2024年08月25日 [からだのこと]
(391)サンデーイルネス(仮)乗り物酔いについて
お疲れ様です。院長です。
8月25日のサンデーイルネスでございます。
8月もラスト週間となりました。
ちょうど来週の日曜日は、9月1日です。
我々世代が子供のころは、9月1日と言えば、地獄の日でしたね。
長く、永遠に感じた夏休みが終わり、登校するのが9月1日でした。
ですから、このラストウィークは、宿題を片づける最後のスパートだったりもしましたねぇ。
ま、わたくし院長、大体、途中であきらめて、最後まできちんと宿題提出したことなんざ、一度もありません(笑)
夏休みの宿題って、絵を描いたりもするでしょ?
絵なんて完成したことないですもんねぇ(笑)
自慢じゃないですが(笑)
てことで、そんな夏の終わり、今日も本題いきましょう。
今日のイルネス辞典は、「乗り物酔い」について解説していきたいと思います。
病気とまで言えないかもしれませんが、症状は乗り物に乗っている過程で、むかつき、冷や汗、顔面蒼白、吐き気が起こり、最終的には嘔吐に至る状態をいいます。
原因は何かというと、乗り物酔いに内耳のはたらきが深く関係していることがわかってきたのは、比較的近年になってからです。
船、自動車、電車、飛行機などに乗っていると、連続的な揺れ(加速度刺激)が内耳に加わり、この刺激と他の刺激、たとえば眼に映るまわりの景色などの視覚刺激、体の筋肉で感じる知覚などとの調和がとれなくなり、感覚に混乱が生じるために、乗り物酔いが起こると考えられています。
気分が悪く顔色が蒼白になり、冷や汗をかき、生唾(なまつば)が多くなり、吐き気がして吐いてしまうなどの自律神経症状が主体で、頭痛やめまいも起こります。
高齢者や3歳以下の小さい幼児は酔いにくく、男女を比べると女性のほうが酔いやすい傾向があります。
小児期は酔うというよりも、頭痛やバランスの障害が強く出ます。
思春期を超えるころからバランスの障害が弱くなる代わりに、酔いの程度が強くなります。
初めて経験する乗り物で酔いやすい傾向もあります(訓練された宇宙飛行士でも宇宙酔いを起こします)。
治療の方法
(1)前日には睡眠をしっかりとる。
(2)早朝の出発の際は2〜3時間前から起きて頭をすっきりさせておく。
(3)出発前に軽く(腹八分目)食事をとる。
(4)揺れの少ない座席を選び深く座る。
(5)ゲームをしたり、歌ったりして気分をそらす。
(6)酔いやすい人はあらかじめ酔い止めの薬をのむ。
などが効果的です。
電車やバスの場合、席が空いていれば進行方向に向かうように座ります。
座れなければ進行方向に向いて立ち、体を安定させるとよいでしょう。
つり革はあまりよくありません。
飛行機の場合、外界がよく見えないので、酔いやすい人はあらかじめ酔い止めの薬をのんだり、少しアルコールを飲んで寝てしまうのもひとつの方法です。
船の場合、キャビンのなかにいるのはよくありません。
船首に近いデッキに出て、遠方の水平方向を見るとよいでしょう。
しけの時は諦めて、酔い止めの薬をのんで眠るようにします。
自家用車の場合にはシートは固いものにし、後部座席に乗り、シートベルトをしっかり締めます。
もし酔って具合が悪くなったら、横になって頭を動かさないようにして、冷たい風に当たって、ベルトや衣類をゆるめ安静にします。
酔い止めの薬があれば、それをのんで眠るのがよいでしょう。
症状が重い時には、乗り物から降りる以外に方法はありません。
積極的に治すには、普段から運動をよくして、内耳が乗り物の動揺に対して強くなるように鍛えるしかありません。
ブランコ、鉄棒、マット上での回転運動、ダンスなどのように、頭や体を激しく動かし、内耳を強く刺激するのが効果的です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月25日のサンデーイルネスでございます。
8月もラスト週間となりました。
ちょうど来週の日曜日は、9月1日です。
我々世代が子供のころは、9月1日と言えば、地獄の日でしたね。
長く、永遠に感じた夏休みが終わり、登校するのが9月1日でした。
ですから、このラストウィークは、宿題を片づける最後のスパートだったりもしましたねぇ。
ま、わたくし院長、大体、途中であきらめて、最後まできちんと宿題提出したことなんざ、一度もありません(笑)
夏休みの宿題って、絵を描いたりもするでしょ?
