2023年12月08日 [からだのこと]
バイオニックアーム
お疲れ様です。院長です。
12月8日の金曜日でございます。
さぁ12月も1週間が過ぎ、少々焦りも出てきましたかね。
まぁ、わたくし院長は、比較的のんびりしてるので、出来ることはやりましょう。
無理な事は諦めましょう。
ってスタンスですから、年末を楽しんでますけどね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最新のテクノロジーを駆使した、義手のお話しです。
神経や骨格と融合し、自分の手のように思い通りに動かせる次世代型義手が開発されました。
想像はできていましたが、時代はここまで来たようです。
失った手を補うには義手が使用されるのが一般的ですが、思い通りに動かすことは難問でした。
ですが最新の義手「バイオニックアーム」は自身の神経や骨と融合して、本物の自分の手のように操ることができるそうなんです。
20年以上前に農作業で右の手腕を失ったカリンさんは、ここ数年ほどバイオニックアームを日常的に使用しているそうですが、物をつかんだり、指で器用にいじったりと、これを使って普段の作業の8割をこなすことができるようになったそうです。
しかも義手を骨に直接固定する「骨直結(オッセオインテグレーション)」という生体と機械の統合アプローチのおかげで、彼女が20年来悩まされてきたひどい幻肢痛まで和らいだそうなんです。
まずは、紹介動画を見て貰いましょう。
カリンさんの人生は突然ガラリと変わってしまいました。
農作業中に起きた事故で20年以上前に右腕を失ってしまったんです。
しかもただ肘(ひじ)から下を切断しただけではありません。
彼女はそれ以来、つらい幻肢痛(げんしつう)にも悩まされることになりました。
幻肢痛は手腕や足の切断後に失ったはずの手足が存在(幻肢)するように感じられ、痛みを感じる不思議な現象のことです。
「いつも肉挽き機に手を突っ込んでいるような感じで、鎮痛剤を大量に飲まねばなりませんでした」と、カリンさんは語っています。
失った手腕を補おうと義手を作ったものの、その装着感は不快で信頼性に乏しく、日常生活ではほとんど役に立たなかったとそうです。
ですがそうした日々が今では大きく改善しています。
画期的なバイオニックアームのおかげです。
それは日常のほとんどの作業をこなせるだけでなく、一日中つけていても快適なんだそうです。
しかも大きなストレスだった痛みまで和らいだといいますから不思議です。
「この研究はより良い生活を与えてくれました。私にとっては大きなことです」
では、義肢をどう装着し、どう制御するかは、義肢開発における最大の課題です。
手足を失った人たちの多くは、カリンさんと同じように、義肢を装着したときの不快感や、不便さから、結局使うことをやめてしまうそうなんです。
バイオニクス疼痛研究センター(スウェーデン)の創設者であるマックス・オーティス・カタラン教授らを中心とするチームは、こうした課題を解決するために生身の体と機械をつなぐインターフェースを開発しています。
それは「骨直結(オッセオインテグレーション)」で義肢を骨に融合させ、腕の中に埋め込んだインプラントで神経と電気的につなぐという技術なんだそうです。
「カリンさんは、日常生活で安心して使用できる高度に統合されたバイオニックハンドを手にした最初の肘下切断患者です」と、カタラン教授は説明しています。
カリンさんのように手足が切断された場合、2つほど大きな問題があるそうです。
1つは、どうやって2本の骨(橈骨と尺骨)に負荷が均等にかかるようにするかという点と、インプラントや義肢のパーツを装着するスペースが限られているという点です。
それを解決するための方法が、骨直結技術(オッセオインテグレーション)です。
金属のチタンは丈夫なだけでなく、骨によくくっつくという特徴があるそうで、骨組織にチタン製のアタッチメントを包み込ませ、機械と人体を融合させます。
アタッチメントは腕の先端から外側に突き出ており、ここにイタリアのロボット企業「Prensilia」が開発した「Mia Hand(ミアハンド)」を取り付けます。
さらに腕の中に電極を移植し、それを神経とつなぎ合わせます。
こうすることで、本物の腕のように、自分の意思だけで手や指の動きをコントロールできるようになると…。
手術を担当したヨーテボリ大学のリカード・ブローネマルク准教授は、この技術について次のように説明しています。
骨直結技術を再建手術・電極インプラント・AIと組み合わせることで、これまでにない方法で人間の機能を回復させることができます
肘下の切断にはこの部位ならではの課題がありますが、今回実現された性能レベルは、高度な四肢再建を目指すこの分野全体にとって、重要な進歩の指標になるでしょう。
これはかなりスゴイ発明になるでしょうね。
現状でここまで出来るわけですから、さらに進化すればもう義手と分からない位のものも出来る日が来るでしょうね。
こういった研究は本当に頑張っていただきたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月8日の金曜日でございます。
