2024年09月12日 [動物のこと]
コカインシャーク
お疲れ様です。院長です。
9月12日の木曜日でございます。
9月12日で、クイズの日。
さらには、宇宙の日でもあるそうです。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、ブラジルの沖合に生息するサメからコカインを検出したんだとか…。
昨年コカインを食べてクマが凶暴化するという「コカイン・ベア」という映画が公開されましたが、そのサメ版が現実に起こるかもしれません。
新たな研究によって、ブラジル沿岸に生息するサメたちにコカイン汚染が進んでいることが明らかになったようです。
調査対象となったのは、沿岸部に生息する「ブラジル・シャープノーズ・シャーク(Rhizoprionodon lalandii)」というサメ13匹でした。
分析によると、すべてのサンプルからコカインが検出されたといいますから深刻です。
海洋へのコカイン流出源は、薬物乱用の増加・不十分な下水処理・コカイン生産現場・海にただようコカインの包みなどだと考えられており、海の生態系ばかりか、それを食べる人間への影響が懸念されています。
コカインは、南米原産であるコカの葉から作られた強力な中毒性を持つ精神刺激薬で、脳内のドーパミンの機能に直接干渉する作用があり、依存性も有害性も高い危険な薬物です。
ブラジルのオスワルド・クルス研究所の環境科学者、ガプリエル・デ・ファリアス・アラウージョ氏が率いる研究チームは、コカインが海の生物に与える影響を調べるため、沿岸部に生息するサメを調べてみることにしました。
調査されたサメは一生を沿岸部で過ごすため、人間による汚染の影響を受けやすいと考えられています。
まず捕獲されたオス3匹とメス10匹の体重と全長を測定し、それから解剖して筋肉と肝臓を採取。
これらが麻薬に汚染されていないかどうか検査されました。
すると検査したすべてのサンプルから高濃度のコカインを検出。
また、1匹を除くすべてのサメから、この薬物の主要代謝物である「ベンゾイルエクゴニン」がかなりの量検出されたそうです。
筋組織ではコカインの水準が肝臓組織の約3倍にのぼり、メスのほうがオスに比べて筋組織でのコカインの濃度が高かったそうです。
野生のサメの体内からコカインが検出されたのは、初めてのことであるということです。
南米はコカの葉の原産地であることから、コカインの使用者が多く、世界の22%を占めるといわれています。
特にブラジルは2番目に大きい消費市場となっているそうです。
オスワルド・クルス研究所によると、ブラジルのコカイン消費量の多さと、コカインを製造する違法施設からの排水、さらに下水処理施設がきちんと機能していないことが相まって、海中のコカイン汚染が上昇している可能性が高いであろうと推測されています。
映画「コカイン・ベア」のように、コカインでサメが凶暴化したのかどうかはわかりません。
ですが、ウナギやゼブラフィッシュなどを対象とした研究では、それによって重要なタンパク質の変化・皮膚の変化・ホルモン機能の乱れといった影響が確認されているそうです。
またサメのコカイン汚染は、その健康被害が懸念されるだけでなく、人間自身にとっても嬉しくない話です。
というのも人間はサメを食べるからで、リオデジャネイロ州では非常にポピュラーな食材であるほか、この魚は世界中で広く食べられています。
この新たな新事実を受け、研究チームは、コカイン汚染がサメと人間の両方に与える影響を解明し、早急に対策を講じる必要があると結論付けています。
最終的には、海洋のコカイン汚染に起因する生態系・公衆衛生上のリスクを軽減し、沿岸生態系の健康とバランスを保つための積極的な対策が不可欠であるということです。
これ、サメ以外の魚も汚染されてる可能性高いでしょ。
サメだけってことはないはずですし…。
ホント、いい話って少ないね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月12日の木曜日でございます。
9月12日で、クイズの日。
さらには、宇宙の日でもあるそうです。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、ブラジルの沖合に生息するサメからコカインを検出したんだとか…。
昨年コカインを食べてクマが凶暴化するという「コカイン・ベア」という映画が公開されましたが、そのサメ版が現実に起こるかもしれません。
新たな研究によって、ブラジル沿岸に生息するサメたちにコカイン汚染が進んでいることが明らかになったようです。
調査対象となったのは、沿岸部に生息する「ブラジル・シャープノーズ・シャーク(Rhizoprionodon lalandii)」というサメ13匹でした。
分析によると、すべてのサンプルからコカインが検出されたといいますから深刻です。
海洋へのコカイン流出源は、薬物乱用の増加・不十分な下水処理・コカイン生産現場・海にただようコカインの包みなどだと考えられており、海の生態系ばかりか、それを食べる人間への影響が懸念されています。
コカインは、南米原産であるコカの葉から作られた強力な中毒性を持つ精神刺激薬で、脳内のドーパミンの機能に直接干渉する作用があり、依存性も有害性も高い危険な薬物です。
ブラジルのオスワルド・クルス研究所の環境科学者、ガプリエル・デ・ファリアス・アラウージョ氏が率いる研究チームは、コカインが海の生物に与える影響を調べるため、沿岸部に生息するサメを調べてみることにしました。
調査されたサメは一生を沿岸部で過ごすため、人間による汚染の影響を受けやすいと考えられています。
まず捕獲されたオス3匹とメス10匹の体重と全長を測定し、それから解剖して筋肉と肝臓を採取。
これらが麻薬に汚染されていないかどうか検査されました。
すると検査したすべてのサンプルから高濃度のコカインを検出。
また、1匹を除くすべてのサメから、この薬物の主要代謝物である「ベンゾイルエクゴニン」がかなりの量検出されたそうです。
筋組織ではコカインの水準が肝臓組織の約3倍にのぼり、メスのほうがオスに比べて筋組織でのコカインの濃度が高かったそうです。
野生のサメの体内からコカインが検出されたのは、初めてのことであるということです。
南米はコカの葉の原産地であることから、コカインの使用者が多く、世界の22%を占めるといわれています。
特にブラジルは2番目に大きい消費市場となっているそうです。
オスワルド・クルス研究所によると、ブラジルのコカイン消費量の多さと、コカインを製造する違法施設からの排水、さらに下水処理施設がきちんと機能していないことが相まって、海中のコカイン汚染が上昇している可能性が高いであろうと推測されています。
映画「コカイン・ベア」のように、コカインでサメが凶暴化したのかどうかはわかりません。
ですが、ウナギやゼブラフィッシュなどを対象とした研究では、それによって重要なタンパク質の変化・皮膚の変化・ホルモン機能の乱れといった影響が確認されているそうです。
またサメのコカイン汚染は、その健康被害が懸念されるだけでなく、人間自身にとっても嬉しくない話です。
というのも人間はサメを食べるからで、リオデジャネイロ州では非常にポピュラーな食材であるほか、この魚は世界中で広く食べられています。
この新たな新事実を受け、研究チームは、コカイン汚染がサメと人間の両方に与える影響を解明し、早急に対策を講じる必要があると結論付けています。
最終的には、海洋のコカイン汚染に起因する生態系・公衆衛生上のリスクを軽減し、沿岸生態系の健康とバランスを保つための積極的な対策が不可欠であるということです。
これ、サメ以外の魚も汚染されてる可能性高いでしょ。
サメだけってことはないはずですし…。
ホント、いい話って少ないね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院