2024年07月02日 [からだのこと]
ザクロとアルツハイマー
お疲れ様です。院長です。
7月2日の火曜日でございます。
今年は梅雨入りが遅かったから、梅雨明けも遅いんでしょうかねぇ。
では今日も元気にネタいきますよ〜。
なんでも、ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれないそうなんです。
コペンハーゲン大学の新たな研究によると、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンA」がアルツハイマー病による記憶力の低下を改善してくれる可能性があるそうなんです。
アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因の1つに、脳が古びたミトコンドリアを掃除できなくなることがあげられています。
マウスの実験では、ザクロ由来の天然成分が、この掃除を手助けしてくれることが確認されたということのようなんです。
今のところマウスの実験で効果が確認されただけで、人間に必要な投与量や副作用などわからないことも多いんですが、それでもその見通しは明るく、現在人間による治験が計画されているところだそうです。
では、このザクロ由来成分、ウロリチンAとはいったい何なんでしょう?
ウロリチンAは、ザクロなどに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸」がヒト腸内の腸内細菌によって代謝されてつくられる天然の物質のひとつです。
ウロリチンAは、以前の研究から、長寿遺伝子として知られているサーチュイン遺伝子の量を増やし、活性化させることから、老化を遅らせる効果が期待されていました。
2023年1月に放送された日本テレビ系列の『カズレーザーと学ぶ。』ってテレビ番組で、東京工科大学・免疫食品機能学教授の今井伸二郎氏は、特にザクロにはウロリチンAを作るエラグ酸がたくさん含まれていると紹介していたそうです。
そしてウロリチンAはアルツハイマー病の症状にも効果がある可能性が高いということらしいんです。
物忘れ、言葉が出てこない、時間や場所がわからなくなる、これらはアルツハイマー病の一般的な症状です。
デンマーク、 コペンハーゲン大学の研究チームが明らかにしたのは、ザクロ・イチゴ・クルミなどに含まれるウロリチンAが、こうした症状を治してくれると期待できることです。
アルツハイマー病のマウスを使った研究では、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンAが」記憶障害といった認知症の症状を緩和してくれることがわかりました( コペンハーゲン大学 ヴィルヘルム・ボーア氏)
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患では、「ミトコンドリア」の代謝に問題が起きていることが多いと言われています。
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを作る大切な器官ですが、古くなったものは掃除(このプロセスを「マイトファジー」という)する必要があります。
ところが神経変性疾患の患者の脳は、この掃除をうまく行えなくなってしまいます。
その結果、古びたミトコンドリアが溜まり、脳に悪影響を与えるようになると…。
ですから、この掃除を手助けすることで古びたミトコンドリアを除去できれば、アルツハイマー病などの治療や予防につながると考えられるわけです。
そして今回のマウスを使った研究では、ザクロに含まれる「ウロリチンA」という成分が、それを手助けしてくれることが確認されたわけなんです。
ですが、今回の研究結果は、あくまでマウスの実験によるもので、アルツハイマー病を治療するためにザクロ由来成分をどの程度投与するべきなのかも一切不明です。
研究チームの予想としては、1日にザクロ1個以上分のウロリチンAが必要になるだろうとのことです。
ただ、このザクロ由来成分はすでにサプリが販売されているので、研究チームは今、それを使って適切な投与量を見定めているところだそうです。
また副作用の有無も気になるところですが、ザクロに含まれる天然成分であることから、そのリスクは少ないと予想されるそうです。
動物実験ではウロリチンAの毒性や特定の副作用は確認されておらず、高齢者における安全性試験でも問題は報告されていません。
また、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ウロリチンAを食品または食品添加物として使用する際の安全成分として認定しているという話です。
ウロリチンAに関する我々の知識は限られていますが、筋疾患では有効でした。
今後はアルツハイマー病についても確かめねばなりません(ボーア氏)
これはちょっといい発見かもしれませんね。
日本に限らず、世界中が高齢化していきますし、これからアルツハイマーに代表される認知症状を持つ疾患は増え続けるでしょうからね。
今後の研究に期待です。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月2日の火曜日でございます。
今年は梅雨入りが遅かったから、梅雨明けも遅いんでしょうかねぇ。
では今日も元気にネタいきますよ〜。
なんでも、ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれないそうなんです。
コペンハーゲン大学の新たな研究によると、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンA」がアルツハイマー病による記憶力の低下を改善してくれる可能性があるそうなんです。
アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因の1つに、脳が古びたミトコンドリアを掃除できなくなることがあげられています。
マウスの実験では、ザクロ由来の天然成分が、この掃除を手助けしてくれることが確認されたということのようなんです。
今のところマウスの実験で効果が確認されただけで、人間に必要な投与量や副作用などわからないことも多いんですが、それでもその見通しは明るく、現在人間による治験が計画されているところだそうです。
では、このザクロ由来成分、ウロリチンAとはいったい何なんでしょう?
