2023年11月15日 [からだのこと]
痒みレベル
お疲れ様です。院長です。
11月15日の水曜日でございます。
11月も折り返し、半分終わりましたね。
つまり、今年も残り1ヶ月半って事で、少々焦りも出る頃ですな。
てことで、ネタにいきましょう。
これから寒い季節は乾燥から、肌がかゆくなっちゃう人も多いかと思います。
今日はそんなかゆみについてのお話しです。
なんでも、かゆみを客観的に数値化するウェアラブルデバイスが開発されたんだとか…。
痛いのも嫌ですが、かゆいのもかなり辛いもんです。
ですがどれくらいかゆいのか?
それを第三者が判断するのは難しいところです。
そこで今回、かゆみのレベルを客観的に測定してくれるウェアラブルデバイスが開発されたわけなんです。
皮膚科の医師にとって、患者のかゆみを正確に知るのは大切なことで、治療法も変わってくるでしょう。
それをどんなに丁寧に患者に訊いてみたところで、答えはその人の主観的な感想でしかないわけですな。
ですが、この指に装着して使うかゆみセンサーなら、使用者がかく頻度と強さを測定することで、かゆみの強さを数値化して客観的に示してくれるわけなんです。
このかゆみセンサーを開発したのは、米国カーネギーメロン大学博士課程の学生アクヒル・パドマナーバ氏。
彼は子供の頃ひどい湿疹によるかゆみに悩まされた経験があり、それが同じようにかゆみに悩む人たちを助けたいという思いにつながったのだそうです。
指輪のように人差し指に装着するこのかゆみセンサーは、従来の実験的なかゆみセンサーと同じように「加速度センサー」によってポリポリとかく動作を検出します。
ですがこの方法には1つ弱点があります。
かく動作を検出することができても、どのくらい強くかいているのかわかりません。
そこで今回のかゆみセンサーでは、「コンタクト(接触型)マイク」が採用されました。
コンタクトマイクとは、空気を伝わってくる音を拾い上げる普通のマイクとは違い、物体を伝わってくる振動を検出するものです。
よくある使い方としては、管楽器のようなアコースティック楽器の音を拾うといったものがありますが、今回のかゆみセンサーの場合は、指を伝わってくる振動をキャッチします。
こうして検出されたデータは、手首の上のところに着用される小型コンピューターで処理します。
パドマナーバ氏は、実際にそのデータを処理するソフトウェアを開発するため、20人のボランティアに協力を仰ぎ、かゆみセンサーを装着したまま感圧式タブレットをかいてもらいました。
集められたさまざまな強さで、かく動作のデータを今度は機械学習で分析。
それをもとに、かゆみの強さを示す0から10まで指標を設定しました。
パドマナーバ氏が個人的に証明しているように、たとえ同じ時間帯や同じ場所でかゆみが発生し、かいたとしても、すべてのひっかき傷は同じにはなりません。
当然ながら、かく力が強ければ強いほど、皮膚に与えるダメージは大きくなります。
パドマナーバ氏はこのかゆみセンサーが市販化されることで、病院の皮膚科医が患者のかゆみのレベルを判断する指針になればと考えています。
また患者自身もかゆみセンサーで自分のかゆみの発生頻度や時期、度合いを知ることで、日常生活を円滑に過ごせる工夫ができるんじゃないかとも考えられます。
また、かゆみ止めの新薬を試験し、それがかゆみに影響するかどうかを正確に判断する必要がある研究者にとっても役立つだろうと考えられます。
かゆいって感覚、なかなか我慢できるもんじゃないですしねぇ。
この感覚の客観視、痛みでもそうですからね。
患者は痛いって言うんですけど、これも人それぞれ過ぎてねぇ…。
まぁ、症状から大体推察できますけど、それを苦痛と感じるか、そうでもないかは個人差がありますから、痛みも数値化出来れば、これなら大丈夫でしょって言葉にも説得力が出ますしねぇ。
ま、でもこれらが確実に出来ちゃうといわゆる、「仮病」ってのが使いにくくなりますけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月15日の水曜日でございます。
11月も折り返し、半分終わりましたね。
つまり、今年も残り1ヶ月半って事で、少々焦りも出る頃ですな。
てことで、ネタにいきましょう。
これから寒い季節は乾燥から、肌がかゆくなっちゃう人も多いかと思います。
今日はそんなかゆみについてのお話しです。
なんでも、かゆみを客観的に数値化するウェアラブルデバイスが開発されたんだとか…。
痛いのも嫌ですが、かゆいのもかなり辛いもんです。
ですがどれくらいかゆいのか?
