
2025年03月16日 [からだのこと]
(420)サンデーイルネス(仮)新生児嘔吐について
お疲れ様です。院長です。
3月16日のサンデーイルネスでございます。
3月も折り返しを過ぎ、後半戦に突入ですね。
何でも今日は「国立公園指定記念日」なんだそうですよ。
1934年(昭和9年)のこの日、内務省が、瀬戸内海・雲仙・霧島の3ヵ所を国立公園に指定し、日本初の「国立公園」(national park)が誕生した日なんだそうです。
つまり、この3つが最初の国立公園って事になりますな。
これよりも前の1932年(昭和7年)10月8日、前年1931年(昭和6年)に施行された「国立公園法」(自然公園法の前身)に基づいて、国定公園12ヵ所(大雪山・阿寒・十和田・日光・富士・日本アルプス・吉野熊野・瀬戸内海・伯耆大山・阿蘇・雲仙・霧島)が選定されており、10月8日は「国立公園制定記念日」となっているそうです。
また、「自然公園法」は1957年(昭和32年)7月21日に制定され、7月21日は「自然公園の日」となっているんだそうですよ。
まぁ、ややこしい(笑)
国立公園は日本の風景を代表する自然の景勝地であり、自然公園法に基づき、その保護と利用促進を図る目的で環境大臣が指定した自然公園です。
国定公園が都道府県に管理を委託されるのに対し、国立公園は国(環境省)自らが管理します。
日本の国立公園の面積の約60%が国有地なんだそうです。
つまり、40%民間のものなのね。
ま、そんなに興味ないけど(笑)
では本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「新生児嘔吐」について解説していきたいと思います。
嘔吐は新生児期にはよくみられる症状で、大部分が一過性で回数も少なく、自然におさまります。
しかし、脱水、電解質異常や誤嚥性(ごえんせい)肺炎などを併発する可能性があること、また、嘔吐を来す原因疾患が隠れている場合があることから、対応は慎重に行わなければなりません。
消化管の器質的・機能的異常(初期嘔吐、消化管閉鎖・狭窄(きょうさく)、ヒルシュスプルング病、壊死性(えしせい)腸炎、腸回転異常症、胃食道逆流症など)、中枢神経系の異常(頭蓋(ずがい)内出血、脳浮腫(のうふしゅ)、水頭症(すいとうしょう)など)、感染症、各種の代謝異常症(副腎性器(ふくじんせいき)症候群や他の先天性代謝異常症、低血糖など)、ミルクアレルギー、授乳過誤(過剰授乳、空気嚥下症(えんげしょう)、排気不良など)、激しい咳(せき)など、多くの原因があります。
生理的嘔吐と病的嘔吐の見極めが大切になります。
授乳前から頻回に嘔吐する場合、体重減少・脱水を認める場合、排便不良や腹部膨満(ぼうまん)を伴う場合、胆汁性嘔吐、発熱や活気のなさなど嘔吐以外の症状を合併した場合には、病的嘔吐が疑われます。新生児期には、脱水症による黄疸(おうだん)の増悪(ぞうあく)にも注意が必要です。
嘔吐が現れた時期と持続期間、吐いた物の性状・量、嘔吐以外の症状、妊娠分娩歴などが診断の参考になります。
血液学検査、血液生化学検査(感染所見、血糖、電解質、アンモニア他の生化学所見)、血液ガス分析、尿検査、細菌培養などとともに画像診断が重要です。
胸・腹部X線検査は必須で、エコー(超音波)、消化管造影、CT、MRI検査も症状に応じて必要になります。
生理的嘔吐では腸管栄養を続けながら経過をみます。
病的嘔吐の場合には、腸管の安静とともに輸液を含めた全身管理が必要です。
さらに、外科的疾患の場合は手術が、中枢神経疾患、感染症、代謝異常症では原因疾患に対する治療が必要です。
全身状態が良好で、頻度・量が少なく、吐いた物の性状もミルクの残りかすのような物であれば、生理的嘔吐の可能性が高いと思われます。
しかし、それ以外の場合には病的嘔吐が疑われるため、小児科医の診察を受けてください。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨
3月16日のサンデーイルネスでございます。
3月も折り返しを過ぎ、後半戦に突入ですね。
何でも今日は「国立公園指定記念日」なんだそうですよ。
1934年(昭和9年)のこの日、内務省が、瀬戸内海・雲仙・霧島の3ヵ所を国立公園に指定し、日本初の「国立公園」(national park)が誕生した日なんだそうです。
つまり、この3つが最初の国立公園って事になりますな。
これよりも前の1932年(昭和7年)10月8日、前年1931年(昭和6年)に施行された「国立公園法」(自然公園法の前身)に基づいて、国定公園12ヵ所(大雪山・阿寒・十和田・日光・富士・日本アルプス・吉野熊野・瀬戸内海・伯耆大山・阿蘇・雲仙・霧島)が選定されており、10月8日は「国立公園制定記念日」となっているそうです。
また、「自然公園法」は1957年(昭和32年)7月21日に制定され、7月21日は「自然公園の日」となっているんだそうですよ。
まぁ、ややこしい(笑)
国立公園は日本の風景を代表する自然の景勝地であり、自然公園法に基づき、その保護と利用促進を図る目的で環境大臣が指定した自然公園です。
国定公園が都道府県に管理を委託されるのに対し、国立公園は国(環境省)自らが管理します。
日本の国立公園の面積の約60%が国有地なんだそうです。
つまり、40%民間のものなのね。
ま、そんなに興味ないけど(笑)
では本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「新生児嘔吐」について解説していきたいと思います。
嘔吐は新生児期にはよくみられる症状で、大部分が一過性で回数も少なく、自然におさまります。
しかし、脱水、電解質異常や誤嚥性(ごえんせい)肺炎などを併発する可能性があること、また、嘔吐を来す原因疾患が隠れている場合があることから、対応は慎重に行わなければなりません。
消化管の器質的・機能的異常(初期嘔吐、消化管閉鎖・狭窄(きょうさく)、ヒルシュスプルング病、壊死性(えしせい)腸炎、腸回転異常症、胃食道逆流症など)、中枢神経系の異常(頭蓋(ずがい)内出血、脳浮腫(のうふしゅ)、水頭症(すいとうしょう)など)、感染症、各種の代謝異常症(副腎性器(ふくじんせいき)症候群や他の先天性代謝異常症、低血糖など)、ミルクアレルギー、授乳過誤(過剰授乳、空気嚥下症(えんげしょう)、排気不良など)、激しい咳(せき)など、多くの原因があります。
生理的嘔吐と病的嘔吐の見極めが大切になります。
授乳前から頻回に嘔吐する場合、体重減少・脱水を認める場合、排便不良や腹部膨満(ぼうまん)を伴う場合、胆汁性嘔吐、発熱や活気のなさなど嘔吐以外の症状を合併した場合には、病的嘔吐が疑われます。新生児期には、脱水症による黄疸(おうだん)の増悪(ぞうあく)にも注意が必要です。
嘔吐が現れた時期と持続期間、吐いた物の性状・量、嘔吐以外の症状、妊娠分娩歴などが診断の参考になります。
血液学検査、血液生化学検査(感染所見、血糖、電解質、アンモニア他の生化学所見)、血液ガス分析、尿検査、細菌培養などとともに画像診断が重要です。
胸・腹部X線検査は必須で、エコー(超音波)、消化管造影、CT、MRI検査も症状に応じて必要になります。
生理的嘔吐では腸管栄養を続けながら経過をみます。
病的嘔吐の場合には、腸管の安静とともに輸液を含めた全身管理が必要です。
さらに、外科的疾患の場合は手術が、中枢神経疾患、感染症、代謝異常症では原因疾患に対する治療が必要です。
全身状態が良好で、頻度・量が少なく、吐いた物の性状もミルクの残りかすのような物であれば、生理的嘔吐の可能性が高いと思われます。
しかし、それ以外の場合には病的嘔吐が疑われるため、小児科医の診察を受けてください。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