2024年04月05日 [からだのこと]
精巣オルガノイド
お疲れ様です。院長です。
4月5日の金曜日でございます。
明日、明後日辺りは花見もピークに混むでしょうねぇ。
お天気はどうでしょうか。
もう、次に雨降ったら散っちゃいそうですね。
ではネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなネタでもお送りしたいと思います。
なんでも、実験室でマウス細胞から人工的に(精巣)を作り出すことに、イスラエルの研究チームが成功したんだそうです。
イスラエルの研究チームが、マウスの細胞から一対の睾丸(精巣)オルガノイドを培養することに成功したそうなんです。
オルガノイドとは、試験管の中で細胞から作るミニチュアの臓器のことをそう呼ぶんだそうです。
ミニチュアといっても、昨日は完全に備わっており、こういうものが試験管の中で作れちゃう時代が来たんですねぇ…。
そう言えば、わたくし院長の子供の頃、「試験管ベビー」なんて今じゃ、倫理的などうやねんってな名前で体外受精の技術が呼ばれてましたねぇ。
「試験管ベビー」って…。
アカンよね(笑)
で、話を戻して、このミニ精巣が生み出された理由は、精巣の発達や機能について理解を深め、男性不妊の原因を解明し、男性の不妊症治療へとつなげることなんだそうです。
不妊症の治療に取り組む夫婦は年々増えており、厚生労働省によると夫婦4.4組に1組が不妊治療を受けているという驚きの数字も出ています。
ですが男性の不妊症の詳しい原因はほとんどわかっていないのが現状なんだそうです。
イスラエルのバル=イラン大学のニツァン・ゴネン氏は、「ミニ精巣は、精巣の発達や機能について基礎研究する際のモデルとして有望で、性発達障害や不妊症の治療への応用が期待できます」とプレスリリースで述べています。
培養された精巣は「オルガノイド」という人工臓器で、本物によく似た管状構造をしています。
オルガノイドは、実験室内で培養された細胞から作る、人間の体と同じように機能するミニチュア臓器で、臓器の発達や病気を研究するモデルとして注目されています。
最新の研究発表では、生まれたばかりのマウスから未成熟の精巣細胞を採取し、これを培養しました。
精巣は男性の生殖器官の一部であり、いわゆる睾丸のことで、男性の生殖細胞である精子を生産したり、男性ホルモンであるテストステロンを分泌する大事な器官です。
マウスの精巣細胞を培養した期間は9週間で、理論的には、精子の生産やホルモンの分泌プロセスを完了するのに十分な時間なんだそうです。
この精巣オルガノイドが実際に精子を作れるのかはわからないそうですが、それでも初期の精細胞が生産されているらしき兆候はあったという話しです。
こうしたことができたのも、ゴネン氏らが精巣オルガノイドが成熟して、精管を成長させられるような環境を作り出すことに成功したおかげです。
じつはほとんどのオルガノイドは、臓器の初期段階に似せて作られるため、ここまで成熟したオルガノイドは珍しいんだそうです。
なお今回の精巣オルガノイドは、あくまでマウスの細胞から培養されたものです。
臓器の発達を研究するモデルとして有望ではあるんですが、ゴネン氏はいずれは人間の細胞から同じようなオルガノイドを作ろうと考えているそうです。
ゴネン氏らによると、小児がんで化学療法や放射線治療を受けた思春期前の男児は、3人に1人が不妊になるのだそうです。
若くしてがんになった子供でも、85%が成人になっていることを考えると、このことは彼らの人生を大きく左右すると考えられます。
にもかかわらず、彼らの生殖能力を回復させる方法は今のところないんだとか…。
「この研究では、マウスから精巣オルガノイドを作ったが、同様のやり方で思春期前の男児から精巣オルガノイドを作れる可能性は大いにある」のだそうですよ。
この研究も今後に期待いたしましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月5日の金曜日でございます。
明日、明後日辺りは花見もピークに混むでしょうねぇ。
お天気はどうでしょうか。
もう、次に雨降ったら散っちゃいそうですね。
ではネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなネタでもお送りしたいと思います。
なんでも、実験室でマウス細胞から人工的に(精巣)を作り出すことに、イスラエルの研究チームが成功したんだそうです。
イスラエルの研究チームが、マウスの細胞から一対の睾丸(精巣)オルガノイドを培養することに成功したそうなんです。
オルガノイドとは、試験管の中で細胞から作るミニチュアの臓器のことをそう呼ぶんだそうです。
ミニチュアといっても、昨日は完全に備わっており、こういうものが試験管の中で作れちゃう時代が来たんですねぇ…。
そう言えば、わたくし院長の子供の頃、「試験管ベビー」なんて今じゃ、倫理的などうやねんってな名前で体外受精の技術が呼ばれてましたねぇ。
「試験管ベビー」って…。
アカンよね(笑)
で、話を戻して、このミニ精巣が生み出された理由は、精巣の発達や機能について理解を深め、男性不妊の原因を解明し、男性の不妊症治療へとつなげることなんだそうです。
不妊症の治療に取り組む夫婦は年々増えており、厚生労働省によると夫婦4.4組に1組が不妊治療を受けているという驚きの数字も出ています。
ですが男性の不妊症の詳しい原因はほとんどわかっていないのが現状なんだそうです。
イスラエルのバル=イラン大学のニツァン・ゴネン氏は、「ミニ精巣は、精巣の発達や機能について基礎研究する際のモデルとして有望で、性発達障害や不妊症の治療への応用が期待できます」とプレスリリースで述べています。
培養された精巣は「オルガノイド」という人工臓器で、本物によく似た管状構造をしています。
オルガノイドは、実験室内で培養された細胞から作る、人間の体と同じように機能するミニチュア臓器で、臓器の発達や病気を研究するモデルとして注目されています。
最新の研究発表では、生まれたばかりのマウスから未成熟の精巣細胞を採取し、これを培養しました。
精巣は男性の生殖器官の一部であり、いわゆる睾丸のことで、男性の生殖細胞である精子を生産したり、男性ホルモンであるテストステロンを分泌する大事な器官です。
マウスの精巣細胞を培養した期間は9週間で、理論的には、精子の生産やホルモンの分泌プロセスを完了するのに十分な時間なんだそうです。
この精巣オルガノイドが実際に精子を作れるのかはわからないそうですが、それでも初期の精細胞が生産されているらしき兆候はあったという話しです。
こうしたことができたのも、ゴネン氏らが精巣オルガノイドが成熟して、精管を成長させられるような環境を作り出すことに成功したおかげです。
じつはほとんどのオルガノイドは、臓器の初期段階に似せて作られるため、ここまで成熟したオルガノイドは珍しいんだそうです。
なお今回の精巣オルガノイドは、あくまでマウスの細胞から培養されたものです。
臓器の発達を研究するモデルとして有望ではあるんですが、ゴネン氏はいずれは人間の細胞から同じようなオルガノイドを作ろうと考えているそうです。
ゴネン氏らによると、小児がんで化学療法や放射線治療を受けた思春期前の男児は、3人に1人が不妊になるのだそうです。
若くしてがんになった子供でも、85%が成人になっていることを考えると、このことは彼らの人生を大きく左右すると考えられます。
にもかかわらず、彼らの生殖能力を回復させる方法は今のところないんだとか…。
「この研究では、マウスから精巣オルガノイドを作ったが、同様のやり方で思春期前の男児から精巣オルガノイドを作れる可能性は大いにある」のだそうですよ。
この研究も今後に期待いたしましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院