2024年11月15日 [色々なこと]
根拠のない自信とは…。
お疲れ様です。院長です。
11月15日の金曜日でございます。
今日は、七五三ですね。
では元気にネタいきましょう。
最新の研究によると、人は自分と意見の違う人たちの考えを実際にはほとんど理解できないことが判明したそうなんです。
しかも困ったことに、当の本人は、根拠のない自信で、相手のことをきちんと理解していると思い込んでいるようです。
英キングス・カレッジ・ロンドンやオックスフォード大学などの共同研究は、他人を誤解しがちな私たちが、意見が二極化しやすい現代社会をどう生きるかを模索したものです。
この研究では、256人のアメリカ人成人に対して、さまざまな政治的な意見を聞き、それに同意するかどうか尋ねています。
政治的な意見とは、例えば「移民は社会に有益であると思うか?」などといったものです。
参加者はこれに対し「強くそう思う」から「まったくそう思わない」までの5段階スケールで答えるものです。
そして、意見がほぼ一致した参加者同士ならば、「同意見グループ」とし、一致しない人たちなら「反対意見グループ」に分類されました。
次に、参加者はさらにまた別の政治的意見(例えば、「すべての女性は合法的に中絶する権利を認められるべきか?」など)を見せられ、今度は自分の意見ではなく、ほかの参加者がどう考えていると思うか予想してもらいました。
さらに予想の正しさの自信のほども尋ねられました。
ですが他人の答えを予想しろと言っても、その人のことが分からなければ答えようがありません。
そこで、参加者には、追加情報として、予想する相手が一番最初の段階で答えた回答をいくつか見てもらい、そのうえで予想を変更することが許されました。
さらにこの時も、予想の正しさの自信のほどを答えてもらいます。
この実験の結果わかったのは、参加者は同意見グループの人の答えならば、追加情報が少なくてもそれなりに正しく予想できるということでした。
ところがそれとは対照的に、反対意見グループの人の答えを予想することは、どれほど追加情報があってもできなかったそうです。
にもかからわず、当の本人は、自分の予想の正しさについて自信満々だったとか…。
キングス・カレッジ・ロンドンのブライオニー・ペイン博士によれば、「私たちは自分と似た意見の人ならそれなりによく理解できるが、自分とは異なる意見を持つ人の考えについては、理解できると思っていても、実際にはそうではないことを示している」という事のようです。
こうした誤解に起因する事例は、現実の世界で数え切れないほど起きています。
ペイン博士は、最近の英国で起きた暴動に言及し、おそらくムスリムや亡命希望者について自信たっぷりに誤解している少数の人々によって引き起こされたものだろうと述べています。
しかもそうした誤解はSNSの間違った情報などによって簡単に広まってしまいます。
この世界はますます二極化しつつあり、時に激しい対立が起きることもあります。
そのような中、私たちはどう生きるべきなのでしょう?
一つ希望があるとすれば、今回の研究では自分の間違いに気付かされた人は、誤解を見つめ直すことをいとわなかったことでした。
一度「こうだ」と決めつけたら意地でも引かないタイプの人もいますが、誰だって思い違いをすることがありますし。自分とは違う意見に対しても、偏見を持たずに素直に聞くと、自分の過ちが見えてくることもあります。
上席著者のキャロライン・キャットムーア博士は、それゆえに人々が話し合うことが大切なのだと述べています。
現実の世界に即効性のある解決策はありません。
ですが、もし多種多様なグループの人々と交流し、直接話し合い、彼らを知る機会が増えれば、お互いをよりよく理解できるようになるでしょう。
考え方の異なる人々と話すことは、お互いについての誤解を解く鍵になります(キャットムーア博士)ということです。
まぁ、話し合うってことがいかに大事か、二兎がすべて気づいてくれたら戦争なんかなくなるのにねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月15日の金曜日でございます。
今日は、七五三ですね。
では元気にネタいきましょう。
最新の研究によると、人は自分と意見の違う人たちの考えを実際にはほとんど理解できないことが判明したそうなんです。
しかも困ったことに、当の本人は、根拠のない自信で、相手のことをきちんと理解していると思い込んでいるようです。
英キングス・カレッジ・ロンドンやオックスフォード大学などの共同研究は、他人を誤解しがちな私たちが、意見が二極化しやすい現代社会をどう生きるかを模索したものです。
この研究では、256人のアメリカ人成人に対して、さまざまな政治的な意見を聞き、それに同意するかどうか尋ねています。
政治的な意見とは、例えば「移民は社会に有益であると思うか?」などといったものです。
参加者はこれに対し「強くそう思う」から「まったくそう思わない」までの5段階スケールで答えるものです。
そして、意見がほぼ一致した参加者同士ならば、「同意見グループ」とし、一致しない人たちなら「反対意見グループ」に分類されました。
次に、参加者はさらにまた別の政治的意見(例えば、「すべての女性は合法的に中絶する権利を認められるべきか?」など)を見せられ、今度は自分の意見ではなく、ほかの参加者がどう考えていると思うか予想してもらいました。
さらに予想の正しさの自信のほども尋ねられました。
ですが他人の答えを予想しろと言っても、その人のことが分からなければ答えようがありません。
そこで、参加者には、追加情報として、予想する相手が一番最初の段階で答えた回答をいくつか見てもらい、そのうえで予想を変更することが許されました。
さらにこの時も、予想の正しさの自信のほどを答えてもらいます。
この実験の結果わかったのは、参加者は同意見グループの人の答えならば、追加情報が少なくてもそれなりに正しく予想できるということでした。
ところがそれとは対照的に、反対意見グループの人の答えを予想することは、どれほど追加情報があってもできなかったそうです。
にもかからわず、当の本人は、自分の予想の正しさについて自信満々だったとか…。
キングス・カレッジ・ロンドンのブライオニー・ペイン博士によれば、「私たちは自分と似た意見の人ならそれなりによく理解できるが、自分とは異なる意見を持つ人の考えについては、理解できると思っていても、実際にはそうではないことを示している」という事のようです。
こうした誤解に起因する事例は、現実の世界で数え切れないほど起きています。
ペイン博士は、最近の英国で起きた暴動に言及し、おそらくムスリムや亡命希望者について自信たっぷりに誤解している少数の人々によって引き起こされたものだろうと述べています。
しかもそうした誤解はSNSの間違った情報などによって簡単に広まってしまいます。
この世界はますます二極化しつつあり、時に激しい対立が起きることもあります。
そのような中、私たちはどう生きるべきなのでしょう?
一つ希望があるとすれば、今回の研究では自分の間違いに気付かされた人は、誤解を見つめ直すことをいとわなかったことでした。
一度「こうだ」と決めつけたら意地でも引かないタイプの人もいますが、誰だって思い違いをすることがありますし。自分とは違う意見に対しても、偏見を持たずに素直に聞くと、自分の過ちが見えてくることもあります。
上席著者のキャロライン・キャットムーア博士は、それゆえに人々が話し合うことが大切なのだと述べています。
現実の世界に即効性のある解決策はありません。
ですが、もし多種多様なグループの人々と交流し、直接話し合い、彼らを知る機会が増えれば、お互いをよりよく理解できるようになるでしょう。
考え方の異なる人々と話すことは、お互いについての誤解を解く鍵になります(キャットムーア博士)ということです。
まぁ、話し合うってことがいかに大事か、二兎がすべて気づいてくれたら戦争なんかなくなるのにねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院