お疲れ様です。院長です。

4月14日のサンデーイルネスでございます。

4月も中盤まできましたね。

桜も徐々に散りだしてますし、今が一番過ごしやすい時期かもしれません。

温暖化が叫ばれだしてから、ここから夏になるのが早いんですよね。

まぁ、夏になると言ったら大げさかもしれませんが、もうすぐ暑くなってきますよね。

去年もたしか、ゴールデンウイーク辺りですでに暑かったですしね。

今年も夏は暑くなるって話ですから、ホント今のうちに春を楽しんでおいてくださいね。

再来週には、もうそのゴールデンウィークが始まりますしね。

そこまでいったら、ジワジワ暑くて、気付いたら一気に、梅雨〜夏ってパターンですな。

そして、いつまでもダラダラ暑いと…。

9月なんて、まだまだ夏ですもんね。

前々泳げる感じですしね。

わたくし院長が子供の頃は、お盆過ぎたら涼しい日とかありましたし、夕涼みとか出来たもんですどねぇ。

いまや、夜でも室内でも熱中症対策しなきゃならない時代ですから、エライ変わりようですな。。

9月は夏って分類ではなかったように思いますが、今では立派に夏ですもんね。

そして、秋が来たとおもったら、もう次の日から寒いみたいな感じですからねぇ。

このままいくと、春と秋はなくなりますね。

常夏と極寒。

ま、それはそれでいいけどね（笑）

てな感じで、とにかく今は短い春を満喫しましょう。

では今日も本題に入りましょう。

今日のイルネス辞典は、「寄生虫症」について解説していきたいと思います。

寄生虫症は線虫(せんちゅう)類、吸虫(きゅうちゅう)類、条虫(じょうちゅう)類などが、腸や肝臓、肺、皮下組織などに寄生する病気です。

線虫類には蟯虫(ぎょうちゅう)、回虫(かいちゅう)、鉤虫(こうちゅう)があります。

生活環境の改善に伴い、ほとんどみられなくなりましたが、蟯虫はまだ少なくありません。

蟯虫症(ぎょうちゅうしょう)

まずはどんな病気かですが、蟯虫が腸に寄生する病気で、寄生虫症のなかで最も多く、学童、幼児に多くみられます。

原因は何かと言いますと、蟯虫が肛門付近に産卵する時にかゆみを伴うため、かいた手に虫卵が付着します。

その虫卵の付いた手で周囲の物に触ることで、環境に付着し、そこから他の人の口へ入って感染します。

症状の現れ方としては、肛門のかゆみ、肛門周囲の皮疹がみられます。

かゆみのために不眠などの症状が現れることもあります。

朝、排便前にセロファンテープを肛門に付けて虫卵の有無をみます。

治療の方法としましては、家族全員がコンバントリンを内服する必要があります。

環境を介して経口感染するため、家族も蟯虫症の可能性があり、家族全員の治療を行わないと再発することがあります。


鉤虫症(こうちゅうしょう)、回虫症(かいちゅうしょう)

こちらはどんな病気かと言いますと、回虫、鉤虫が腸に寄生する病気です。

虫卵の入った便が混じった土（人糞(じんぷん)肥料など）のなかで幼虫がかえり、それが経口的に感染します。

現在はほとんどみられなくなりました。

症状の現れ方としては、鉤虫症の症状としては、腹痛、頭痛、貧血がみられます。

回虫症では、幼虫が肺に入って肺炎を起こしたり、胆道に入って黄疸(おうだん)を引き起こしたりすることがあります。

便中の虫卵の有無を確認します。

治療の方法としては、コンバントリンを内服します。


条虫症(じょうちゅうしょう)

これはどんな病気かと言いますと、条虫（俗にサナダムシと呼ばれる）が腸に寄生する病気です。

主に広節裂頭(こうせつれっとう)条虫と無鉤(むこう)条虫があります。

原因はマスや牛肉の生食で虫卵、幼虫が経口的に感染します。

症状の現れ方としては、いずれも腹痛などの症状が出ることがありますが、無症状の場合が多いようです。

広節裂頭条虫は体長数mに及び、長い虫体が肛門から出てくることで気づきます。

無鉤条虫は便中で動く虫体を見つけることで気づきます。

便中の虫卵の有無を確認します。

治療の方法としては、ビチオノールかアミノサイジンを内服します。

さらに下剤をのみ、排便とともに虫体を排出することで治ります。

虫の頭部が排出できないと、再び腸内で成長し、治りません。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。





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