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2024年05月09日 [からだのこと]

サイコパスな○○

お疲れ様です。院長です。

5月9日の木曜日でございます。

5月もここまでくると春って感じが薄れてきますねぇ。

では今日も元気にネタにいきましょう。

みなさんはサイコパスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ここ数年でよく使われるようになってきた言葉でもあるんですが、一般人と比べて著しく偏った考え方や行動を取り、対人コミュニケーションに支障をきたすパーソナリティ障害の一種です。

ただ、ここから飛躍して犯罪に絡むほどの異常者という感覚で言葉が独り歩きしている部分もあり、ちょっとマイナスな言葉になってますけどね。

実際に、冷淡で他人の感情に興味がない、目的の為なら平気で嘘をつき、罪悪感なく人を操り陥れることもいとわないなどの症状も「サイコパス」の特徴とされています。

診断上は「反社会性パーソナリティ障害」に分類される「サイコパス」なんですが、これまで男性に多く、過去の研究によれば、男女の比率は6:1と言われていました。

ところが最新の研究によると、女性のサイコパスはこれまでの常識より約5倍多い可能性があり、男女の比率は1.2:1と、ほぼかわらないという研究結果が出たそうなんです。

これは、女性のサイコパスが増えたのか、それとも見過ごされてきたのか…。

その理由にせまった研究を見てみましょう。

英国アングリア・ラスキン大学のクライヴ・ボディ博士は、一般に女性が男性的な特徴を示しても無視されがちなことが、女性サイコパスが少なく見積もられる要因だと主張しています。

従来のサイコパスの判定方法は、男性の犯罪行動を基準に設計されているため、女性サイコパスが使用する巧妙で誘惑的な戦術を捉えることができなかったということのようです。

またサイコパスに関する研究も男性が基準となっていました。

このジェンダーバイアスが、女性サイコパスの真の性質と頻度を見落とす原因となっているのだそうです。

そこで、ボディ博士は、サイコパスの反社会的行動特性を除外し、もっとも基本的な特徴のみに基づいて”サイコパス度”を測定してみたそうです。

すると、男性と女性のサイコパスの比率は1.2対1、つまりはほぼ半々であることがわかったそうなんです。

これが本当なら、これまで考えられてきたより女性サイコパスは5倍も多いということになります。

サイコパスだからといってすべてが犯罪者であるわけではもちろんありません。

むしろ冷酷無慈悲で目標の為なら手段を選ばないといった特性は、企業の経営者や団体のリーダーなどには有意に働くともいわれています。

長年、企業に潜むサイコパスを研究してきたボディ博士によると、女性サイコパスは男性サイコパスよりも人を操るのが得意で、好印象を与えるために様々なテクニックを使ったり、社会的・経済的に優位に立つために嘘や誘惑的な行動をとったりするんだそうです。

一般に、サイコパスには女性より男性に特有のものというイメージがあるため、女性にサイコパス的な特徴(不誠実、欺瞞的、敵対的、冷酷さなど)があっても、サイコパスとはあまりみなされないわけです。

また、女性サイコパスは、暴力ではなく、言葉を巧みに操って、己の目的を達成する傾向があります。

これは男性サイコパスの傾向とは少々異なる特徴です。

こうしたことから、これまでの男性に基づくサイコパスの基準では、女性サイコパスをうまく捉えられていない可能性があるため、それが女性のサイコパス率の過小評価につながったと考えられると…。

現実にいる女性サイコパスをうまく特定できないという問題は、司法制度に影響を与え、その配偶者や子供などの不利益につながっているかもしれないと専門家は言っています。

また女性であれば、誠実で、思いやりがあり、企業の社会的責任などに関心があるというわけでもないので、組織のリーダーを選びにも影響するだろうとのことです。

まぁ、サイコパスって言葉自体が、どうもイメージ悪い部分がありますが、こういうパーソナル障害を持つ人はかなり多いんじゃないかとは思いますけどね。

でも、あくまで自己制御できる範囲であれば、障害とまでは言いませんし、自分勝手な妄想なんて誰でも思うものですからねぇ。

なかなか線引きは難しいでしょうけど、まぁ、女性だから少ないってことはないでしょうね。

ではまた〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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