2023年11月16日 [色々なこと]
水星のシワ
お疲れ様です。院長です。
11月16日の木曜日でございます。
11月も後半戦に入り、徐々に寒さも本格化してきましたな。
もうボチボチ真冬は服装にチェンジですな。
ではネタの方にいきましょう。
今日は久々の天体ネタでございます。
なんでも、水星はどんどん縮んでいるんだとか…。
その証拠となるシワが発見されたそうですよ。
水星はただでさえ小さい惑星だというのに、数十億年にわたってどんどん小さくなっているそうなんです。
太陽のすぐそばにあるのに長い年月をかけて冷えて、少しずつ縮んでいるからなんだそうです。
そのおかげで水星の表面には、萎びたりんごのようなシワができているんだとか。
最新の研究では、水星のシワのそばに「地溝」と呼ばれる亀裂があることを発見し、それが3億年前にできただろうことを突き止めたそうなんです。
3億年…。
まぁ、想像できない年月ですが、それは水星が宇宙的には最近まで縮み続けていた証拠だという話しです。
水星が数十億年をかけて徐々に縮んでいることは、以前から知られてはいました。
それはこの惑星内部の熱が逃げて、少しずつ冷えてきているからだと言われています。
ですが、水星が今もなお縮み続けているのかどうかは、よくわかっていません。
今回の研究では、それが宇宙的には最近まで続いていただろうことを示す痕跡が見つかったわけです。
その証拠が映っていた水星のアップ画像は、2004〜2015年にわたってこの惑星を周回したNASAの水星探査機「メッセンジャー」が撮影したものです。
その画像では、「ロベート・スカープ」という断層の一種と、それに並行して走る「地溝」というひび割れがあることが確認されています。
この断層は、水星が縮んだことで地表がお互いに押し合い、シワのようになったものです。
この研究に参加した英国オープン大学の地質学者デビッド・ロザリー氏は、「乾燥によるものか、冷えたことによるものかという違いはありますが、それはりんごが古くなるにつれてシワができるようなもの」と説明しています。
断層は水星が縮んでシワができたという証拠なわけなんですが、問題はそのシワがいつできたのかということです。
それを知るヒントになるのは、この地表のシワに並行して見つかった地溝です。
見つかった地溝は全部で48。
さらに地溝である可能性が高いものが244見つかっています。
これは断層が動いて硬い岩を曲げたときにできた亀裂で、ロザリー氏によれば、「焼いたパンを折ったときに入るヒビ」のようなものであるという話しです。
つまり地溝ができた時期を特定できれば、水星が縮小していた時期を知ることができるんではないかと考えられるわけです。
そのために研究チームは、隕石の衝突によって巻き上げられたちりを手がかりにしました。
舞い上がったちりは、やがて地表に積もるので、地溝のようなひび割れを埋めていきます。(この現象を「インパクト・ガーデニング」というそうです。)
そこで、このちりによる埋まり具合から、ひび割れの年代を推定していくんだそうです。
その結果明らかになった地溝ができた時期は、およそ3億年前だと…。
つまり宇宙的には最近まで水星が縮んでいたということになるそうです。
断層の動きはひび割れを作るだけでなく地震、水星的には「水震」を発生させる可能性もあるわけですな。
これは月で起きる地震「月震」とよく似ています。
月もまた水星と同じように縮んでシワができているんだそうです。
月にはそれを証明する地震計が置かれているそうなんですが、水星に地震計はありません。
その代わりに、日本宇宙航空研究開発機構「JAXA」と欧州宇宙機関「ESA」が共同で打ち上げた「ベピ・コロンボ」に搭載された水星探査機がそれを調べてくれることでしょう。
探査機がとらえる鮮明な画像なら、石が転がった跡など、水震を裏付ける痕跡が見つかるかもしれないそうです。
因みにベピ・コロンボは2018年10月に打ち上げられ、2025年12月末に水星に到着する予定であるそうです。
あと2年もかかるのね(笑)
そして、到着予定ってことですから、失敗するかもしれんしねぇ…。
まぁ、水星が縮んでるってな話しはどっちでもいいっちゃ良いんですが(笑)宇宙にはまだまだ分からない事が多いですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月16日の木曜日でございます。
