
2025年03月18日 [色々なこと]
月の欠片ミニムーン
お疲れ様です。院長です。
3月18日の火曜日でございます。
なんでも今日は「明治村開村記念日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
2024年の9月から11月まで、地球には2つの月のようなものが存在していました。
その正体は「2024 PT5」と呼ばれる小惑星なんですが、すでに月が起源である説も浮上していました。
そしてNASAの最新研究によると、やはりこのミニムーンは、本当に月の一部であることがわかったそうです。
大規模な衝突によって数千年前に月の表面から分離したという事らしいです。
2024 PT5が発見されたのは、2024年8月7日のことで、長さ約10mの天体が、9月29日から11月25日まで、約2ヶ月の間、地球の周りを周回していたのが発見されました。
このように一時的に地球の重力に捕まり、1年に満たない短期間だけ地球の衛星になる天体を「ミニムーン」というそうです。
ミニムーンは、恒久的に地球を公転するわけではなく、一定期間後に軌道を離れて再び宇宙空間へと戻っていく特徴があります。
発見されたと言っても、小さな天体であるために、地上から肉眼で2024 PT5を眺められたわけではありません。
ですが望遠鏡による観測では、その光が月の特徴とよく似ており、本当に月の一部だったのではないかと推測する天文学者もいました。
天体に隕石が衝突すると、その破片が弾き飛ばされることがあるからです。
今回、米国ローウェル天文台のテディ・カレタ氏をはじめとする天文学者チームによって、2024 PT5が月起源であることが、改めて裏付けられたわけです。
その証拠は、まずミニムーンの光の特徴です。
研究チームは、、アリゾナ州にある「ローウェル・ディスカバリー望遠鏡」と、ハワイの「NASA赤外線望遠鏡施設( IRTF)」を使って詳細な観測を行い、地球に落下した隕石や人工的に作られた物質のデータと比較しました。
その結果、2024 PT5と最も近い特徴を示したのは、アポロ14号が持ち帰った月の高地(Lunar Highlands)の岩石だったそうです。
決定的だったのは、その成分がシリケート鉱物(ケイ酸塩鉱物)に富んでいたことでした。
これは一般的な小惑星には見られなく、月の岩石には含まれているものでした。
地球周辺には、過去の宇宙ミッションで打ち上げられたロケットの残骸や、その他の宇宙ゴミが漂っています。
そこで研究チームは、2024 PT5が人工物ではなく本物の天体であることを証明するために、太陽光からの放射圧による影響を調べました。
宇宙を漂う物体に光子が当たれば、その圧力でわずかに速度が変化します。
もしもその物体が、人工物ならば、まるで風に揺れる空き缶のように動きます。
ですが天然の小惑星はずっと密度が高いため、それほど影響されないそうなんです。
NASAのジェット推進研究所(JPL)のオスカー・フエンテス=ムニョス博士によると、「人工物は軽量であるため、太陽光の圧力によって大きく影響を受けます。
一方で、小惑星のような天然の岩石ははるかに密度が高く、影響を受けにくい」と説明しています。
この分析により、2024 PT5が人工の宇宙ゴミではなく、自然に存在する天体であることが確定しました。
こうしたことから、2024 PT5はもともと月の一部だったが、月面に小惑星などが衝突したことで弾け飛んだ破片だろうと、研究チームは結論づけています。
なお月起源と考えられる小惑星は、2024 PT5が初めてではありません。
2016年に発見された「カモオアレワ小惑星(Kamo’oalewa)」は、地球に似た軌道で太陽を周回しており、もともと月の一部で、月の裏側にあるクレーターから飛び出したと考えられています。
さらに、研究チームは、現在知られている地球近傍小惑星のうち少なくとも16個が月由来である可能性があると指摘しています。
もしこの仮説が正しければ、月から飛び出した小惑星の数は私たちが考えているよりもはるかに多いかもしれません。
いやー月の破片が地球の周りを回ってたんですねぇ…。
何ともロマンチックな話じゃないですか。
ま、見えないんですから何も分かりませんけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨
3月18日の火曜日でございます。
なんでも今日は「明治村開村記念日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
2024年の9月から11月まで、地球には2つの月のようなものが存在していました。
その正体は「2024 PT5」と呼ばれる小惑星なんですが、すでに月が起源である説も浮上していました。
そしてNASAの最新研究によると、やはりこのミニムーンは、本当に月の一部であることがわかったそうです。
大規模な衝突によって数千年前に月の表面から分離したという事らしいです。
2024 PT5が発見されたのは、2024年8月7日のことで、長さ約10mの天体が、9月29日から11月25日まで、約2ヶ月の間、地球の周りを周回していたのが発見されました。
このように一時的に地球の重力に捕まり、1年に満たない短期間だけ地球の衛星になる天体を「ミニムーン」というそうです。
ミニムーンは、恒久的に地球を公転するわけではなく、一定期間後に軌道を離れて再び宇宙空間へと戻っていく特徴があります。
発見されたと言っても、小さな天体であるために、地上から肉眼で2024 PT5を眺められたわけではありません。
ですが望遠鏡による観測では、その光が月の特徴とよく似ており、本当に月の一部だったのではないかと推測する天文学者もいました。
天体に隕石が衝突すると、その破片が弾き飛ばされることがあるからです。
今回、米国ローウェル天文台のテディ・カレタ氏をはじめとする天文学者チームによって、2024 PT5が月起源であることが、改めて裏付けられたわけです。
その証拠は、まずミニムーンの光の特徴です。
研究チームは、、アリゾナ州にある「ローウェル・ディスカバリー望遠鏡」と、ハワイの「NASA赤外線望遠鏡施設( IRTF)」を使って詳細な観測を行い、地球に落下した隕石や人工的に作られた物質のデータと比較しました。
その結果、2024 PT5と最も近い特徴を示したのは、アポロ14号が持ち帰った月の高地(Lunar Highlands)の岩石だったそうです。
決定的だったのは、その成分がシリケート鉱物(ケイ酸塩鉱物)に富んでいたことでした。
これは一般的な小惑星には見られなく、月の岩石には含まれているものでした。
地球周辺には、過去の宇宙ミッションで打ち上げられたロケットの残骸や、その他の宇宙ゴミが漂っています。
そこで研究チームは、2024 PT5が人工物ではなく本物の天体であることを証明するために、太陽光からの放射圧による影響を調べました。
宇宙を漂う物体に光子が当たれば、その圧力でわずかに速度が変化します。
もしもその物体が、人工物ならば、まるで風に揺れる空き缶のように動きます。
ですが天然の小惑星はずっと密度が高いため、それほど影響されないそうなんです。
NASAのジェット推進研究所(JPL)のオスカー・フエンテス=ムニョス博士によると、「人工物は軽量であるため、太陽光の圧力によって大きく影響を受けます。
一方で、小惑星のような天然の岩石ははるかに密度が高く、影響を受けにくい」と説明しています。
この分析により、2024 PT5が人工の宇宙ゴミではなく、自然に存在する天体であることが確定しました。
こうしたことから、2024 PT5はもともと月の一部だったが、月面に小惑星などが衝突したことで弾け飛んだ破片だろうと、研究チームは結論づけています。
なお月起源と考えられる小惑星は、2024 PT5が初めてではありません。
2016年に発見された「カモオアレワ小惑星(Kamo’oalewa)」は、地球に似た軌道で太陽を周回しており、もともと月の一部で、月の裏側にあるクレーターから飛び出したと考えられています。
さらに、研究チームは、現在知られている地球近傍小惑星のうち少なくとも16個が月由来である可能性があると指摘しています。
もしこの仮説が正しければ、月から飛び出した小惑星の数は私たちが考えているよりもはるかに多いかもしれません。
いやー月の破片が地球の周りを回ってたんですねぇ…。
何ともロマンチックな話じゃないですか。
ま、見えないんですから何も分かりませんけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