2024年03月15日 [からだのこと]
大学生のIQ
お疲れ様です。院長です。
3月15日の金曜日でございます。
3月も折り返しまできましたね。
ここまでくればさすがに春としか呼びようがないですな。
もうすぐ桜がどうのって時期にもなりますしね。
何となくテンション上がりますな。
ではネタにいきましょう。
なんでも、カナダの研究で、大学生のIQが過去80年で大幅に低下していることが判明したんだとか…。
大学生のIQ(知能指数)は過去80年で17ポイント低下しているそうなんです。
カナダの研究者が行った調査によると、大学生の平均的なIQは1939年当時「119」だったそうですが、2022年には「102」にまで下がったと…。
つまり人々の平均的なIQとほとんど差がないということです。
それは過去80年間で教育が充実したという証拠でもあるのですが、それと同時に大学の価値が空洞化しているということでもあるわけです。
1940年代、大学には大きな価値がありました。
ですが、現在ではごく当たり前のもので、その学生が賢く、探究心に溢れた優れた人間であることを証明してはくれなくなってます。
研究チームは、大学も企業も、そして入学を目指す学生自身もそのことをよく認識するべきだと述べています。
かつて大卒であることは、賢さを裏付けるものでした。
何しろ、北米では、大学生のIQは115から130とされることもあったそうなんです。
これは人口平均よりもかなり高い秀才揃いということになります。
ですが、そうした考えは、もはや時代遅れであるようですな。
カナダ、マウント・ロイヤル大学の心理学者ボブ・ウットル氏らは、大学生の知能が本当に並外れて高いのか知るために、1939〜2022年に行われた大学生の知能テストの結果を調査しました。
それによると、1939年のIQは平均119と、当時の大学生の頭脳がかなり傑出したものであることがわかりました。
ところが、それは年を追うごとに着実に低下し、現在では102にまで下がってしまっていたわけなんです。
人口全体の平均IQは100と言われています。
つまり現在の大学生の知能は、ごく普通の人とほぼ変わらないということになります。
いったいなぜ、大学生のIQは低下しているのか?
実は大学生のIQが低下するというイメージとは裏腹に、その背景にはいい側面もあります。
要は過去80年で教育水準が向上したわけなんです。
かつて大学は一握りの秀才だけが入学するところでした。
ですが今、大学を卒業することは、1940年代に高校を卒業することより普通になったわけです。
誰もが通えるようになれば、大学生の知能が平均的なものになるのは当然のことですわな。
こうした傾向は大卒であることが、いい仕事につき、幸せな人生を送るための資格のように扱われていることとも関係します。
学生ローンが簡単に利用できるようになったこともあり、学生は借金をしてでも、自分を有利にする資格を手に入れようと大学を目指します。
大学の門戸が大勢の人に開かれたことは素晴らしいことながら、危惧すべきこともあります。
Big Thinkが全米学生情報センターの統計として説明するところによると、アメリカではせっかく大学に入っても、6年以内に卒業できる学生は全体の58%だけなのだそうです。
そして悪いことに、学生のIQが低いほど、卒業できず退学してしまう確率が高くなると…。
IQが平均よりほんの少し高いだけの人だと、大学を卒業できる確率は実質的に五分五分になるわけです。
そうしたIQが低い大学生は、奨学金を借りてまで大学に入ったのに卒業できず、結局借金だけが残ることになってしまいます。
これは、あくまでアメリカの話ですしね。
まぁ、日本も近い現象は起ってると思いますが…。
だとするなら、借金してまで大学に行くというのは、学生にとっても、大学や企業にとっても本当に意味があることなのでしょうか?
最近アメリカでは大学のイメージが、商品を売りつける企業のような感じになっているといわれているそうなんです。
その商品とは、大卒の資格(と、その後に手に入るであろういい人生)です。
大学の商売っけは学費にも表れているかもしれません。
たとえば1980年当時、アメリカの大学の学費は年1万231ドル(約150万円)ほどでした。
それから30年後、それは2万8775ドル(420万円)に上昇しています。
これはインフレ調整後の数字なので、物価の影響を考慮したとしても、学費はどんどん吊り上げられているということになりますね。
それだけのお金を支払ってでも大学に行く価値があるか…
それが問題です。
ウットル氏らはこうした状況を鑑み、大学は現在の学生がかつてのように秀才揃いでないことを認識し、それに合わせた教育カリキュラムを用意するべきだと主張しています。
また企業に対しても、大卒だからといって必ずしも優秀とは限らないことを知るべきだと述べています。
皮肉なことに、企業が大卒ばかりを求めるほどに、それは当たり前になり、ごく普通の人材しか集まらなくなったわけですね。
そして大学の価値が空洞化しつつある今、学生もそのことを自覚し、高い学費を払ってまで大学に行くべきなのかよく考えるべきだと…。
まぁ、これも難しい話ですよね。
結局、就職先の企業次第なんじゃないんですかね。
例えば、超一流企業や公務員、その他、憧れの職掌と言われるところが、中卒でも採用試験受けさせますよってなったら、変わるんじゃないのかね。
学歴はアドバンテージにはならず、あくまでその個人を見ますよってことになれば、無理に「意味のない勉強」をする必要もないかなと…。
わたくし院長はそう思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月15日の金曜日でございます。
