2024年03月21日 [色々なこと]
海洋循環崩壊
お疲れ様です。院長です。
3月21日の木曜日でございます。
春分の日もすぎ、いよいよ春でございます。
まぁ、まだ寒い日もあるにはあるんですが、真冬の寒さからは脱したかなと…。
しばらくは穏やかな春の日を楽しんでください。
ではネタにいきましょう。
なんでも、大西洋の海洋循環が崩壊に向かっていると、新たな研究が指摘されてるんだとか…。
熱帯から北大西洋に暖かい海水を運んでいる「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」は、すでに崩壊しつつあるという話しなんです。
新たな研究は、もしも海流が止まってしまえば、それは世界の気候に重大な影響を与えるだろうと警鐘を鳴らしています。
最新の研究では、大規模なコンピュータ・シミュレーションを行い、大西洋南北熱塩循環の崩壊を告げる新たな予兆を発見しました。
大西洋の海の循環が本当に止まりつつあるのかどうかは、これまで不明な点が多くありました。
しかし、オランダ、ユトレヒト大学の研究チームは、「気候研究における長年の問題に明確な答えを与えるもの」と述べています。
「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」とは、世界規模で起きている大きな海水の循環の1つです。
赤道から大西洋を横断して北極へ流れた海水は、だんだんと冷やされて”重たくなります”。
こうした海水は、北大西洋グリーンランド沖で沈みこみ、今度は海底を南へと流れていきます。
するとだんだんと温まって上昇し、また北極へと向かうと…。
これが「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」です。
AMOCは、ただ海で起きているだけの現象ではなく、気候とも密接な関わりがあると考えられています。
温かい海水によって熱が北極に運ばれ、北西ヨーロッパと北大西洋を温めるからです。
大西洋南北熱塩循環がなければ、こうした地域はもっと寒くなっていたと考えられています。
今懸念されているのは、気候変動による地球温暖化が、この海水の循環を狂わせてしまうことなんです。
これまでいくつもの研究が、現在大西洋南北熱塩循環は弱まりつつあり、その流れがここ数世紀でもっとも遅くなっていることを示しています。
そうした研究によるなら、温暖化がもっと進めば、大西洋南北熱塩循環はさらに減速するだろうと考えられます。
それどころか、今後数十年か数年で、大西洋南北熱塩循環が完全に止まってしまうと主張するものもいます。
一方、温暖化が大西洋南北熱塩循環に与える影響についてははっきりしない点が多く、崩壊のXデーがいつなのか確かなことはわかっていません。
今回オランダ、ユトレヒト大学のチームもまた、こうした懸念すべき予測が正しいだろうことに同意しています。
彼らは大規模なコンピュータ・モデルを実行し、2200年間にわたる北大西洋の流れをシミュレートしました。
ここから明らかになった重要なことは、大西洋の南緯34度線あたり(大西洋の南の境界)の”淡水”が、大西洋南北熱塩循環の崩壊を告げるサインであるということです。
ここでの淡水とは、溶けた氷・雨・河川などによって流れ込んでくる水のことです。
流れ込んだ淡水は、海水の塩分濃度を薄くするために、海流を弱めると考えられています。
そして今回のシミュレーションでは、大西洋の南から北へと流れる淡水の量を調べることで、今後20年内に大西洋南北熱塩循環が止まってしまうかどうか予測することができました。
研究チームは、こうしたシミュレーション結果を踏まえて現実のデータを調査。
すると多くの研究が警告しているように、大西洋南北熱塩循環がすでに崩壊に向かっていることが確認されたわけなんです。
研究チームはこうした結果について、「GCM(全球気候モデル)に大西洋南北熱塩循環の転換を告げるサインがあるかどうかという、気候研究における長年の問題に明確な答えを与えるもの」と、論文で述べています。
そしてそれは「気候と人類にとって悪い知らせ」です。
これまでなら、大西洋南北熱塩循環崩壊のサインがあっても、あくまで理論上のもので、気候全体を考えれば意味がないと安心することもできました。
ですが、研究チームによれば、大西洋南北熱塩循環の崩壊は現実問題だと…。
それが具体的にいつ起きるのか、研究チームははっきりとは述べていません。
ですが、もし大西洋南北熱塩循環が崩壊すれば、世界中の熱の分布を劇的に変化させるだろうとのことです。
はぁ…。
これは地球規模の話しですし、誰かが何かをやれば何とかなるって話しでもないので、もうその時が来るのを待つしかないのかねぇ…。
ま、なったらなったで考えるしかありませんしね。
わたくし院長、予定ではあとまだ60年位は生きようと思ってますから、もつかなぁ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月21日の木曜日でございます。
