2024年12月27日 [からだのこと]
宇宙飛行士とストレス
お疲れ様です。院長です。
12月27日の金曜日でございます。
今年も残りわずかですね。
本日で当院も今年最後の診療となります。
つまり、明日からお休みです♡
では元気にネタいきましょう。
宇宙において、宇宙飛行士は地球では味わったことのない、強いストレスにさらされます。
それらはいずれも脳に影響を及ぼす恐れがあるものなんです。
国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士を対象とした新たな研究によると、そうしたストレスは確かに宇宙飛行士の認知機能を低下させるという事らしです。
ですがそれは宇宙にいる間だけで、地球に戻れば速やかに回復するそうなんです。
宇宙で認知能力が一時的に低下しても、中枢神経系が恒久的にダメージを受けることはないそうです。
宇宙は人体にとっては過酷な環境と言えます。
たとえ比較的安全な宇宙ステーションに滞在していたとしても、宇宙飛行士の脳と身体は、放射線・重力の変化・複雑な作業・睡眠不足といった様々なストレスを受けています。
これらはいずれも人間の認知機能に悪影響を与える恐れがあるといわれていました。
ですが具体的に、宇宙飛行士の認知能力が宇宙でどのように変化するのかは、これまできちんと調べられたことはありませんでした。
そこで科学技術企業KBR社のシーナ・デヴ博士らは今回、それを確かめてみることにしたわけです。
調査の対象となったのは、現在国際宇宙ステーションに平均6ヶ月滞在した25人の宇宙飛行士でした。
彼らには合計5回(ミッション前・宇宙滞在の初期・後期・地球帰還の10日後・30日後)、主に迅速さと正確さを主眼とした認知テストを受けてもらい、地上と宇宙とでそれがどう変化しているのかが探られました。
その結果、処理速度・作業記憶・注意力に関連するタスクでは、確かに地球にいるときよりも余計に時間がかかるようになることが判明したそうです。
その一方で、正確さの点では大きな変化がないこともわかりました。
大きな安心材料は、そうした認知能力の低下は、地球に戻ればすぐに回復することでした。
デヴ博士博士は、Frontiersで次のように説明しています。
たとえば注意力の低下はミッションの最初にだけ確認されました。
ところが、処理速度の低下はミッションが終わり、宇宙飛行士が地球に戻るまで元には戻りませんでした(デヴ博士)
全体として見れば、宇宙飛行士の認知能力は安定しており、6ヶ月の宇宙滞在で脳が深刻なダメージを受けることを示す証拠は見つからなかったとのことです。
今回の研究では、宇宙のストレスに特に弱い認知能力があることが明らかになりました。
ですが、それは地球においてもストレスの悪影響を受けやすいものです。
地球にいてもストレスを受ければ、処理速度・作業記憶・注意力は一時的に変化します。
たとえば、あまり眠れなかった日にめちゃくちゃ忙しくなれば、注意力散漫になったり、作業をこなすのに普段より時間がかかると感じることがあるでしょう(デヴ博士)
宇宙飛行士はそうした日常的なストレスのほか、宇宙ならではの特殊なストレスにまでさらされています。
その結果、ストレスに弱い認知能力が低下してしまうのはある意味当然だと言えるでしょう。
ただし、それによってミッション自体に悪影響が及ぶのかどうかは定かではありません。
確かに宇宙飛行士の認知機能は一部が低下しましたが、それでもどうにか普段通りにミッションをこなせている可能性はあるそうです。
こうした研究は、人間が宇宙をはじめとする普通ではない場所へ赴く際、認知機能がどのように変化するのか予測するうえで役立つだろうとのことです。
まぁ、そんな過酷な環境へ行きたいと思う人の気持ちが分かりませんが、行かざるを得なくなる可能性を考えれば、今のうちに分かってないとダメって事でしょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月27日の金曜日でございます。
今年も残りわずかですね。
本日で当院も今年最後の診療となります。
つまり、明日からお休みです♡
では元気にネタいきましょう。
宇宙において、宇宙飛行士は地球では味わったことのない、強いストレスにさらされます。
それらはいずれも脳に影響を及ぼす恐れがあるものなんです。
国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士を対象とした新たな研究によると、そうしたストレスは確かに宇宙飛行士の認知機能を低下させるという事らしです。
ですがそれは宇宙にいる間だけで、地球に戻れば速やかに回復するそうなんです。
宇宙で認知能力が一時的に低下しても、中枢神経系が恒久的にダメージを受けることはないそうです。
宇宙は人体にとっては過酷な環境と言えます。
たとえ比較的安全な宇宙ステーションに滞在していたとしても、宇宙飛行士の脳と身体は、放射線・重力の変化・複雑な作業・睡眠不足といった様々なストレスを受けています。
これらはいずれも人間の認知機能に悪影響を与える恐れがあるといわれていました。
ですが具体的に、宇宙飛行士の認知能力が宇宙でどのように変化するのかは、これまできちんと調べられたことはありませんでした。
そこで科学技術企業KBR社のシーナ・デヴ博士らは今回、それを確かめてみることにしたわけです。
調査の対象となったのは、現在国際宇宙ステーションに平均6ヶ月滞在した25人の宇宙飛行士でした。
彼らには合計5回(ミッション前・宇宙滞在の初期・後期・地球帰還の10日後・30日後)、主に迅速さと正確さを主眼とした認知テストを受けてもらい、地上と宇宙とでそれがどう変化しているのかが探られました。
その結果、処理速度・作業記憶・注意力に関連するタスクでは、確かに地球にいるときよりも余計に時間がかかるようになることが判明したそうです。
その一方で、正確さの点では大きな変化がないこともわかりました。
大きな安心材料は、そうした認知能力の低下は、地球に戻ればすぐに回復することでした。
デヴ博士博士は、Frontiersで次のように説明しています。
たとえば注意力の低下はミッションの最初にだけ確認されました。
ところが、処理速度の低下はミッションが終わり、宇宙飛行士が地球に戻るまで元には戻りませんでした(デヴ博士)
全体として見れば、宇宙飛行士の認知能力は安定しており、6ヶ月の宇宙滞在で脳が深刻なダメージを受けることを示す証拠は見つからなかったとのことです。
今回の研究では、宇宙のストレスに特に弱い認知能力があることが明らかになりました。
ですが、それは地球においてもストレスの悪影響を受けやすいものです。
地球にいてもストレスを受ければ、処理速度・作業記憶・注意力は一時的に変化します。
たとえば、あまり眠れなかった日にめちゃくちゃ忙しくなれば、注意力散漫になったり、作業をこなすのに普段より時間がかかると感じることがあるでしょう(デヴ博士)
宇宙飛行士はそうした日常的なストレスのほか、宇宙ならではの特殊なストレスにまでさらされています。
その結果、ストレスに弱い認知能力が低下してしまうのはある意味当然だと言えるでしょう。
ただし、それによってミッション自体に悪影響が及ぶのかどうかは定かではありません。
確かに宇宙飛行士の認知機能は一部が低下しましたが、それでもどうにか普段通りにミッションをこなせている可能性はあるそうです。
こうした研究は、人間が宇宙をはじめとする普通ではない場所へ赴く際、認知機能がどのように変化するのか予測するうえで役立つだろうとのことです。
まぁ、そんな過酷な環境へ行きたいと思う人の気持ちが分かりませんが、行かざるを得なくなる可能性を考えれば、今のうちに分かってないとダメって事でしょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院