
2024年01月12日 [動物のこと]
電気ウナギの遺伝子操作
お疲れ様です。院長です。
1月12日の金曜日でございます。
今年2回目の金曜日って事で、だいぶ休みボケも抜けましたかね。
まだ、書面の日付けに2023年、令和5年って書いてしまいますが、まぁ、身体的にはだいぶ元に戻りましたかね。
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタではあるんですが、もっとくくりの大きなサイエンステクノロジーなお話しです。
なんでも、デンキウナギの放電が、周辺の生物の遺伝子に変化をもたらす可能性があるんだとか…。
よく漫画やアニメの設定なんかには「電撃に打たれて特殊能力に目覚めてしまった」てのがありますが、実際にそれに近いことが自然界で起きているのかもしれません。
名古屋大学大学院の飯田敦夫助教をはじめとする研究チームは、アマゾン川などに生息する雷神「デンキウナギ」が放つ、最大860ボルトもの電気が、周囲の生物の遺伝子組み換えを後押している可能性を明らかにしています。
最新の研究によれば、デンキウナギの電撃には、実験室で行われる電気を使った遺伝子導入法「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」と同じような効果があると考えられるそうなんです。
遺伝子の謎に取り組む研究者たちは、細胞に外部の遺伝子を取り込ませるため、電気を使うことがあるそうなんです。
これを「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」といい、このエレクトロポレーション(電気穿孔法)は、細胞に電圧をかけることで、細胞膜に一時的な孔を開けてやる方法なんだそうです。
そうすることで、DNAやタンパク質などの分子が孔のあいた細胞に取り込まれるようになると…。
なんか、エライ単純な話なんですな(笑)
孔から入るとか…。
で、このデンキウナギは、最大860ボルトにもなる強力な電気を発生させて、獲物を気絶させて狩りを行う強電気魚です。
名古屋大学の本堂栄一教授と飯田篤夫助教授が率いる研究グループは、デンキウナギの放電が周囲の生物たちに同じような効果を発揮しているのではないかと考えました。
川の中には「環境DNA」と呼ばれる生物のDNAの断片が無数に流れています。
そこでもしもデンキウナギの強烈な電撃を食らった生物たちの細胞に孔が開いたとしたら、その孔から「環境DNA」が取り込まれるかもしれないということなんですね。
飯田助教らはこの仮説を検証するべく、デンキウナギとゼブラフィッシュで実験してみることにしました。
光るようマーキングされたDNA溶液をゼブラフィッシュに浴びせ、それからデンキウナギを刺激して放電させてみました。
実験の結果、ゼブラフィッシュの5%に、環境DNAマーカーの光が確認されたそうなんです。
つまり、デンキウナギは本当に遺伝子組み換えの動力源かもしれないということなんですね。
しかし、デンキウナギの電気は、エレクトロポレーション装置のものとはパルスの形状が異なり、電圧も不安定です。
それでもデンキウナギの放電が細胞への遺伝子導入を促進したことを示しています。
デンキウナギをはじめとする放電生物が、自然界でも遺伝子組み換えに関与していたとしてもおかしくありません。
デンキウナギ恐るべしですな。
まぁ、でもこの電気ショックによるDNAの取り込みってのも、一過性というか突然変異的なものでしょうし、どういった影響を与えてるかってトコまではなかなか調べられないでしょうねぇ。
ちなみにまた別の研究では、雷のような自然現象が線虫や土壌細菌に影響を与え、今回と同じようなことが起きていることが観察されているという話しもあります。
フィクションの世界では「雷に打たれて異能に目覚める」という設定もよくありますが、事実雷に打たれて特殊能力を得たケースもいくつか報告されているそうなんです。
生物と電気、この予想外の組み合わせは、これまでの常識ではわからなかった複雑な生命の営みを照らしてくれるかもしれません。
電気ですからね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月12日の金曜日でございます。
今年2回目の金曜日って事で、だいぶ休みボケも抜けましたかね。
まだ、書面の日付けに2023年、令和5年って書いてしまいますが、まぁ、身体的にはだいぶ元に戻りましたかね。
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタではあるんですが、もっとくくりの大きなサイエンステクノロジーなお話しです。
なんでも、デンキウナギの放電が、周辺の生物の遺伝子に変化をもたらす可能性があるんだとか…。
よく漫画やアニメの設定なんかには「電撃に打たれて特殊能力に目覚めてしまった」てのがありますが、実際にそれに近いことが自然界で起きているのかもしれません。
名古屋大学大学院の飯田敦夫助教をはじめとする研究チームは、アマゾン川などに生息する雷神「デンキウナギ」が放つ、最大860ボルトもの電気が、周囲の生物の遺伝子組み換えを後押している可能性を明らかにしています。
最新の研究によれば、デンキウナギの電撃には、実験室で行われる電気を使った遺伝子導入法「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」と同じような効果があると考えられるそうなんです。
遺伝子の謎に取り組む研究者たちは、細胞に外部の遺伝子を取り込ませるため、電気を使うことがあるそうなんです。
これを「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」といい、このエレクトロポレーション(電気穿孔法)は、細胞に電圧をかけることで、細胞膜に一時的な孔を開けてやる方法なんだそうです。
そうすることで、DNAやタンパク質などの分子が孔のあいた細胞に取り込まれるようになると…。
なんか、エライ単純な話なんですな(笑)
孔から入るとか…。
で、このデンキウナギは、最大860ボルトにもなる強力な電気を発生させて、獲物を気絶させて狩りを行う強電気魚です。
名古屋大学の本堂栄一教授と飯田篤夫助教授が率いる研究グループは、デンキウナギの放電が周囲の生物たちに同じような効果を発揮しているのではないかと考えました。
川の中には「環境DNA」と呼ばれる生物のDNAの断片が無数に流れています。
そこでもしもデンキウナギの強烈な電撃を食らった生物たちの細胞に孔が開いたとしたら、その孔から「環境DNA」が取り込まれるかもしれないということなんですね。
飯田助教らはこの仮説を検証するべく、デンキウナギとゼブラフィッシュで実験してみることにしました。
光るようマーキングされたDNA溶液をゼブラフィッシュに浴びせ、それからデンキウナギを刺激して放電させてみました。
実験の結果、ゼブラフィッシュの5%に、環境DNAマーカーの光が確認されたそうなんです。
つまり、デンキウナギは本当に遺伝子組み換えの動力源かもしれないということなんですね。
しかし、デンキウナギの電気は、エレクトロポレーション装置のものとはパルスの形状が異なり、電圧も不安定です。
それでもデンキウナギの放電が細胞への遺伝子導入を促進したことを示しています。
デンキウナギをはじめとする放電生物が、自然界でも遺伝子組み換えに関与していたとしてもおかしくありません。
デンキウナギ恐るべしですな。
まぁ、でもこの電気ショックによるDNAの取り込みってのも、一過性というか突然変異的なものでしょうし、どういった影響を与えてるかってトコまではなかなか調べられないでしょうねぇ。
ちなみにまた別の研究では、雷のような自然現象が線虫や土壌細菌に影響を与え、今回と同じようなことが起きていることが観察されているという話しもあります。
フィクションの世界では「雷に打たれて異能に目覚める」という設定もよくありますが、事実雷に打たれて特殊能力を得たケースもいくつか報告されているそうなんです。
生物と電気、この予想外の組み合わせは、これまでの常識ではわからなかった複雑な生命の営みを照らしてくれるかもしれません。
電気ですからね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院