3月も折り返しまできましたね。
ここまでくればさすがに春としか呼びようがないですな。
もうすぐ桜がどうのって時期にもなりますしね。
何となくテンション上がりますな。
ではネタにいきましょう。
なんでも、カナダの研究で、大学生のIQが過去80年で大幅に低下していることが判明したんだとか…。
大学生のIQ(知能指数)は過去80年で17ポイント低下しているそうなんです。
カナダの研究者が行った調査によると、大学生の平均的なIQは1939年当時「119」だったそうですが、2022年には「102」にまで下がったと…。
つまり人々の平均的なIQとほとんど差がないということです。
それは過去80年間で教育が充実したという証拠でもあるのですが、それと同時に大学の価値が空洞化しているということでもあるわけです。
1940年代、大学には大きな価値がありました。
ですが、現在ではごく当たり前のもので、その学生が賢く、探究心に溢れた優れた人間であることを証明してはくれなくなってます。
研究チームは、大学も企業も、そして入学を目指す学生自身もそのことをよく認識するべきだと述べています。
かつて大卒であることは、賢さを裏付けるものでした。
何しろ、北米では、大学生のIQは115から130とされることもあったそうなんです。
これは人口平均よりもかなり高い秀才揃いということになります。
ですが、そうした考えは、もはや時代遅れであるようですな。
カナダ、マウント・ロイヤル大学の心理学者ボブ・ウットル氏らは、大学生の知能が本当に並外れて高いのか知るために、1939〜2022年に行われた大学生の知能テストの結果を調査しました。
それによると、1939年のIQは平均119と、当時の大学生の頭脳がかなり傑出したものであることがわかりました。
ところが、それは年を追うごとに着実に低下し、現在では102にまで下がってしまっていたわけなんです。
人口全体の平均IQは100と言われています。
つまり現在の大学生の知能は、ごく普通の人とほぼ変わらないということになります。
いったいなぜ、大学生のIQは低下しているのか?
実は大学生のIQが低下するというイメージとは裏腹に、その背景にはいい側面もあります。
要は過去80年で教育水準が向上したわけなんです。
かつて大学は一握りの秀才だけが入学するところでした。
ですが今、大学を卒業することは、1940年代に高校を卒業することより普通になったわけです。
誰もが通えるようになれば、大学生の知能が平均的なものになるのは当然のことですわな。
こうした傾向は大卒であることが、いい仕事につき、幸せな人生を送るための資格のように扱われていることとも関係します。
学生ローンが簡単に利用できるようになったこともあり、学生は借金をしてでも、自分を有利にする資格を手に入れようと大学を目指します。
大学の門戸が大勢の人に開かれたことは素晴らしいことながら、危惧すべきこともあります。
Big Thinkが全米学生情報センターの統計として説明するところによると、アメリカではせっかく大学に入っても、6年以内に卒業できる学生は全体の58%だけなのだそうです。
そして悪いことに、学生のIQが低いほど、卒業できず退学してしまう確率が高くなると…。
IQが平均よりほんの少し高いだけの人だと、大学を卒業できる確率は実質的に五分五分になるわけです。
そうしたIQが低い大学生は、奨学金を借りてまで大学に入ったのに卒業できず、結局借金だけが残ることになってしまいます。
これは、あくまでアメリカの話ですしね。
まぁ、日本も近い現象は起ってると思いますが…。
だとするなら、借金してまで大学に行くというのは、学生にとっても、大学や企業にとっても本当に意味があることなのでしょうか?
最近アメリカでは大学のイメージが、商品を売りつける企業のような感じになっているといわれているそうなんです。
その商品とは、大卒の資格(と、その後に手に入るであろういい人生)です。
大学の商売っけは学費にも表れているかもしれません。
たとえば1980年当時、アメリカの大学の学費は年1万231ドル(約150万円)ほどでした。
それから30年後、それは2万8775ドル(420万円)に上昇しています。
これはインフレ調整後の数字なので、物価の影響を考慮したとしても、学費はどんどん吊り上げられているということになりますね。
それだけのお金を支払ってでも大学に行く価値があるか…
それが問題です。
ウットル氏らはこうした状況を鑑み、大学は現在の学生がかつてのように秀才揃いでないことを認識し、それに合わせた教育カリキュラムを用意するべきだと主張しています。
また企業に対しても、大卒だからといって必ずしも優秀とは限らないことを知るべきだと述べています。
皮肉なことに、企業が大卒ばかりを求めるほどに、それは当たり前になり、ごく普通の人材しか集まらなくなったわけですね。
そして大学の価値が空洞化しつつある今、学生もそのことを自覚し、高い学費を払ってまで大学に行くべきなのかよく考えるべきだと…。
まぁ、これも難しい話ですよね。
結局、就職先の企業次第なんじゃないんですかね。
例えば、超一流企業や公務員、その他、憧れの職掌と言われるところが、中卒でも採用試験受けさせますよってなったら、変わるんじゃないのかね。
学歴はアドバンテージにはならず、あくまでその個人を見ますよってことになれば、無理に「意味のない勉強」をする必要もないかなと…。
わたくし院長はそう思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院