
2025年02月09日 [からだのこと]
(415)サンデーイルネス(仮)急性うっ滞性乳腺炎について
お疲れ様です。院長です。
2月9日のサンデーイルネスでございます。
2月9日で、「肉の日」かと思いきやそうではなく、「服の日」なんだそうですよ。
さらに今日は、今日は「漫画の日・治虫忌」なんだそうです。
これは、漫画家、作家、アニメーターの手塚治虫先生の忌日にちなんでおり、この日は「治虫忌」とも呼ばれてるそうです。
関連する記念日として、7月17日も「漫画の日」となっています。
また、国民の祝日「文化の日」と手塚治虫の誕生日に由来して11月3日は「まんがの日」、日本初の少年向け週刊誌『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』が発刊された日に由来して3月17日は「漫画週刊誌の日」となってるんだそうです。
と、突然手塚治虫先生ネタがきましたが、我々世代でも、ちょっとリアルタイムよりずれてる作家さんなので、もう今の若い人は知らなくても不思議はないでしょうね。
漫画って文化もこれからどうなるか分かりませんしねぇ。
そんな2月9日、まだまだ寒いですが、これから徐々に暖かくとまではいきませんが、寒さが和らぐ日も出てきますよね。
そんな春が待ち遠しい、日々ですが、ボチボチ本題に行きましょう。
今日のイルネス辞典は、「急性うっ滞性乳腺炎」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かといいますと、授乳期に乳腺内に乳汁がたまって起こります。
適切な処置をしないと化膿性(かのうせい)乳腺炎に移行するおそれがあります。
では、原因は何かということですが、乳児が十分に乳汁を吸飲しない、「陥没乳頭」など乳頭の発達が悪くて授乳の障害になるなどの原因で、乳腺内に乳汁がたまり(うっ滞)、乳房の腫大や疼痛を訴えるに至ったものです。
授乳期の乳汁分泌量が乳児の吸飲量より多いことが原因になります。
では、症状の現れ方ですが、乳房が大きく腫大し、乳房皮膚の静脈の拡張、青黒い色調などが認められ、乳房の緊満感(きんまんかん)(張った感じ)、疼痛を感じます。乳頭からは乳汁が漏出します。発熱などの全身症状は軽度です。
通常は授乳期であること、乳児の乳汁吸飲量が少ないことを参考にし、臨床所見のみで診断は可能です。
時には、授乳期の乳がんとの区別が難しいこともあります。
うっ滞性乳腺炎の場合には、乳汁を絞り出すと乳房腫大などの症状はほとんどなくなりますが、授乳期の乳がんでは腫瘤が消えることはありません。
また、どうしても区別がつかない場合には、超音波検査や針生検などによって乳がんでないことを確認します。
授乳期なので、乳房の圧迫を必要とする乳腺X線撮影は困難です。
超音波検査は苦痛がないので有用です。
うっ滞性乳腺炎の場合には、拡張した乳管が乳腺全体に観察できます。
また、明らかな腫瘤(しゅりゅう)はありません。
では肝心の治療の方法ですが、乳汁のうっ滞を解消するために搾乳(さくにゅう)します。
局所治療としては、乳房を冷やす(冷罨法(れいあんぽう))のも有効です。
乳頭に問題がある場合には、乳頭をつまみ出すように努力して赤ちゃんの乳汁吸飲を促します。
赤ちゃんが乳汁をまったく吸飲しようとしないのであれば、冷罨法か薬物により乳汁分泌を止め、授乳をあきらめざるをえません。
病気に気づいたら、助産師や産科医師と相談し、赤ちゃんの乳汁吸飲を促す努力をします。
乳汁うっ滞がどうしても解消されないのであれば、乳汁分泌を止める処置をしてもらいます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月9日のサンデーイルネスでございます。
2月9日で、「肉の日」かと思いきやそうではなく、「服の日」なんだそうですよ。
さらに今日は、今日は「漫画の日・治虫忌」なんだそうです。
これは、漫画家、作家、アニメーターの手塚治虫先生の忌日にちなんでおり、この日は「治虫忌」とも呼ばれてるそうです。
関連する記念日として、7月17日も「漫画の日」となっています。
また、国民の祝日「文化の日」と手塚治虫の誕生日に由来して11月3日は「まんがの日」、日本初の少年向け週刊誌『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』が発刊された日に由来して3月17日は「漫画週刊誌の日」となってるんだそうです。
と、突然手塚治虫先生ネタがきましたが、我々世代でも、ちょっとリアルタイムよりずれてる作家さんなので、もう今の若い人は知らなくても不思議はないでしょうね。
漫画って文化もこれからどうなるか分かりませんしねぇ。
そんな2月9日、まだまだ寒いですが、これから徐々に暖かくとまではいきませんが、寒さが和らぐ日も出てきますよね。
そんな春が待ち遠しい、日々ですが、ボチボチ本題に行きましょう。
今日のイルネス辞典は、「急性うっ滞性乳腺炎」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かといいますと、授乳期に乳腺内に乳汁がたまって起こります。
適切な処置をしないと化膿性(かのうせい)乳腺炎に移行するおそれがあります。
では、原因は何かということですが、乳児が十分に乳汁を吸飲しない、「陥没乳頭」など乳頭の発達が悪くて授乳の障害になるなどの原因で、乳腺内に乳汁がたまり(うっ滞)、乳房の腫大や疼痛を訴えるに至ったものです。
授乳期の乳汁分泌量が乳児の吸飲量より多いことが原因になります。
では、症状の現れ方ですが、乳房が大きく腫大し、乳房皮膚の静脈の拡張、青黒い色調などが認められ、乳房の緊満感(きんまんかん)(張った感じ)、疼痛を感じます。乳頭からは乳汁が漏出します。発熱などの全身症状は軽度です。
通常は授乳期であること、乳児の乳汁吸飲量が少ないことを参考にし、臨床所見のみで診断は可能です。
時には、授乳期の乳がんとの区別が難しいこともあります。
うっ滞性乳腺炎の場合には、乳汁を絞り出すと乳房腫大などの症状はほとんどなくなりますが、授乳期の乳がんでは腫瘤が消えることはありません。
また、どうしても区別がつかない場合には、超音波検査や針生検などによって乳がんでないことを確認します。
授乳期なので、乳房の圧迫を必要とする乳腺X線撮影は困難です。
超音波検査は苦痛がないので有用です。
うっ滞性乳腺炎の場合には、拡張した乳管が乳腺全体に観察できます。
また、明らかな腫瘤(しゅりゅう)はありません。
では肝心の治療の方法ですが、乳汁のうっ滞を解消するために搾乳(さくにゅう)します。
局所治療としては、乳房を冷やす(冷罨法(れいあんぽう))のも有効です。
乳頭に問題がある場合には、乳頭をつまみ出すように努力して赤ちゃんの乳汁吸飲を促します。
赤ちゃんが乳汁をまったく吸飲しようとしないのであれば、冷罨法か薬物により乳汁分泌を止め、授乳をあきらめざるをえません。
病気に気づいたら、助産師や産科医師と相談し、赤ちゃんの乳汁吸飲を促す努力をします。
乳汁うっ滞がどうしても解消されないのであれば、乳汁分泌を止める処置をしてもらいます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区円町 弘泉堂鍼灸接骨院