ウロリチンAは、ザクロなどに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸」がヒト腸内の腸内細菌によって代謝されてつくられる天然の物質のひとつです。
ウロリチンAは、以前の研究から、長寿遺伝子として知られているサーチュイン遺伝子の量を増やし、活性化させることから、老化を遅らせる効果が期待されていました。
2023年1月に放送された日本テレビ系列の『カズレーザーと学ぶ。』ってテレビ番組で、東京工科大学・免疫食品機能学教授の今井伸二郎氏は、特にザクロにはウロリチンAを作るエラグ酸がたくさん含まれていると紹介していたそうです。
そしてウロリチンAはアルツハイマー病の症状にも効果がある可能性が高いということらしいんです。
物忘れ、言葉が出てこない、時間や場所がわからなくなる、これらはアルツハイマー病の一般的な症状です。
デンマーク、 コペンハーゲン大学の研究チームが明らかにしたのは、ザクロ・イチゴ・クルミなどに含まれるウロリチンAが、こうした症状を治してくれると期待できることです。
アルツハイマー病のマウスを使った研究では、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンAが」記憶障害といった認知症の症状を緩和してくれることがわかりました( コペンハーゲン大学 ヴィルヘルム・ボーア氏)
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患では、「ミトコンドリア」の代謝に問題が起きていることが多いと言われています。
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを作る大切な器官ですが、古くなったものは掃除(このプロセスを「マイトファジー」という)する必要があります。
ところが神経変性疾患の患者の脳は、この掃除をうまく行えなくなってしまいます。
その結果、古びたミトコンドリアが溜まり、脳に悪影響を与えるようになると…。
ですから、この掃除を手助けすることで古びたミトコンドリアを除去できれば、アルツハイマー病などの治療や予防につながると考えられるわけです。
そして今回のマウスを使った研究では、ザクロに含まれる「ウロリチンA」という成分が、それを手助けしてくれることが確認されたわけなんです。
ですが、今回の研究結果は、あくまでマウスの実験によるもので、アルツハイマー病を治療するためにザクロ由来成分をどの程度投与するべきなのかも一切不明です。
研究チームの予想としては、1日にザクロ1個以上分のウロリチンAが必要になるだろうとのことです。
ただ、このザクロ由来成分はすでにサプリが販売されているので、研究チームは今、それを使って適切な投与量を見定めているところだそうです。
また副作用の有無も気になるところですが、ザクロに含まれる天然成分であることから、そのリスクは少ないと予想されるそうです。
動物実験ではウロリチンAの毒性や特定の副作用は確認されておらず、高齢者における安全性試験でも問題は報告されていません。
また、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ウロリチンAを食品または食品添加物として使用する際の安全成分として認定しているという話です。
ウロリチンAに関する我々の知識は限られていますが、筋疾患では有効でした。
今後はアルツハイマー病についても確かめねばなりません(ボーア氏)
これはちょっといい発見かもしれませんね。
日本に限らず、世界中が高齢化していきますし、これからアルツハイマーに代表される認知症状を持つ疾患は増え続けるでしょうからね。
今後の研究に期待です。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院