2024年04月12日 [色々なこと]
宇宙ゴミを打ち落とせ。
お疲れ様です。院長です。
4月12日の金曜日でございます。
なんでも本日は、「国際有人宇宙飛行デー」なんだそうです。
1961年(昭和36年)のこの日、世界初の有人宇宙衛星船・ソビエト連邦のヴォストーク1号が打ち上げられたことを記念してるんだそうです。
60年以上前なんですねぇ…。
てことで、今日は宇宙に因んだお話いってみましょう。
日本発、地上レーザーで宇宙ゴミを撃ち放つプロジェクトがすすんでるんだとか…。
核融合用のレーザーを使用するそうですよ。
大阪大学のスタートアップ企業「EX-Fusion(エクスフュージョン)」は、ますます深刻化する「宇宙ゴミ(デブリ)問題」を解決するために、地上から宇宙めがけてレーザーを撃ち放つ予定です。
そのレーザー技術は、元々は核融合発電のために開発されたものなんだそうです。
2023年10月、同社はオーストラリアの「EOS Space Systems(EOSスペース)」と提携し、キャンベラ近郊に強力なレーザーシステムを設置する計画を進めています。
「宇宙ゴミ(デブリ)」とは、古い人工衛星や使用済みのロケットのパーツなど、宇宙での役目を終え、そのまま地球の軌道上でただよっている物体のことを指します。
「ただよっている」と書きましたが、実際にはただよっているどころではなく、凄まじい速度でぶっ飛んでいます。
JAXAによれば、その低軌道での速度は秒速7〜8km。
秒速ではピンとこないかもしれませんので、時速に直すと25200km〜28800km。
余計に分かりにくいな(笑)
ま、とにかく速いわけです。
で、地球を周回する人工衛星なども同じスピードで移動しているので、それらが正面衝突すれば秒速10〜15kmで激突したことになるわけで、これは銃弾の10倍を超える猛スピードなんだそうです。
例え数mmの宇宙ゴミであっても、その破壊力は時速100kmで移動するボウリングの球に匹敵するといいますから、なかなかの凶器です。
ですから、例えカスのような宇宙ゴミだったとしても、危険極まりない代物なわけです。
そんな宇宙ゴミは、10cmを超えるものなら2万個、1cm以上のものなら50〜70万個、そして1mm以上のものなら1億個を超えると推定されています。
今や宇宙は、テレコミュニケーション・金融・位置情報・ナビゲーションなど、地上の生活にとって欠かすことができない領域となっています。
たかがゴミかもしれませんが、私たち人類にとって大問題となるわけです。
で、大阪大学発のスタートアップ「EX-Fusion(エクスフュージョン)」が目指すのは、そんな宇宙ゴミ問題の解決です。
その方法は、まるでマンガみたいですが、なんと地上からレーザーを放って、宇宙ゴミを狙い撃つというものです。
地上からレーザーを放つと言っても、それで宇宙ゴミを撃破しようというのではありません。
代わりに、それによって起きる「レーザーアブレーション」という現象を利用するんだそうです。
レーザーを物質に当てると、その物質が気化・プラズマ化して放出されます。
その推進力によって宇宙ゴミをどかしたり、ブレーキをかけたりしてやるという事らしいです。
速度が落ちた宇宙デブリは、やがて大気圏に突入し、燃え尽きるはずだと…。
このプロジェクトの初期段階では、これまで地上から狙うのは困難だった10cm以下の宇宙ゴミを追跡するレーザー技術が設置されるそうなんです。
そして第2段階では、いよいよ地上からレーザーを照射し、宇宙ゴミの除去が試みられるという話しです。
なお強力なレーザーというと、どうしても軍事利用が想像されてしまいます。
実際、EOSスペースは対ドローン用のレーザー兵器も持っていますからね。
ですがEOSスペースのジェームス・ベネット副社長は、宇宙ゴミの除去を目的としたレーザーは、軍事用のレーザーとは異なると述べています。
現在のレーザー兵器は、ファイバーレーザー(光ファイバーで光を増幅するレーザー)を使って対象を切断したり、溶かしたりします。
ですがエクスフュージョンのレーザーは、「LD励起固体レーザー」なんだとか…。
こうしたレーザーは、高速で移動する宇宙ゴミに力を加え、ブレーキをかけるように作用するそうです。
そしてそれは、直径数ミリの水素燃料ペレットを圧縮して核融合を起こすために使われるレーザーとも同じであるということです。
エクスフュージョンの松尾一樹CEOによると、宇宙ゴミを片付けるレーザーの出力は核融合用のものより一桁低いものの、特殊なミラーを使って制御するなど、技術的な課題は同じであるとのこと。
まぁ、いくら高性能だと言っても、これ、発射させるのはヒトですから、射撃?というか何というか、そっちの技術もかなり必要でしょうねぇ…。
宇宙ゴミと言われても、これもピンとはきませんが、まぁ、ゴミはない方が良いに決まってますから、是非掃除して下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月12日の金曜日でございます。