それを第三者が判断するのは難しいところです。
そこで今回、かゆみのレベルを客観的に測定してくれるウェアラブルデバイスが開発されたわけなんです。
皮膚科の医師にとって、患者のかゆみを正確に知るのは大切なことで、治療法も変わってくるでしょう。
それをどんなに丁寧に患者に訊いてみたところで、答えはその人の主観的な感想でしかないわけですな。
ですが、この指に装着して使うかゆみセンサーなら、使用者がかく頻度と強さを測定することで、かゆみの強さを数値化して客観的に示してくれるわけなんです。
このかゆみセンサーを開発したのは、米国カーネギーメロン大学博士課程の学生アクヒル・パドマナーバ氏。
彼は子供の頃ひどい湿疹によるかゆみに悩まされた経験があり、それが同じようにかゆみに悩む人たちを助けたいという思いにつながったのだそうです。
指輪のように人差し指に装着するこのかゆみセンサーは、従来の実験的なかゆみセンサーと同じように「加速度センサー」によってポリポリとかく動作を検出します。
ですがこの方法には1つ弱点があります。
かく動作を検出することができても、どのくらい強くかいているのかわかりません。
そこで今回のかゆみセンサーでは、「コンタクト(接触型)マイク」が採用されました。
コンタクトマイクとは、空気を伝わってくる音を拾い上げる普通のマイクとは違い、物体を伝わってくる振動を検出するものです。
よくある使い方としては、管楽器のようなアコースティック楽器の音を拾うといったものがありますが、今回のかゆみセンサーの場合は、指を伝わってくる振動をキャッチします。
こうして検出されたデータは、手首の上のところに着用される小型コンピューターで処理します。
パドマナーバ氏は、実際にそのデータを処理するソフトウェアを開発するため、20人のボランティアに協力を仰ぎ、かゆみセンサーを装着したまま感圧式タブレットをかいてもらいました。
集められたさまざまな強さで、かく動作のデータを今度は機械学習で分析。
それをもとに、かゆみの強さを示す0から10まで指標を設定しました。
パドマナーバ氏が個人的に証明しているように、たとえ同じ時間帯や同じ場所でかゆみが発生し、かいたとしても、すべてのひっかき傷は同じにはなりません。
当然ながら、かく力が強ければ強いほど、皮膚に与えるダメージは大きくなります。
パドマナーバ氏はこのかゆみセンサーが市販化されることで、病院の皮膚科医が患者のかゆみのレベルを判断する指針になればと考えています。
また患者自身もかゆみセンサーで自分のかゆみの発生頻度や時期、度合いを知ることで、日常生活を円滑に過ごせる工夫ができるんじゃないかとも考えられます。
また、かゆみ止めの新薬を試験し、それがかゆみに影響するかどうかを正確に判断する必要がある研究者にとっても役立つだろうと考えられます。
かゆいって感覚、なかなか我慢できるもんじゃないですしねぇ。
この感覚の客観視、痛みでもそうですからね。
患者は痛いって言うんですけど、これも人それぞれ過ぎてねぇ…。
まぁ、症状から大体推察できますけど、それを苦痛と感じるか、そうでもないかは個人差がありますから、痛みも数値化出来れば、これなら大丈夫でしょって言葉にも説得力が出ますしねぇ。
ま、でもこれらが確実に出来ちゃうといわゆる、「仮病」ってのが使いにくくなりますけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院