さぁ12月も1週間が過ぎ、少々焦りも出てきましたかね。
まぁ、わたくし院長は、比較的のんびりしてるので、出来ることはやりましょう。
無理な事は諦めましょう。
ってスタンスですから、年末を楽しんでますけどね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最新のテクノロジーを駆使した、義手のお話しです。
神経や骨格と融合し、自分の手のように思い通りに動かせる次世代型義手が開発されました。
想像はできていましたが、時代はここまで来たようです。
失った手を補うには義手が使用されるのが一般的ですが、思い通りに動かすことは難問でした。
ですが最新の義手「バイオニックアーム」は自身の神経や骨と融合して、本物の自分の手のように操ることができるそうなんです。
20年以上前に農作業で右の手腕を失ったカリンさんは、ここ数年ほどバイオニックアームを日常的に使用しているそうですが、物をつかんだり、指で器用にいじったりと、これを使って普段の作業の8割をこなすことができるようになったそうです。
しかも義手を骨に直接固定する「骨直結(オッセオインテグレーション)」という生体と機械の統合アプローチのおかげで、彼女が20年来悩まされてきたひどい幻肢痛まで和らいだそうなんです。
まずは、紹介動画を見て貰いましょう。
カリンさんの人生は突然ガラリと変わってしまいました。
農作業中に起きた事故で20年以上前に右腕を失ってしまったんです。
しかもただ肘(ひじ)から下を切断しただけではありません。
彼女はそれ以来、つらい幻肢痛(げんしつう)にも悩まされることになりました。
幻肢痛は手腕や足の切断後に失ったはずの手足が存在(幻肢)するように感じられ、痛みを感じる不思議な現象のことです。
「いつも肉挽き機に手を突っ込んでいるような感じで、鎮痛剤を大量に飲まねばなりませんでした」と、カリンさんは語っています。
失った手腕を補おうと義手を作ったものの、その装着感は不快で信頼性に乏しく、日常生活ではほとんど役に立たなかったとそうです。
ですがそうした日々が今では大きく改善しています。
画期的なバイオニックアームのおかげです。
それは日常のほとんどの作業をこなせるだけでなく、一日中つけていても快適なんだそうです。
しかも大きなストレスだった痛みまで和らいだといいますから不思議です。
「この研究はより良い生活を与えてくれました。私にとっては大きなことです」
では、義肢をどう装着し、どう制御するかは、義肢開発における最大の課題です。
手足を失った人たちの多くは、カリンさんと同じように、義肢を装着したときの不快感や、不便さから、結局使うことをやめてしまうそうなんです。
バイオニクス疼痛研究センター(スウェーデン)の創設者であるマックス・オーティス・カタラン教授らを中心とするチームは、こうした課題を解決するために生身の体と機械をつなぐインターフェースを開発しています。
それは「骨直結(オッセオインテグレーション)」で義肢を骨に融合させ、腕の中に埋め込んだインプラントで神経と電気的につなぐという技術なんだそうです。
「カリンさんは、日常生活で安心して使用できる高度に統合されたバイオニックハンドを手にした最初の肘下切断患者です」と、カタラン教授は説明しています。
カリンさんのように手足が切断された場合、2つほど大きな問題があるそうです。
1つは、どうやって2本の骨(橈骨と尺骨)に負荷が均等にかかるようにするかという点と、インプラントや義肢のパーツを装着するスペースが限られているという点です。
それを解決するための方法が、骨直結技術(オッセオインテグレーション)です。
金属のチタンは丈夫なだけでなく、骨によくくっつくという特徴があるそうで、骨組織にチタン製のアタッチメントを包み込ませ、機械と人体を融合させます。
アタッチメントは腕の先端から外側に突き出ており、ここにイタリアのロボット企業「Prensilia」が開発した「Mia Hand(ミアハンド)」を取り付けます。
さらに腕の中に電極を移植し、それを神経とつなぎ合わせます。
こうすることで、本物の腕のように、自分の意思だけで手や指の動きをコントロールできるようになると…。
手術を担当したヨーテボリ大学のリカード・ブローネマルク准教授は、この技術について次のように説明しています。
骨直結技術を再建手術・電極インプラント・AIと組み合わせることで、これまでにない方法で人間の機能を回復させることができます
肘下の切断にはこの部位ならではの課題がありますが、今回実現された性能レベルは、高度な四肢再建を目指すこの分野全体にとって、重要な進歩の指標になるでしょう。
これはかなりスゴイ発明になるでしょうね。
現状でここまで出来るわけですから、さらに進化すればもう義手と分からない位のものも出来る日が来るでしょうね。
こういった研究は本当に頑張っていただきたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院