2024年03月18日 [からだのこと]
うつと体温
お疲れ様です。院長です。
3月18日の月曜日でございます。
今週は、春分の日があるんですが、水曜日とかぶってます。
良いのか悪いのか…。
春分と言う事は、とうぜん春ですわね。
今年の冬は、寒かったり暖かかったりとどうにもややこしい天候でしたが、夏は安定の暑さでしょう。
すぐに暑くなりますから、短い春を楽しんでおきましょうね。
ではネタにいきましょう。
なんでも、うつ病の人は体温が高い傾向があることが明らかになったんだとか…。
体を温めることで自己冷却効果があるそうです。
うつ病をうまく治療し予防するには、うつ病が発生する脳と体の関係をもっと理解する必要があります。
これまでの研究から、うつ病の症状と体温との関連性が指摘されていましたが、サンプル数が少ないため、疑問の余地が否めませんでした。
ですが今回、アメリカの研究チームが、7か月にわたって収集した2万880人のデータを分析したところ、やはりうつ病の人は平熱の体温が高い傾向にあることがわかったそうなんです。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)による本研究は106ヶ国の被験者を対象にしたかなり徹底したものでした。
ですが高い体温がうつ病を引き起こすのか、うつ病が高い体温を引き起こしているのかの因果関係は明確になっていないそうなんです。
とはいえ、調査する価値のある関連性があることは確かでしょう。
体温を下げるなにか単純なものがうつ病症状に対処できるということであれば、世界中の何百万という人たちの助けになるはずです。
私たちが知る限り、自己申告とウェアラブルセンサーの両方で評価された体温と、地理的に広範な範囲のうつ病症状サンプルとの関連性を調査したのは、これまでで最大です。
と、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の精神科医アシュリー・メイソン氏は言っています。
では、なぜうつ病の人は体温が高めなのでしょう?
この関連性にはたくさんの原因があると思われます。
うつ病は余分な熱を生み出す代謝プロセスか、適切に働いていない生物学的冷却機能に関係しているのかもしれないと…。
あるいは、体温とうつ症状に別々に影響を与える精神的なストレスや炎症といった共通の原因が絡んでいる可能性もあると言う事らしいです。
これらは将来的に研究される予定だそうですが、今のところ、うつ病は複雑で多面的な症状で、さまざまに異なる引き金があって、体温の関与はその一部にすぎないのかもしれませんしね。
これまでの研究では、少数のサンプルではあるものの、お風呂やサウナがうつ病の症状を和らげることがあるのがわかっています。
これは、単純に爽快感が何となく症状を軽減させてる気がするってレベルじゃないのかとも思いますが、汗をかくことによる自己冷却が、精神にも影響を及ぼしている可能性はあるかもしれません。
皮肉なことに、実際に人体を温めると氷浴のように直接冷やすよりも、反動で体温が下がりそれが持続する可能性があるのです。
うつ病の人たちの体温を追跡調査して、温熱療法のタイミングをうまいこと決めることができたら、どうでしょうか?と、メイソン氏は言っております。
研究データからは、自己申告によるうつ症状が悪化するにつれ、平均体温も高くなることがわかっているそうです。
より高いうつ症状スコアとより低い日々の体温変動との間にもある程度の関連性がみられたようですが、統計的に有意なレベルとまではいえなかったようです。
現在は、世界中の約5%の人たちが、うつ病を抱えて生活していると考えられているため、うつ病を理解し、効果的な治療を編み出すことがこれまで以上に急務になっています。
新たな発見は、この問題に取り組むための希望をもたらしてくれますよね。
「米国におけるうつ病の発生上昇率を考えれば、新たな治療法の道筋の可能性に興奮を抑えられません。」と、メイソン氏は語っています。
体温は、身体の調子にかなり影響しますから、何らかの要因ではあるでしょうね。
単純に体温を下げればいいってものでもないでしょうけど、何故、うつ病になると体温が上がるかが分かれば、そこに治療のヒントがある気はしますね。
この研究も、今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月18日の月曜日でございます。