11月も後半戦に入り、徐々に寒さも本格化してきましたな。
もうボチボチ真冬は服装にチェンジですな。
ではネタの方にいきましょう。
今日は久々の天体ネタでございます。
なんでも、水星はどんどん縮んでいるんだとか…。
その証拠となるシワが発見されたそうですよ。
水星はただでさえ小さい惑星だというのに、数十億年にわたってどんどん小さくなっているそうなんです。
太陽のすぐそばにあるのに長い年月をかけて冷えて、少しずつ縮んでいるからなんだそうです。
そのおかげで水星の表面には、萎びたりんごのようなシワができているんだとか。
最新の研究では、水星のシワのそばに「地溝」と呼ばれる亀裂があることを発見し、それが3億年前にできただろうことを突き止めたそうなんです。
3億年…。
まぁ、想像できない年月ですが、それは水星が宇宙的には最近まで縮み続けていた証拠だという話しです。
水星が数十億年をかけて徐々に縮んでいることは、以前から知られてはいました。
それはこの惑星内部の熱が逃げて、少しずつ冷えてきているからだと言われています。
ですが、水星が今もなお縮み続けているのかどうかは、よくわかっていません。
今回の研究では、それが宇宙的には最近まで続いていただろうことを示す痕跡が見つかったわけです。
その証拠が映っていた水星のアップ画像は、2004〜2015年にわたってこの惑星を周回したNASAの水星探査機「メッセンジャー」が撮影したものです。
その画像では、「ロベート・スカープ」という断層の一種と、それに並行して走る「地溝」というひび割れがあることが確認されています。
この断層は、水星が縮んだことで地表がお互いに押し合い、シワのようになったものです。
この研究に参加した英国オープン大学の地質学者デビッド・ロザリー氏は、「乾燥によるものか、冷えたことによるものかという違いはありますが、それはりんごが古くなるにつれてシワができるようなもの」と説明しています。
断層は水星が縮んでシワができたという証拠なわけなんですが、問題はそのシワがいつできたのかということです。
それを知るヒントになるのは、この地表のシワに並行して見つかった地溝です。
見つかった地溝は全部で48。
さらに地溝である可能性が高いものが244見つかっています。
これは断層が動いて硬い岩を曲げたときにできた亀裂で、ロザリー氏によれば、「焼いたパンを折ったときに入るヒビ」のようなものであるという話しです。
つまり地溝ができた時期を特定できれば、水星が縮小していた時期を知ることができるんではないかと考えられるわけです。
そのために研究チームは、隕石の衝突によって巻き上げられたちりを手がかりにしました。
舞い上がったちりは、やがて地表に積もるので、地溝のようなひび割れを埋めていきます。(この現象を「インパクト・ガーデニング」というそうです。)
そこで、このちりによる埋まり具合から、ひび割れの年代を推定していくんだそうです。
その結果明らかになった地溝ができた時期は、およそ3億年前だと…。
つまり宇宙的には最近まで水星が縮んでいたということになるそうです。
断層の動きはひび割れを作るだけでなく地震、水星的には「水震」を発生させる可能性もあるわけですな。
これは月で起きる地震「月震」とよく似ています。
月もまた水星と同じように縮んでシワができているんだそうです。
月にはそれを証明する地震計が置かれているそうなんですが、水星に地震計はありません。
その代わりに、日本宇宙航空研究開発機構「JAXA」と欧州宇宙機関「ESA」が共同で打ち上げた「ベピ・コロンボ」に搭載された水星探査機がそれを調べてくれることでしょう。
探査機がとらえる鮮明な画像なら、石が転がった跡など、水震を裏付ける痕跡が見つかるかもしれないそうです。
因みにベピ・コロンボは2018年10月に打ち上げられ、2025年12月末に水星に到着する予定であるそうです。
あと2年もかかるのね(笑)
そして、到着予定ってことですから、失敗するかもしれんしねぇ…。
まぁ、水星が縮んでるってな話しはどっちでもいいっちゃ良いんですが(笑)宇宙にはまだまだ分からない事が多いですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院