2024年04月11日 [動物のこと]
マンモス復活へ
お疲れ様です。院長です。
4月11日の木曜日でございます。
4月も前半戦が終わり、桜ももう寒いトコしか残ってませんね。
去年も確か、ゴールデンウィークあたりにはもう暑かった記憶がありますから、過ごしやすいのももう少しです。
存分に楽しんでください。
では今日もネタにいきましょう。
このブログでも、何回か紹介したことがあるお話しなんですが、マンモス復活プロジェクトの続報でございます。
なんでも、アジアゾウのiPS細胞作成に成功し、画期的な進歩を遂げたんだとか…。
大昔に絶滅したケナガマンモスの復活に挑んでいるアメリカの企業が、アジアゾウ(Elephas maximus)から「iPS細胞」を作ることに成功したそうです。
「ケナガマンモス」の親戚であるアジアゾウから作られたiPS細胞があれば、生き動物から組織を採取することなく遺伝子の編集を試み、現代のゾウとマンモスの違いを調べることができるんだとか…。
バイオテクノロジー企業、Colossal Biosciences社は2028年までにケナガマンモスを復活させることを目標に掲げており、目標にまた一歩近づいたようです。
Colossal Biosciences(コロッサル・バイオサイエンシズ)社は、マンモスやドードー、タスマニアタイガー(フクロオオカミ)など、絶滅した動物の復活に挑むバイオテクノロジー企業です。
iPS細胞とは、成熟した細胞を”初期化”して、体内のあらゆるタイプの細胞に変化できるよう作られた細胞のことです。
その生物科学部長で、マンモスの研究責任者であるエリオナ・ハイソリ氏は、「こうした細胞は、間違いなく”脱"絶滅研究に大きな威力を発揮します」と語っています。
素晴らしいのは、このiPS細胞があれば、マンモスが極寒の地で生きることを可能にした特徴である、ふさふさの体毛・曲がった牙・脂肪の蓄積・ドーム状の頭蓋といったものの背後にある、細胞や遺伝子のプロセスを明らかにできることなんだそうです。
iPS細胞はまた、マンモスの復活に必要となるゾウの精子と卵子を、人工的に作り出す鍵を握ってもいます。
それを野生のゾウから採取することも不可能ではないわけですが、2万5000頭しかないアジアゾウは絶滅危惧種であるため、現実には困難で、望ましいことでもないと…。
ですがゾウの遺伝子は、とても複雑な経路によって機能しています。
ですから、そのiPS細胞を作成することは、これまで非常に困難だったわけです。
そこでコロッサル社の研究チームは、「TP53」というコア遺伝子を抑制することで、この難題を克服しています。
この遺伝子は、細胞の増殖を制御し、それが無限に増えることを防ぐ役割があります。
ゾウの細胞で克服せねばならなかったことの1つは、ゾウの細胞にあるTP53経路です。
iPS細胞を得るためには、2つの手段でこの経路を抑制する必要がありました。とハイソリ氏は語っておられます。
このiPS細胞は、ケナガマンモスを復活させるうえで最大の難関とされる、ゾウの妊娠プロセスを解明する重要なツールにもなるかもしれないとの期待もあります。
ケナガマンモスのDNAとゾウの細胞を融合させ、胚を作ることができたら、今度はそれをゾウの代理母に移植して、お腹の中で育てる必要があります。
ですがゾウの妊娠期間は、22ヶ月と長く複雑です。
ですからゾウの発生生物学的なメカニズムを理解するのはとても大切なこととなるわけなんですね。
ハイソリ氏によれば、ケナガマンモスの胚を人工的に作ること自体は、もはやそれほどの挑戦ではないという話しです。
それよりも、胚をきちんと育て、健康な赤ちゃんとして誕生させることのほうがずっと難題なのだそうです。
現在研究チームは、ゾウのiPS細胞を作り、それを成熟させるまた別の方法を研究しているところだそうです。
まだまだ検証が必要なので、実験してみないと何とも言えないようですが、それが多能である(つまり、あらゆる細胞に分化する)可能性は十分にあるでしょう。とハイソリ氏は語っています。
これはホントに大進歩と言えるでしょうね。
マジでマンモス復活するかも…。
ケナガマンモスのDNAとゾウの細胞を融合させ、胚を作り、それをゾウの代理母に移植して、お腹の中で育てる…。
果たして、これを純粋なマンモスと呼べるのかどうか、微妙な気もしますが、確実に前進はしてるようです。
楽しみですな。
わたくし院長の生きてるうちにマンモス見れるかなぁ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月11日の木曜日でございます。