今週は、春分の日があるんですが、水曜日とかぶってます。
良いのか悪いのか…。
春分と言う事は、とうぜん春ですわね。
今年の冬は、寒かったり暖かかったりとどうにもややこしい天候でしたが、夏は安定の暑さでしょう。
すぐに暑くなりますから、短い春を楽しんでおきましょうね。
ではネタにいきましょう。
なんでも、うつ病の人は体温が高い傾向があることが明らかになったんだとか…。
体を温めることで自己冷却効果があるそうです。
うつ病をうまく治療し予防するには、うつ病が発生する脳と体の関係をもっと理解する必要があります。
これまでの研究から、うつ病の症状と体温との関連性が指摘されていましたが、サンプル数が少ないため、疑問の余地が否めませんでした。
ですが今回、アメリカの研究チームが、7か月にわたって収集した2万880人のデータを分析したところ、やはりうつ病の人は平熱の体温が高い傾向にあることがわかったそうなんです。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)による本研究は106ヶ国の被験者を対象にしたかなり徹底したものでした。
ですが高い体温がうつ病を引き起こすのか、うつ病が高い体温を引き起こしているのかの因果関係は明確になっていないそうなんです。
とはいえ、調査する価値のある関連性があることは確かでしょう。
体温を下げるなにか単純なものがうつ病症状に対処できるということであれば、世界中の何百万という人たちの助けになるはずです。
私たちが知る限り、自己申告とウェアラブルセンサーの両方で評価された体温と、地理的に広範な範囲のうつ病症状サンプルとの関連性を調査したのは、これまでで最大です。
と、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の精神科医アシュリー・メイソン氏は言っています。
では、なぜうつ病の人は体温が高めなのでしょう?
この関連性にはたくさんの原因があると思われます。
うつ病は余分な熱を生み出す代謝プロセスか、適切に働いていない生物学的冷却機能に関係しているのかもしれないと…。
あるいは、体温とうつ症状に別々に影響を与える精神的なストレスや炎症といった共通の原因が絡んでいる可能性もあると言う事らしいです。
これらは将来的に研究される予定だそうですが、今のところ、うつ病は複雑で多面的な症状で、さまざまに異なる引き金があって、体温の関与はその一部にすぎないのかもしれませんしね。
これまでの研究では、少数のサンプルではあるものの、お風呂やサウナがうつ病の症状を和らげることがあるのがわかっています。
これは、単純に爽快感が何となく症状を軽減させてる気がするってレベルじゃないのかとも思いますが、汗をかくことによる自己冷却が、精神にも影響を及ぼしている可能性はあるかもしれません。
皮肉なことに、実際に人体を温めると氷浴のように直接冷やすよりも、反動で体温が下がりそれが持続する可能性があるのです。
うつ病の人たちの体温を追跡調査して、温熱療法のタイミングをうまいこと決めることができたら、どうでしょうか?と、メイソン氏は言っております。
研究データからは、自己申告によるうつ症状が悪化するにつれ、平均体温も高くなることがわかっているそうです。
より高いうつ症状スコアとより低い日々の体温変動との間にもある程度の関連性がみられたようですが、統計的に有意なレベルとまではいえなかったようです。
現在は、世界中の約5%の人たちが、うつ病を抱えて生活していると考えられているため、うつ病を理解し、効果的な治療を編み出すことがこれまで以上に急務になっています。
新たな発見は、この問題に取り組むための希望をもたらしてくれますよね。
「米国におけるうつ病の発生上昇率を考えれば、新たな治療法の道筋の可能性に興奮を抑えられません。」と、メイソン氏は語っています。
体温は、身体の調子にかなり影響しますから、何らかの要因ではあるでしょうね。
単純に体温を下げればいいってものでもないでしょうけど、何故、うつ病になると体温が上がるかが分かれば、そこに治療のヒントがある気はしますね。
この研究も、今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院