2024年10月23日 [色々なこと]
メタン吸収
お疲れ様です。院長です。
10月23日の水曜日でございます。
今日は、オーツミルクの日だそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
樹木が光合成により二酸化炭素を吸収することは知られていますが、他にも地球環境を守るための驚くべき効果があることがわかりました。
新たな研究で、強力な温室効果ガスである「メタン」を吸収してくれることが明らかになったそうなんです。
最新の研究によると、樹木(樹皮)に生息する微生物が、大気中のメタンを吸収してくれるのだそうです。
樹木のメタン吸収効果は、土壌による吸収と同レベルかそれ以上のもので、その強力な吸収力を考慮すると、木々による温暖化防止効果は、これまでの想定よりも10%も大きい可能性があるそうです。
樹木が気候変動にどのように貢献するかは長年の研究テーマです。
地球温暖化の主な原因は二酸化炭素ですが、メタンもまた強力な温室効果ガスです。
メタンの放出源は、火山活動、湿地や水田、家畜や天然ガスの生産、バイオマス燃焼など、多岐にわたっています。
産業革命以前からの温暖化の3割はメタンによるものと推測されています。
しかも現在その排出量は1980年代に計測されるようになって以来、最も速いペースで増加しているそうなんです。
大気中に放出されたメタンは、大気のプロセスによって除去されるんですが、メタン放出量がそれを大幅に上回っているため問題となっているわけです。
土の中にはメタンをエネルギーとする微生物が存在しており、生きるためにそれを分解しています。
そうした働きゆえに、土壌は陸上唯一のメタン吸収源とされてきました。
ですが、今回の国際的な研究チームによると、樹木もまた土壌に負けないくらい重要な吸収源だということがわかったそうなんです。
これについて、バーミンガム大学のビンセント・ガウチ教授は次のように語っています。
2021年のCOP26国連気候変動サミットで発表されたグローバル・メタン・プレッジは、今後10年でメタンの排出30%削減を目標としています。
今回の結果は、その目標を達成するには、もっと多くの樹木を植え、森林破壊を減らすことが重要であることを示しています。
この研究では、アマゾンやパナマの熱帯雨林、英国オックスフォードシャーの温帯広葉樹林、スウェーデンの寒帯針葉樹林など、熱帯・温帯・寒帯に生える樹木のメタン吸収量が調査されました。
そして明らかになったのは、メタンが一番よく吸収される樹木は、微生物が繁殖しやすい暖かく、湿った熱帯雨林にあるものでした。
こうして新たに判明した樹木の力を踏まえると、温帯や熱帯の木々がもたらす温暖化防止効果は、これまでの想定より平均10%ほど高いと考えられるそうです。
この研究ではまた、樹木のメタン吸収効果は高さによっても違いがあることが明らかになっています。
地上の近くではむしろ少量のメタンが放出されている可能性がありますが、幹の数m上からは吸収効果が発揮されるようになるという話です。
その全体的な効果を知るために、研究チームはレーザーで樹皮の面積を測定し、地球全体の面積を計算してみました。
するとその面積は地球の陸地面積とほぼ同じで、世界全体では24.6〜49.9 Tg(2460万〜4990万トン)ものメタンを吸収しているだろうことがわかったそうなんです。
これは平らな地面が3Dになるようなもので、オックスフォード大学のヤドビンダー・マルヒ氏は、「地球の生命が大気と作用するやり方に、第三の次元をプラスしてくれます」と語っています。
研究チームは現在、森林破壊によって大気中のメタンが増えるのかどうか調査するべく、準備を進めているとのことです。
これはスゴイことかもしれません。
ただ、ここまで放置していて今さら何とかなるとも思えませんが…。
ま、出来ることがあるなら、やるべきですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月23日の水曜日でございます。
今日は、オーツミルクの日だそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
樹木が光合成により二酸化炭素を吸収することは知られていますが、他にも地球環境を守るための驚くべき効果があることがわかりました。
新たな研究で、強力な温室効果ガスである「メタン」を吸収してくれることが明らかになったそうなんです。
最新の研究によると、樹木(樹皮)に生息する微生物が、大気中のメタンを吸収してくれるのだそうです。
樹木のメタン吸収効果は、土壌による吸収と同レベルかそれ以上のもので、その強力な吸収力を考慮すると、木々による温暖化防止効果は、これまでの想定よりも10%も大きい可能性があるそうです。
樹木が気候変動にどのように貢献するかは長年の研究テーマです。
地球温暖化の主な原因は二酸化炭素ですが、メタンもまた強力な温室効果ガスです。
メタンの放出源は、火山活動、湿地や水田、家畜や天然ガスの生産、バイオマス燃焼など、多岐にわたっています。
産業革命以前からの温暖化の3割はメタンによるものと推測されています。
しかも現在その排出量は1980年代に計測されるようになって以来、最も速いペースで増加しているそうなんです。
大気中に放出されたメタンは、大気のプロセスによって除去されるんですが、メタン放出量がそれを大幅に上回っているため問題となっているわけです。
土の中にはメタンをエネルギーとする微生物が存在しており、生きるためにそれを分解しています。
そうした働きゆえに、土壌は陸上唯一のメタン吸収源とされてきました。
ですが、今回の国際的な研究チームによると、樹木もまた土壌に負けないくらい重要な吸収源だということがわかったそうなんです。
これについて、バーミンガム大学のビンセント・ガウチ教授は次のように語っています。
2021年のCOP26国連気候変動サミットで発表されたグローバル・メタン・プレッジは、今後10年でメタンの排出30%削減を目標としています。
今回の結果は、その目標を達成するには、もっと多くの樹木を植え、森林破壊を減らすことが重要であることを示しています。
この研究では、アマゾンやパナマの熱帯雨林、英国オックスフォードシャーの温帯広葉樹林、スウェーデンの寒帯針葉樹林など、熱帯・温帯・寒帯に生える樹木のメタン吸収量が調査されました。
そして明らかになったのは、メタンが一番よく吸収される樹木は、微生物が繁殖しやすい暖かく、湿った熱帯雨林にあるものでした。
こうして新たに判明した樹木の力を踏まえると、温帯や熱帯の木々がもたらす温暖化防止効果は、これまでの想定より平均10%ほど高いと考えられるそうです。
この研究ではまた、樹木のメタン吸収効果は高さによっても違いがあることが明らかになっています。
地上の近くではむしろ少量のメタンが放出されている可能性がありますが、幹の数m上からは吸収効果が発揮されるようになるという話です。
その全体的な効果を知るために、研究チームはレーザーで樹皮の面積を測定し、地球全体の面積を計算してみました。
するとその面積は地球の陸地面積とほぼ同じで、世界全体では24.6〜49.9 Tg(2460万〜4990万トン)ものメタンを吸収しているだろうことがわかったそうなんです。
これは平らな地面が3Dになるようなもので、オックスフォード大学のヤドビンダー・マルヒ氏は、「地球の生命が大気と作用するやり方に、第三の次元をプラスしてくれます」と語っています。
研究チームは現在、森林破壊によって大気中のメタンが増えるのかどうか調査するべく、準備を進めているとのことです。
これはスゴイことかもしれません。
ただ、ここまで放置していて今さら何とかなるとも思えませんが…。
ま、出来ることがあるなら、やるべきですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院