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2025年04月22日 [からだのこと]

クルミと脳

お疲れ様です。院長です。

4月22日の火曜日でございます。

何でも今日は「ダイヤモンド原石の日」なんだそうですよ。

では元気にネタいきましょう。

朝食にクルミを食べると認知能力が向上することが明らかになったそうです。

クルミの実って人間の脳みそに似てるんで、脳に効く気はしてたんですが、科学的にその効果が実証されたそうです。

いつもの朝食に、一握りのクルミ(約50g)をプラスするだけで、認知能力がアップすることが、英国レディング大学をはじめとする栄養学者チームの研究で明らかとなりました。

クルミには、「オメガ3脂肪酸」や「フラボノイド」など、脳に大切な栄養が豊富に含まれています。

こうした栄養が脳の注意力や記憶力を活性化してくれるんです。

18〜30歳の成人31名を対象とした今回の研究では、彼らにクルミ入りの朝食と、クルミなしの朝食を食べてもらい、その日一日の認知機能がテストされました。

朝食のメインは、シリアルとヨーグルトを混ぜたもので、ここに砕いたクルミ50gが入れられました。

クルミなしの朝食は、そのカロリー分がバターで補われ、カロリーや量はほぼ変わらないものが供されました。

その後、3度にわけて参加者の脳の実行機能や記憶力をテストしました。

すると、クルミ入り朝食を食べたときは、注意や作業の切り替えなどの反応が素早く、脳の処理速度や効率がアップしていることが確認されたそうなんです。

こうした脳のブースト効果は、脳波からも確認されています。

クルミを食べた参加者は、アルファ波・デルタ波・シータ波といった、注意力や記憶力に関連する脳波が活発になっていたんです。

こうしたクルミの脳力ブースト効果は、そこに豊富に含まれるオメガ3脂肪酸・タンパク質/ペプチド・フラボノイド(ポリフェノールの一種)などのおかげであると、研究チームは考えています。

実際、血液検査の結果からは、クルミを食べると脂肪酸やブドウ糖のレベルに好ましい変化があることも確認されています。

ただし記憶力に関しては、ちょっとだけ注意が必要であるようです。

というのも、クルミを食べてしばらくは記憶力が若干低下する可能性もあるんだとか…。

今回の実験で、朝食を食べて2時間後に行われた記憶力テストでは、クルミを食べなかったときの方がわずかに良好な結果が出ているそうです。

ところが時間が経つと、だんだんとブースト効果が現れ、6時間が経過する頃には、クルミを食べたときの方が優れた記憶力を発揮することができました。

いずれにせよ、全体的に見ればクルミが認知機能をアップしてくれることは確かで、レディング大学のクレア・ウィリアムズ教授は、「クルミが脳補助食品として有効であるという根拠を補強するもの」と、ニュースリリースで述べています。

栄養バランスに富んだ食事が、認知機能をアップしてくれるのは、ある意味当然のことです。

とりわけナッツ類は、脳の健康にいい栄養を豊富に含んでいることで知られています。

それを食べるだけでうつ病患者の気分が改善したり、なんと男性の生殖機能も強化してくれるそうですよ。

だから普段クルミを食べない人でも、ここぞというときは、クルミ入りの朝食を食べてみたらどうでしょう?


きっといつもより冴えた頭でテストに臨めるようになるはずです。

ただし記憶力に関しては6時間後だそうなんで、本当にテスト前なんかの場合、考えて食していただく必要はありますけどね。

やっぱクルミの実の形やシワが人間の脳みそに似ているのは、こういう理由からなのかも…。

とか、勝手に思ってる院長でございました。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨


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