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2024年09月04日 [からだのこと]

μプラの脅威

お疲れ様です。院長です。

9月4日の水曜日でございます。

9月4日で串の日。

かな(笑)

では今日も元気にネタいきましょう。

これはまたショッキングなお話です。

なんと、ヒトの精液サンプル全てからマイクロプラスチックが検出されたそうなんです。

世界中ありとあらゆるところに拡散しているマイクロプラスチックですが、最近の研究で男性の精液を調べたところ、全てのサンプルから微細な粒子が検出されたそうなんです。

数十年前から男性の精子が減少するという懸念される傾向が続いていますが、その多くは原因不明とされていました。

ですがマウスによる実験では、マイクロプラスチックが細胞を傷つけ、精子を減らしたり、奇形にしたりといった生殖に悪影響を及ぼすらしい証拠も見つかっています。

科学者たちは、マイクロプラスチックによる人類の生殖への有害性を理解するために、さらなる研究が必須であると述べています。

問題の研究では、中国の青島大学をはじめとする研究チームによって、健康診断で集められた男性40人の精液サンプルが分析されています。

その結果、サンプルすべてからマイクロプラスチックが検出されたんです。

マイクロプラスチックとは微細なプラスチックのことで、大きさが5mm以下のものと定義されています。

目に見えない小さなマイクロプラスチックがいたるところに存在しているということになります。

検出されたプラスチックは8種類で、一番多かったのは食品の包装やトレイなどに使われる「ポリスチレン」で、次いでビニール袋に使われる「ポリエチレン」、3番目が「PVC」だったそうです。

ですが精子や精巣からマイクロプラスチックが発見されたのは、これが初めてではありません。

たとえば、イタリアで若く健康な男性10人の精液を調べたところ、そのうち6人からの精液からマイクロプラスチックが検出されたという研究がありますし、また別の中国で行われた研究では25サンプル中の半数から検出されました。

さらに汚染されているのは男性の精子だけではありません。

この微細な粒子は人間の便や血液、心臓などから検出されており、マウスの実験ではいとも容易く脳にまで達することも明らかにされています。

何百万トンと投棄されるプラスチック廃棄物は、やがて小さな破片や粒子にまで分解されます。

これがマイクロプラスチックで、富士山の山頂から深海まで、今や地球のありとあらゆるところまで入り込んでいると考えられます。

それは環境を汚染するだけでなく、食べ物や水、あるいは呼吸などによって私たちの体にも侵入しているんです。

青島大学 リ・ニン博士は、マイクロプラスチックが人間の健康、とりわけ生殖機能にどのような影響を与えるのか解明することが不可欠であると説明しています。

マイクロプラスチックへの暴露が、潜在的にヒトの健康に影響を及ぼすだろうことを示する研究が増えています。

どれほどの人たちが汚染され、それによって生殖機能がどのような影響を受けるのか理解することが不可欠です(リ・ニン博士)

それが人間にどのような影響を与えるのか、確かなことはわかっていません。

ですがリ・ニン博士によると、マウスの実験で精子数が大幅に減少し、精子の奇形までが増加したことが報告されています。

近年男性の精子が減り続けているという世界的に懸念される傾向がありますが、これまで明らかになったことを鑑みると、その裏にマイクロプラスチックが関係している可能性も否定はできませんねぇ。

現在180カ国以上が、汚染を防ぐためにプラスチックを規制する国連条約について交渉しているという話しです。

イタリアの研究を率いたローマ大学のルイジ・モンターノ氏は、「プラスチック廃棄物の急激な増加を食い止めるためには、手を打たねばなりません」

「地球と人体にこれ以上の永久的なダメージが及ばないよう対策が必要です」と語っています。

これはもういつか必ず、プラスチックを全面禁止にする日がきますよね。

どうせ来るなら、早い方がいいですよ。

でないと、取り返すがつかないことになります。

もうなってるかもね。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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