2024年05月22日 [色々なこと]
日本人の祖先
お疲れ様です。院長です。
5月22日の水曜日でございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、日本人の祖先は3つの系統に関わっていることが、全ゲノム解析で明らかになったんだそうです。
全ゲノム解析とか…。
とてもすごそうです。
理化学研究所は、日本の最高研究機関で埼玉県和光市に本部を置く国立研究開発法人です。
アジア最初の基礎科学総合研究所として、1917年(大正6年)に創立されました。
この機関が、日本人の全ゲノム情報を解析し、日本人の祖先には大きく3つの系統が関わっているとする研究結果を報告したわけです。
日本人の祖先は縄文人と弥生人の他に、新たな3つ目の系統が発見されたという話です。
また現代の日本人は、ホモ・サピエンスだけでなく、ネアンデルタール人やデニソワ人といった絶滅した旧人類からも遺伝子を受け継いでいることも判明し、これが体の特徴や病気と関係していることがわかったんだそうです。
この研究は理化学研究所が、バイオバンク・ジャパンから提供された日本人3256人分の全ゲノム情報を分析したもので、ヨーロッパ系以外の人々を対象とした研究としては最大級のものなんだそうです。
これまで日本人の起源は、縄文時代の狩猟採集民「縄文人」と、その後弥生時代に大陸から移住してきた稲作民族「弥生人」とされることがほとんどでした。
その一方、縄文人と弥生人にくわえ、東アジアから古墳時代に日本に渡ってきた3つ目の系統があるという説も提唱されており、研究者の間で議論が交わされてきたわけです。
そして今回の分析では、やはり日本人の遺伝子は3つの起源があるらしいことが確認されたわけなんです。
まず一つめは、「縄文系」です。
その名の通り、縄文人に由来していると考えられ、沖縄で暮らす人たちがとりわけ多くその遺伝子を受け継いでいるそうなんです。
そして、二つ目は「関西系」というんだそうです。
彼らの遺伝子は関西地方の人たちが特に受け継いでおり、古代中国の黄河やその上流地域で生きていた人たちとつながりがあるんだとか…。
そして最後の三つ目は「東北系」なんだそうです。
こちらは縄文人との遺伝的親和性が高いほか、韓国三国時代(4〜5世紀)の古代韓国人と関係していると考えられるそうなんです。
東北地方は歴史的に蝦夷(えみし)が暮らしていた地域ですが、日本人の遺伝的な成り立ちとしてこの系統にスポットライトを当てたのは、この研究が初であるそうです。
今回の研究ではほかにも、ネアンデルタール人から受け継いだ42のDNAとデニソワ人から受け継いだ2つのDNAが、日本人の複雑な特徴と結びついているだろうことも明らかになっています。
こうしたすでに絶滅した旧人類の遺伝子は、ホモ・サピエンスが彼らと交雑した結果、日本人の体に受け継がれるようになった可能性が高いんだそうです。
そしてそれは日本人の身体的特徴や健康とも関係しているという話なんです。
たとえば、「NKX6-1遺伝子」と「POLR3E遺伝子」に含まれるデニソワ人由来のDNAは、それぞれ2型糖尿病と身長と関連していました。
またネアンデルタール人由来の11のDNA配列は、2型糖尿病、冠動脈疾患、アトピー性皮膚炎、前立腺がん、関節リウマチなど、7つの疾患と関連していたそうなんです。
こうした発見は、日本人はもちろんのこと、世界中の人々の個別化医療や新薬の開発につながる可能性があるとのことです。
にしても、「関西系」って(笑)
なんか、関西って文字がもう独特過ぎる雰囲気を出してる気がするのは、わたくし院長だけでしょうかね。
これはこれですごい研究なんでしょう。
理化学研究所のみなさん、お疲れ様でした。
今後も、素晴らしい研究をしてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月22日の水曜日でございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、日本人の祖先は3つの系統に関わっていることが、全ゲノム解析で明らかになったんだそうです。
全ゲノム解析とか…。
とてもすごそうです。
理化学研究所は、日本の最高研究機関で埼玉県和光市に本部を置く国立研究開発法人です。
アジア最初の基礎科学総合研究所として、1917年(大正6年)に創立されました。
この機関が、日本人の全ゲノム情報を解析し、日本人の祖先には大きく3つの系統が関わっているとする研究結果を報告したわけです。
日本人の祖先は縄文人と弥生人の他に、新たな3つ目の系統が発見されたという話です。
また現代の日本人は、ホモ・サピエンスだけでなく、ネアンデルタール人やデニソワ人といった絶滅した旧人類からも遺伝子を受け継いでいることも判明し、これが体の特徴や病気と関係していることがわかったんだそうです。
この研究は理化学研究所が、バイオバンク・ジャパンから提供された日本人3256人分の全ゲノム情報を分析したもので、ヨーロッパ系以外の人々を対象とした研究としては最大級のものなんだそうです。
これまで日本人の起源は、縄文時代の狩猟採集民「縄文人」と、その後弥生時代に大陸から移住してきた稲作民族「弥生人」とされることがほとんどでした。
その一方、縄文人と弥生人にくわえ、東アジアから古墳時代に日本に渡ってきた3つ目の系統があるという説も提唱されており、研究者の間で議論が交わされてきたわけです。
そして今回の分析では、やはり日本人の遺伝子は3つの起源があるらしいことが確認されたわけなんです。
まず一つめは、「縄文系」です。
その名の通り、縄文人に由来していると考えられ、沖縄で暮らす人たちがとりわけ多くその遺伝子を受け継いでいるそうなんです。
そして、二つ目は「関西系」というんだそうです。
彼らの遺伝子は関西地方の人たちが特に受け継いでおり、古代中国の黄河やその上流地域で生きていた人たちとつながりがあるんだとか…。
そして最後の三つ目は「東北系」なんだそうです。
こちらは縄文人との遺伝的親和性が高いほか、韓国三国時代(4〜5世紀)の古代韓国人と関係していると考えられるそうなんです。
東北地方は歴史的に蝦夷(えみし)が暮らしていた地域ですが、日本人の遺伝的な成り立ちとしてこの系統にスポットライトを当てたのは、この研究が初であるそうです。
今回の研究ではほかにも、ネアンデルタール人から受け継いだ42のDNAとデニソワ人から受け継いだ2つのDNAが、日本人の複雑な特徴と結びついているだろうことも明らかになっています。
こうしたすでに絶滅した旧人類の遺伝子は、ホモ・サピエンスが彼らと交雑した結果、日本人の体に受け継がれるようになった可能性が高いんだそうです。
そしてそれは日本人の身体的特徴や健康とも関係しているという話なんです。
たとえば、「NKX6-1遺伝子」と「POLR3E遺伝子」に含まれるデニソワ人由来のDNAは、それぞれ2型糖尿病と身長と関連していました。
またネアンデルタール人由来の11のDNA配列は、2型糖尿病、冠動脈疾患、アトピー性皮膚炎、前立腺がん、関節リウマチなど、7つの疾患と関連していたそうなんです。
こうした発見は、日本人はもちろんのこと、世界中の人々の個別化医療や新薬の開発につながる可能性があるとのことです。
にしても、「関西系」って(笑)
なんか、関西って文字がもう独特過ぎる雰囲気を出してる気がするのは、わたくし院長だけでしょうかね。
これはこれですごい研究なんでしょう。
理化学研究所のみなさん、お疲れ様でした。
今後も、素晴らしい研究をしてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院