4月も前半戦が終わり、桜ももう寒いトコしか残ってませんね。
去年も確か、ゴールデンウィークあたりにはもう暑かった記憶がありますから、過ごしやすいのももう少しです。
存分に楽しんでください。
では今日もネタにいきましょう。
このブログでも、何回か紹介したことがあるお話しなんですが、マンモス復活プロジェクトの続報でございます。
なんでも、アジアゾウのiPS細胞作成に成功し、画期的な進歩を遂げたんだとか…。
大昔に絶滅したケナガマンモスの復活に挑んでいるアメリカの企業が、アジアゾウ(Elephas maximus)から「iPS細胞」を作ることに成功したそうです。
「ケナガマンモス」の親戚であるアジアゾウから作られたiPS細胞があれば、生き動物から組織を採取することなく遺伝子の編集を試み、現代のゾウとマンモスの違いを調べることができるんだとか…。
バイオテクノロジー企業、Colossal Biosciences社は2028年までにケナガマンモスを復活させることを目標に掲げており、目標にまた一歩近づいたようです。
Colossal Biosciences(コロッサル・バイオサイエンシズ)社は、マンモスやドードー、タスマニアタイガー(フクロオオカミ)など、絶滅した動物の復活に挑むバイオテクノロジー企業です。
iPS細胞とは、成熟した細胞を”初期化”して、体内のあらゆるタイプの細胞に変化できるよう作られた細胞のことです。
その生物科学部長で、マンモスの研究責任者であるエリオナ・ハイソリ氏は、「こうした細胞は、間違いなく”脱"絶滅研究に大きな威力を発揮します」と語っています。
素晴らしいのは、このiPS細胞があれば、マンモスが極寒の地で生きることを可能にした特徴である、ふさふさの体毛・曲がった牙・脂肪の蓄積・ドーム状の頭蓋といったものの背後にある、細胞や遺伝子のプロセスを明らかにできることなんだそうです。
iPS細胞はまた、マンモスの復活に必要となるゾウの精子と卵子を、人工的に作り出す鍵を握ってもいます。
それを野生のゾウから採取することも不可能ではないわけですが、2万5000頭しかないアジアゾウは絶滅危惧種であるため、現実には困難で、望ましいことでもないと…。
ですがゾウの遺伝子は、とても複雑な経路によって機能しています。
ですから、そのiPS細胞を作成することは、これまで非常に困難だったわけです。
そこでコロッサル社の研究チームは、「TP53」というコア遺伝子を抑制することで、この難題を克服しています。
この遺伝子は、細胞の増殖を制御し、それが無限に増えることを防ぐ役割があります。
ゾウの細胞で克服せねばならなかったことの1つは、ゾウの細胞にあるTP53経路です。
iPS細胞を得るためには、2つの手段でこの経路を抑制する必要がありました。とハイソリ氏は語っておられます。
このiPS細胞は、ケナガマンモスを復活させるうえで最大の難関とされる、ゾウの妊娠プロセスを解明する重要なツールにもなるかもしれないとの期待もあります。
ケナガマンモスのDNAとゾウの細胞を融合させ、胚を作ることができたら、今度はそれをゾウの代理母に移植して、お腹の中で育てる必要があります。
ですがゾウの妊娠期間は、22ヶ月と長く複雑です。
ですからゾウの発生生物学的なメカニズムを理解するのはとても大切なこととなるわけなんですね。
ハイソリ氏によれば、ケナガマンモスの胚を人工的に作ること自体は、もはやそれほどの挑戦ではないという話しです。
それよりも、胚をきちんと育て、健康な赤ちゃんとして誕生させることのほうがずっと難題なのだそうです。
現在研究チームは、ゾウのiPS細胞を作り、それを成熟させるまた別の方法を研究しているところだそうです。
まだまだ検証が必要なので、実験してみないと何とも言えないようですが、それが多能である(つまり、あらゆる細胞に分化する)可能性は十分にあるでしょう。とハイソリ氏は語っています。
これはホントに大進歩と言えるでしょうね。
マジでマンモス復活するかも…。
ケナガマンモスのDNAとゾウの細胞を融合させ、胚を作り、それをゾウの代理母に移植して、お腹の中で育てる…。
果たして、これを純粋なマンモスと呼べるのかどうか、微妙な気もしますが、確実に前進はしてるようです。
楽しみですな。
わたくし院長の生きてるうちにマンモス見れるかなぁ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院