやろ?

まぁ、これも例えば愛玩動物用の犬種だったり、ハイブリッドされた競走馬だったりってある意味「製作」(制作か?)されてはきましたが、これも一線は超えてないはず。

つまり、良い馬の遺伝子を受け継がせ続け、さらに良い馬にするってだけですから、ここには自然界でも起こりうる可能性の中で、多少操作したに過ぎないと思います。

ま、ここにも論争の種はあるとは思いますが…

ですが、今回のブタはもはや「ブタ」ではない。

人間の細胞が1つでもある時点で、生物学的には「ブタ」ではなく、新しい動物になったわけでしょ?

アカン気がするなぁ…


この論文は米科学誌「セル」に掲載されたそうです。

ま、もちろん読んでませんが…(笑)

研究チームは、人間のiPS細胞を注入したブタの受精卵など1466個を、41匹のブタの子宮に戻し、3〜4週間成長させたところ、186個が成長して胎児となったそうです。

そして、その中の67匹の胎児で人間の細胞が見つかったと…。

ただし研究者によると、数はブタの細胞10万個あたり人間の細胞1個以下で、ごく少ないという話。


割合の問題じゃない気がする(笑)

ま、倫理的な部分を一旦置くとすれば、1個でも細胞が生きたのなら、そんなもんもう人間の知恵にかかれば、アッちゅうまに「ブタ人間」(半々位のね)を作っちゃうよ。

で、そのブーちゃんは、人間に臓器を提供するためにこの世に生まれて死んでいくんやで?

いくらなんでも酷すぎひんかなぁ…

と思うのは私だけでしょうか…


人間の「生」に対する貪欲さは、本当にすごいと思います。

いや、もはや「生」に対するというより、いかに「死」を遠ざけるか…

ここに、何かロマンを感じてしまってる人達がいるんでしょうね。


生命の創造は、神様しかしちゃいけないと思うんやけどねぇ…


てな、感じでこういったネタを発見すると、必ずいちゃもんつけますがこういった一人一人の言葉が、何かを変えたりするんやけんね。


ではまた〜




koban



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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