2016年08月28日 [スタッフのこと]
汗の出かたによっては、焦らないといけないかも…
おはようございます
サンデーカヨです
今日は8月28日
リオデジャネイロオリンピックも終わり、段々朝晩の暑さが和らいできました。夜は鈴虫の鳴き声も聞こえるし、田んぼには赤とんぼが飛んでいます。
今日は、暑さとは関係なくかく汗の話、最終話です。
1自律神経の乱れによる多汗症
普段は特に汗かきではないのに、ある日、夜中に急に滝のような汗をかき、目が覚めたらパジャマがぐっしょり濡れていてびっくりしたこと、ありませんか?このような場合、一番多いのが自律神経の乱れ『自律神経失調症』による汗です。
自律神経とは、自分の意思とは関係なく動いて、からだの機能を維持してくれる神経のことです。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれがバランスよく働くことで、心臓や肺、血液やホルモンの動きを調整しています。
交感神経はアクセル、副交感神経がブレーキの働きをして、交互に役割分担しています。ところが、全身の汗は、交感神経のみでコントロールされています。
副交感神経の影響が及びません。つまり、アクセルだけでバランスをとるわけですから、汗腺のコントロールは非常に難しいといえます。
自律神経失調症になると、特に副交感神経の働きが悪くなります。ただでさえ汗腺はコントロールしにくいのに、副交感神経で助けることができなくなり、交感神経の独り舞台が始まってしまいます。
暴走した交感神経が『好き勝手に汗をかけ』と汗腺に指示した結果、滝のような汗が流れてしまうのです。
2ホルモンバランスの乱れによる多汗症
バセドー病という、女性に多い病気があります。バセドー病になると、体内の代謝を上げる甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるます。
それで代謝が異様に高まって、暑くなり大量の汗をかいてしまいます。大量の汗の他に、イラつきや動悸、急な体重の減少などの症状が現れることがあります。
でも特に痛いところはないので、『なんだか調子が悪いなぁ』と思っているだけで、すぐに病院に行かない方が多いのです。
もし、急に全身にたくさんの汗をかくようになったら、バセドー病を疑って病院にいってみてください。
なお、バセドー病に関わらず、ホルモンバランスを崩す病気は多汗の原因になることが少なくありません。その代表が、更年期障害。
更年期障害は、加齢による自然現象なので厳密には病気とはいえませんが…。
更年期障害の症状の一つに、女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れて起こる、ホットフラッシュというものがあります。
その名前の通り、何の前触れもなく突然カーッと熱くなり、ほてり、のぼせとともに大量の汗をかくのが特徴です。特に顔の汗が目立ちますが、首筋や脇、胸などの上半身からも発汗します。
一時的に汗が吹き出てすぐに収まったり、1日に何度も起こったりで、いつ発生するかわからないのが特徴的です。
3糖尿病による多汗症
他には、糖尿病でもたくさんの汗をかくことがあります。糖尿病の三大合併症の一つである糖尿病性神経障害により、多汗になることがあります。
これは高血糖により、自律神経が損傷し、神経の働きに異常が発生したことが原因です。
自律神経がおかしくなるという点では、1の自律神経の乱れによる多汗症と同じといえますね。以上、病気が原因の多汗症についてでした。
『たかが汗』とあなどらずに、自分の汗には気を配って生活するのが良いですね(^^)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
サンデーカヨです
今日は8月28日
リオデジャネイロオリンピックも終わり、段々朝晩の暑さが和らいできました。夜は鈴虫の鳴き声も聞こえるし、田んぼには赤とんぼが飛んでいます。
今日は、暑さとは関係なくかく汗の話、最終話です。
1自律神経の乱れによる多汗症
普段は特に汗かきではないのに、ある日、夜中に急に滝のような汗をかき、目が覚めたらパジャマがぐっしょり濡れていてびっくりしたこと、ありませんか?このような場合、一番多いのが自律神経の乱れ『自律神経失調症』による汗です。
自律神経とは、自分の意思とは関係なく動いて、からだの機能を維持してくれる神経のことです。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれがバランスよく働くことで、心臓や肺、血液やホルモンの動きを調整しています。
交感神経はアクセル、副交感神経がブレーキの働きをして、交互に役割分担しています。ところが、全身の汗は、交感神経のみでコントロールされています。
副交感神経の影響が及びません。つまり、アクセルだけでバランスをとるわけですから、汗腺のコントロールは非常に難しいといえます。
自律神経失調症になると、特に副交感神経の働きが悪くなります。ただでさえ汗腺はコントロールしにくいのに、副交感神経で助けることができなくなり、交感神経の独り舞台が始まってしまいます。
暴走した交感神経が『好き勝手に汗をかけ』と汗腺に指示した結果、滝のような汗が流れてしまうのです。
2ホルモンバランスの乱れによる多汗症
バセドー病という、女性に多い病気があります。バセドー病になると、体内の代謝を上げる甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるます。
それで代謝が異様に高まって、暑くなり大量の汗をかいてしまいます。大量の汗の他に、イラつきや動悸、急な体重の減少などの症状が現れることがあります。
でも特に痛いところはないので、『なんだか調子が悪いなぁ』と思っているだけで、すぐに病院に行かない方が多いのです。
もし、急に全身にたくさんの汗をかくようになったら、バセドー病を疑って病院にいってみてください。
なお、バセドー病に関わらず、ホルモンバランスを崩す病気は多汗の原因になることが少なくありません。その代表が、更年期障害。
更年期障害は、加齢による自然現象なので厳密には病気とはいえませんが…。
更年期障害の症状の一つに、女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れて起こる、ホットフラッシュというものがあります。
その名前の通り、何の前触れもなく突然カーッと熱くなり、ほてり、のぼせとともに大量の汗をかくのが特徴です。特に顔の汗が目立ちますが、首筋や脇、胸などの上半身からも発汗します。
一時的に汗が吹き出てすぐに収まったり、1日に何度も起こったりで、いつ発生するかわからないのが特徴的です。
3糖尿病による多汗症
他には、糖尿病でもたくさんの汗をかくことがあります。糖尿病の三大合併症の一つである糖尿病性神経障害により、多汗になることがあります。
これは高血糖により、自律神経が損傷し、神経の働きに異常が発生したことが原因です。
自律神経がおかしくなるという点では、1の自律神経の乱れによる多汗症と同じといえますね。以上、病気が原因の多汗症についてでした。
『たかが汗』とあなどらずに、自分の汗には気を配って生活するのが良いですね(^^)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院