なんでも本日は、「国際有人宇宙飛行デー」なんだそうです。
1961年(昭和36年)のこの日、世界初の有人宇宙衛星船・ソビエト連邦のヴォストーク1号が打ち上げられたことを記念してるんだそうです。
60年以上前なんですねぇ…。
てことで、今日は宇宙に因んだお話いってみましょう。
日本発、地上レーザーで宇宙ゴミを撃ち放つプロジェクトがすすんでるんだとか…。
核融合用のレーザーを使用するそうですよ。
大阪大学のスタートアップ企業「EX-Fusion(エクスフュージョン)」は、ますます深刻化する「宇宙ゴミ(デブリ)問題」を解決するために、地上から宇宙めがけてレーザーを撃ち放つ予定です。
そのレーザー技術は、元々は核融合発電のために開発されたものなんだそうです。
2023年10月、同社はオーストラリアの「EOS Space Systems(EOSスペース)」と提携し、キャンベラ近郊に強力なレーザーシステムを設置する計画を進めています。
「宇宙ゴミ(デブリ)」とは、古い人工衛星や使用済みのロケットのパーツなど、宇宙での役目を終え、そのまま地球の軌道上でただよっている物体のことを指します。
「ただよっている」と書きましたが、実際にはただよっているどころではなく、凄まじい速度でぶっ飛んでいます。
JAXAによれば、その低軌道での速度は秒速7〜8km。
秒速ではピンとこないかもしれませんので、時速に直すと25200km〜28800km。
余計に分かりにくいな(笑)
ま、とにかく速いわけです。
で、地球を周回する人工衛星なども同じスピードで移動しているので、それらが正面衝突すれば秒速10〜15kmで激突したことになるわけで、これは銃弾の10倍を超える猛スピードなんだそうです。
例え数mmの宇宙ゴミであっても、その破壊力は時速100kmで移動するボウリングの球に匹敵するといいますから、なかなかの凶器です。
ですから、例えカスのような宇宙ゴミだったとしても、危険極まりない代物なわけです。
そんな宇宙ゴミは、10cmを超えるものなら2万個、1cm以上のものなら50〜70万個、そして1mm以上のものなら1億個を超えると推定されています。
今や宇宙は、テレコミュニケーション・金融・位置情報・ナビゲーションなど、地上の生活にとって欠かすことができない領域となっています。
たかがゴミかもしれませんが、私たち人類にとって大問題となるわけです。
で、大阪大学発のスタートアップ「EX-Fusion(エクスフュージョン)」が目指すのは、そんな宇宙ゴミ問題の解決です。
その方法は、まるでマンガみたいですが、なんと地上からレーザーを放って、宇宙ゴミを狙い撃つというものです。
地上からレーザーを放つと言っても、それで宇宙ゴミを撃破しようというのではありません。
代わりに、それによって起きる「レーザーアブレーション」という現象を利用するんだそうです。
レーザーを物質に当てると、その物質が気化・プラズマ化して放出されます。
その推進力によって宇宙ゴミをどかしたり、ブレーキをかけたりしてやるという事らしいです。
速度が落ちた宇宙デブリは、やがて大気圏に突入し、燃え尽きるはずだと…。
このプロジェクトの初期段階では、これまで地上から狙うのは困難だった10cm以下の宇宙ゴミを追跡するレーザー技術が設置されるそうなんです。
そして第2段階では、いよいよ地上からレーザーを照射し、宇宙ゴミの除去が試みられるという話しです。
なお強力なレーザーというと、どうしても軍事利用が想像されてしまいます。
実際、EOSスペースは対ドローン用のレーザー兵器も持っていますからね。
ですがEOSスペースのジェームス・ベネット副社長は、宇宙ゴミの除去を目的としたレーザーは、軍事用のレーザーとは異なると述べています。
現在のレーザー兵器は、ファイバーレーザー(光ファイバーで光を増幅するレーザー)を使って対象を切断したり、溶かしたりします。
ですがエクスフュージョンのレーザーは、「LD励起固体レーザー」なんだとか…。
こうしたレーザーは、高速で移動する宇宙ゴミに力を加え、ブレーキをかけるように作用するそうです。
そしてそれは、直径数ミリの水素燃料ペレットを圧縮して核融合を起こすために使われるレーザーとも同じであるということです。
エクスフュージョンの松尾一樹CEOによると、宇宙ゴミを片付けるレーザーの出力は核融合用のものより一桁低いものの、特殊なミラーを使って制御するなど、技術的な課題は同じであるとのこと。
まぁ、いくら高性能だと言っても、これ、発射させるのはヒトですから、射撃?というか何というか、そっちの技術もかなり必要でしょうねぇ…。
宇宙ゴミと言われても、これもピンとはきませんが、まぁ、ゴミはない方が良いに決まってますから、是非掃除して下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院