絵なんて完成したことないですもんねぇ(笑)
自慢じゃないですが(笑)
てことで、そんな夏の終わり、今日も本題いきましょう。
今日のイルネス辞典は、「乗り物酔い」について解説していきたいと思います。
病気とまで言えないかもしれませんが、症状は乗り物に乗っている過程で、むかつき、冷や汗、顔面蒼白、吐き気が起こり、最終的には嘔吐に至る状態をいいます。
原因は何かというと、乗り物酔いに内耳のはたらきが深く関係していることがわかってきたのは、比較的近年になってからです。
船、自動車、電車、飛行機などに乗っていると、連続的な揺れ(加速度刺激)が内耳に加わり、この刺激と他の刺激、たとえば眼に映るまわりの景色などの視覚刺激、体の筋肉で感じる知覚などとの調和がとれなくなり、感覚に混乱が生じるために、乗り物酔いが起こると考えられています。
気分が悪く顔色が蒼白になり、冷や汗をかき、生唾(なまつば)が多くなり、吐き気がして吐いてしまうなどの自律神経症状が主体で、頭痛やめまいも起こります。
高齢者や3歳以下の小さい幼児は酔いにくく、男女を比べると女性のほうが酔いやすい傾向があります。
小児期は酔うというよりも、頭痛やバランスの障害が強く出ます。
思春期を超えるころからバランスの障害が弱くなる代わりに、酔いの程度が強くなります。
初めて経験する乗り物で酔いやすい傾向もあります(訓練された宇宙飛行士でも宇宙酔いを起こします)。
治療の方法
(1)前日には睡眠をしっかりとる。
(2)早朝の出発の際は2〜3時間前から起きて頭をすっきりさせておく。
(3)出発前に軽く(腹八分目)食事をとる。
(4)揺れの少ない座席を選び深く座る。
(5)ゲームをしたり、歌ったりして気分をそらす。
(6)酔いやすい人はあらかじめ酔い止めの薬をのむ。
などが効果的です。
電車やバスの場合、席が空いていれば進行方向に向かうように座ります。
座れなければ進行方向に向いて立ち、体を安定させるとよいでしょう。
つり革はあまりよくありません。
飛行機の場合、外界がよく見えないので、酔いやすい人はあらかじめ酔い止めの薬をのんだり、少しアルコールを飲んで寝てしまうのもひとつの方法です。
船の場合、キャビンのなかにいるのはよくありません。
船首に近いデッキに出て、遠方の水平方向を見るとよいでしょう。
しけの時は諦めて、酔い止めの薬をのんで眠るようにします。
自家用車の場合にはシートは固いものにし、後部座席に乗り、シートベルトをしっかり締めます。
もし酔って具合が悪くなったら、横になって頭を動かさないようにして、冷たい風に当たって、ベルトや衣類をゆるめ安静にします。
酔い止めの薬があれば、それをのんで眠るのがよいでしょう。
症状が重い時には、乗り物から降りる以外に方法はありません。
積極的に治すには、普段から運動をよくして、内耳が乗り物の動揺に対して強くなるように鍛えるしかありません。
ブランコ、鉄棒、マット上での回転運動、ダンスなどのように、頭や体を激しく動かし、内耳を強く刺激するのが効果的です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院