春分の日もすぎ、いよいよ春でございます。
まぁ、まだ寒い日もあるにはあるんですが、真冬の寒さからは脱したかなと…。
しばらくは穏やかな春の日を楽しんでください。
ではネタにいきましょう。
なんでも、大西洋の海洋循環が崩壊に向かっていると、新たな研究が指摘されてるんだとか…。
熱帯から北大西洋に暖かい海水を運んでいる「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」は、すでに崩壊しつつあるという話しなんです。
新たな研究は、もしも海流が止まってしまえば、それは世界の気候に重大な影響を与えるだろうと警鐘を鳴らしています。
最新の研究では、大規模なコンピュータ・シミュレーションを行い、大西洋南北熱塩循環の崩壊を告げる新たな予兆を発見しました。
大西洋の海の循環が本当に止まりつつあるのかどうかは、これまで不明な点が多くありました。
しかし、オランダ、ユトレヒト大学の研究チームは、「気候研究における長年の問題に明確な答えを与えるもの」と述べています。
「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」とは、世界規模で起きている大きな海水の循環の1つです。
赤道から大西洋を横断して北極へ流れた海水は、だんだんと冷やされて”重たくなります”。
こうした海水は、北大西洋グリーンランド沖で沈みこみ、今度は海底を南へと流れていきます。
するとだんだんと温まって上昇し、また北極へと向かうと…。
これが「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」です。
AMOCは、ただ海で起きているだけの現象ではなく、気候とも密接な関わりがあると考えられています。
温かい海水によって熱が北極に運ばれ、北西ヨーロッパと北大西洋を温めるからです。
大西洋南北熱塩循環がなければ、こうした地域はもっと寒くなっていたと考えられています。
今懸念されているのは、気候変動による地球温暖化が、この海水の循環を狂わせてしまうことなんです。
これまでいくつもの研究が、現在大西洋南北熱塩循環は弱まりつつあり、その流れがここ数世紀でもっとも遅くなっていることを示しています。
そうした研究によるなら、温暖化がもっと進めば、大西洋南北熱塩循環はさらに減速するだろうと考えられます。
それどころか、今後数十年か数年で、大西洋南北熱塩循環が完全に止まってしまうと主張するものもいます。
一方、温暖化が大西洋南北熱塩循環に与える影響についてははっきりしない点が多く、崩壊のXデーがいつなのか確かなことはわかっていません。
今回オランダ、ユトレヒト大学のチームもまた、こうした懸念すべき予測が正しいだろうことに同意しています。
彼らは大規模なコンピュータ・モデルを実行し、2200年間にわたる北大西洋の流れをシミュレートしました。
ここから明らかになった重要なことは、大西洋の南緯34度線あたり(大西洋の南の境界)の”淡水”が、大西洋南北熱塩循環の崩壊を告げるサインであるということです。
ここでの淡水とは、溶けた氷・雨・河川などによって流れ込んでくる水のことです。
流れ込んだ淡水は、海水の塩分濃度を薄くするために、海流を弱めると考えられています。
そして今回のシミュレーションでは、大西洋の南から北へと流れる淡水の量を調べることで、今後20年内に大西洋南北熱塩循環が止まってしまうかどうか予測することができました。
研究チームは、こうしたシミュレーション結果を踏まえて現実のデータを調査。
すると多くの研究が警告しているように、大西洋南北熱塩循環がすでに崩壊に向かっていることが確認されたわけなんです。
研究チームはこうした結果について、「GCM(全球気候モデル)に大西洋南北熱塩循環の転換を告げるサインがあるかどうかという、気候研究における長年の問題に明確な答えを与えるもの」と、論文で述べています。
そしてそれは「気候と人類にとって悪い知らせ」です。
これまでなら、大西洋南北熱塩循環崩壊のサインがあっても、あくまで理論上のもので、気候全体を考えれば意味がないと安心することもできました。
ですが、研究チームによれば、大西洋南北熱塩循環の崩壊は現実問題だと…。
それが具体的にいつ起きるのか、研究チームははっきりとは述べていません。
ですが、もし大西洋南北熱塩循環が崩壊すれば、世界中の熱の分布を劇的に変化させるだろうとのことです。
はぁ…。
これは地球規模の話しですし、誰かが何かをやれば何とかなるって話しでもないので、もうその時が来るのを待つしかないのかねぇ…。
ま、なったらなったで考えるしかありませんしね。
わたくし院長、予定ではあとまだ60年位は生きようと思ってますから、もつかなぁ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院