
2025年01月31日 [からだのこと]
心臓とミニ脳
お疲れ様です。院長です。
1月31日の金曜日でございます。
なんでも今日は「生命保険の日」なんだそうです。
1881年(明治14年)に日本初の生命保険会社である明治生命が設立され、翌年の1882年(明治15年)のこの日、日本初の保険金受取人が現れたそうです。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、我々の心臓は、独自の「ミニ脳」を持っていることが判明したんだとか…。
心臓は血液を送り出すポンプの役割を果たしていますが、役目はそれだけではありませんでした。
最新の研究では、なんと心臓にも独自の神経ネットワーク、すなわち「ミニ脳」があることを明らかにしています。
スウェーデン、カロリンスカ研究所をはじめとするチームによると、心臓のミニ脳は、頭部の脳とは独立して、心臓のリズムを制御する重要な役割を果たしているそうです。
この研究では、ゼブラフィッシュの心臓をモデルにしたものですが、人間にも同様の仕組みがあるとされます。
今回の発見は、心臓病の新たな治療法につながると期待されています。
ドクンドクンと拍動する心臓は、「自律神経系」が制御しているというのが昔からの常識でした。
制御しているといっても、心臓の壁に埋め込まれた自律神経系は、ただの中継役にすぎません。
つまり脳からやってくるシグナルをひたすらに心臓に伝達します。
この神経ネットワークはただそれだけを行う単純な構造だとされてきました。
ところが、新たな研究によると、この昔からの常識がくつがえされようとしているそうなんです。
心臓には複雑な独自の神経系があり、心臓のリズムを保つうえで大きな役割を果たしているというのです。
スウェーデン、カロリンスカ研究所のコンスタンティノス・アンパツィス准教授は、次のように説明しています。
この”ミニ脳”は、脳が運動や呼吸といったリズミカルな機能を調節するのと同じく、心拍を維持・制御するうえで大切な役割を果たしています(アンパツィス准教授)
この研究は、ゼブラフィッシュ(シマヒメハヤ)という5cmほどの小さな魚を対象としたものです。
モデル動物としてよく使用されるゼブラフィッシュの心臓は、全体的な機能や心拍が人間のものと非常によく似ていることで知られているそうです。
アンパツィス准教授らは、RNAの配列解析・解剖・電気生理学的な調査などいくつかの手法を用いて、ゼブラフィッシュの心臓にある神経細胞の作りを調べていきました。
その結果わかったのは、心臓のミニ脳を構成する神経細胞にはいくつか種類があり、それぞれ違う機能を担っているということでした。
たとえば、ペースメーカーのような神経細胞グループもあったそうです。
アンパツィス准教授は、「心臓内の神経系の複雑さに驚きました」と語っています。
この系の理解を深めれば、心臓病に関するそれまでとは違う知見がもたらされ、不整脈などの病気の新しい治療法が開発されるかもしれません(アンパツィス准教授)
今後の研究では、心臓のミニ脳が頭の脳とどのように連携しているのか解明していくとのことです。
より具体的には、運動・ストレス・病気といった変化が起きたとき、心臓機能がどのように調整されるのか分析していく予定であるそうです。
いずれは、心臓神経ネットワークの不調と心臓病との関係を明らかにし、病気を治療するための新たな標的を見つけ出したいそうです。
まぁ、この神経系ネットワークが本当に機能してるとしたら、ここの変調が心臓病に何らかの影響を与えている可能性は高いでしょうね。
つまり、この変調を治すことで治る心臓病もあるかもしれません。
まぁ、書くのは簡単ですけど、そう簡単な研究じゃないでしょうし、これからヒトの心臓の場合どうかという研究もされていくでしょうし、まだまだ先の長い話ですが、この研究も今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月31日の金曜日でございます。
なんでも今日は「生命保険の日」なんだそうです。
1881年(明治14年)に日本初の生命保険会社である明治生命が設立され、翌年の1882年(明治15年)のこの日、日本初の保険金受取人が現れたそうです。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、我々の心臓は、独自の「ミニ脳」を持っていることが判明したんだとか…。
心臓は血液を送り出すポンプの役割を果たしていますが、役目はそれだけではありませんでした。
最新の研究では、なんと心臓にも独自の神経ネットワーク、すなわち「ミニ脳」があることを明らかにしています。
スウェーデン、カロリンスカ研究所をはじめとするチームによると、心臓のミニ脳は、頭部の脳とは独立して、心臓のリズムを制御する重要な役割を果たしているそうです。
この研究では、ゼブラフィッシュの心臓をモデルにしたものですが、人間にも同様の仕組みがあるとされます。
今回の発見は、心臓病の新たな治療法につながると期待されています。
ドクンドクンと拍動する心臓は、「自律神経系」が制御しているというのが昔からの常識でした。
制御しているといっても、心臓の壁に埋め込まれた自律神経系は、ただの中継役にすぎません。
つまり脳からやってくるシグナルをひたすらに心臓に伝達します。
この神経ネットワークはただそれだけを行う単純な構造だとされてきました。
ところが、新たな研究によると、この昔からの常識がくつがえされようとしているそうなんです。
心臓には複雑な独自の神経系があり、心臓のリズムを保つうえで大きな役割を果たしているというのです。
スウェーデン、カロリンスカ研究所のコンスタンティノス・アンパツィス准教授は、次のように説明しています。
この”ミニ脳”は、脳が運動や呼吸といったリズミカルな機能を調節するのと同じく、心拍を維持・制御するうえで大切な役割を果たしています(アンパツィス准教授)
この研究は、ゼブラフィッシュ(シマヒメハヤ)という5cmほどの小さな魚を対象としたものです。
モデル動物としてよく使用されるゼブラフィッシュの心臓は、全体的な機能や心拍が人間のものと非常によく似ていることで知られているそうです。
アンパツィス准教授らは、RNAの配列解析・解剖・電気生理学的な調査などいくつかの手法を用いて、ゼブラフィッシュの心臓にある神経細胞の作りを調べていきました。
その結果わかったのは、心臓のミニ脳を構成する神経細胞にはいくつか種類があり、それぞれ違う機能を担っているということでした。
たとえば、ペースメーカーのような神経細胞グループもあったそうです。
アンパツィス准教授は、「心臓内の神経系の複雑さに驚きました」と語っています。
この系の理解を深めれば、心臓病に関するそれまでとは違う知見がもたらされ、不整脈などの病気の新しい治療法が開発されるかもしれません(アンパツィス准教授)
今後の研究では、心臓のミニ脳が頭の脳とどのように連携しているのか解明していくとのことです。
より具体的には、運動・ストレス・病気といった変化が起きたとき、心臓機能がどのように調整されるのか分析していく予定であるそうです。
いずれは、心臓神経ネットワークの不調と心臓病との関係を明らかにし、病気を治療するための新たな標的を見つけ出したいそうです。
まぁ、この神経系ネットワークが本当に機能してるとしたら、ここの変調が心臓病に何らかの影響を与えている可能性は高いでしょうね。
つまり、この変調を治すことで治る心臓病もあるかもしれません。
まぁ、書くのは簡単ですけど、そう簡単な研究じゃないでしょうし、これからヒトの心臓の場合どうかという研究もされていくでしょうし、まだまだ先の長い話ですが、この研究も今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院