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弘泉堂鍼灸接骨院
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2024年12月06日 [からだのこと]

痛みとシンフォニー

お疲れ様です。院長です。

12月6日の金曜日でございます。

今日はなんでもシンフォニー記念日なんだそうです。

では元気にネタいきましょう。

音楽にリラックス効果があるのは以前から知られていましたが、最新の研究によると、手術後に音楽を聴くと痛みや不安が軽減されるそうなんです。

音楽には人を幸せにしたり、脳の創造性を解き放つなど、素晴らしい効果がいくつもありますが、新たなレビュー研究では、術後の患者の回復を後押ししてくれることを明らかにしています。

ただ痛みや不安が和らぐだけでなく、実際に鎮痛剤の使用量が減ったり、心拍数がゆっくりになるといった効果も確認されているそうです。

いわば音楽は副作用のない薬のようなものなのだと…。

米カリフォルニア州北部医科大学医学部の研究チームは、音楽が手術後の痛みに与える影響を調べるために、関連する35本の研究論文を調べてみた。

これらの研究はいずれも、音楽が患者の痛みや不安に与える影響や、それによる心拍数やオピオイド鎮痛薬の使用量の変化を計測したものです。

レビューの結果明らかになったのは、ヘッドホンであれスピーカーであれ、ただ音楽を聴くだけで、手術後の患者の痛みや不安が軽くなるということでした。

具体的には次ような効果が確認されました。


・痛みの軽減

音楽を聴いた患者は、手術の翌日に痛みが軽くなりました。

痛みは2種類の自己申告による方法で計測されており、それぞれ19%と7%痛みが和らぐという結果だったそうです。


・不安の緩和

こちらも自己申告によるものですが、患者の不安は3%軽くなっていたそうです。


・鎮痛薬の使用量の減少

手術後初日に音楽を聴いた患者は、そうでない患者に比べて、オピオイド鎮痛薬の使用量が半分以下でした。(平均0.758mg 対1.654mg)


・心拍数の低下

音楽を聴いた患者は、そうでない患者よりも心拍数が毎分4.5回少なかったそうです。

研究チームは、これは非常に重要なことだと述べています。

なぜなら患者の心拍数を健康的なレベルに保つと酸素や栄養の循環がうながされるため、手術部位の回復もうながされるからです。

また頻脈(心拍数100以上)になると、心房細動などの危険な症状も発生しやすくなるので、その意味でも心拍数の低下には大きな意味があります。

研究の上席著者であるエルド・フレッツァ医師は、「手術の麻酔から目覚めた患者は、強い恐怖を感じたり、自分がどこにいるのかわからなくなったりすることがあります」と、プレスリリースで語っています。

音楽は、そうした不安定な状態から普段の状態への移行をスムーズにして、患者の負担を軽くしてくれる可能性があるというわけです。

術後のストレスを軽くする方法としては、瞑想やピラティスのようなものもあります。

ですが、そうした活動がかなりの集中力や動きを必要とする一方、音楽はただ聴くだけであるため手術直後の患者にとってより手軽な方法であると言えるでしょう。

また筆頭著者のシェハザイブ・ラエース氏によると、実際に痛みが軽くなったのかどうかは不明ですが、少なくとも「患者が痛みが軽くなったと感じている」ことが重要なのだということです。

ではなぜ音楽が痛みを軽くしてくれるのでしょう?

詳しいメカニズムは不明ですが、研究チームの考えでは、それによってストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が少なくなり、それが手術後の患者の回復を助けている可能性があるとのことでした。

ただし痛みを和らげるために、どのくらい音楽を聴くべきかなど、わからないことも多くあります。

音楽の治療効果をさらに解明するため、研究チームは今後、手術室や集中治療室での音楽の効果を調べる試験的なプログラムを予定しているそうです。

まぁ、リラックスできる音楽ってことに意味があるような気もしますが…。

この部分が欠如してる情報なんで、ちょっと信憑性は微妙ですけど、音楽には色んな力があることは、間違いないでしょう。

ではまた〜。





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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