2023年10月27日 [動物のこと]
ゾウの名前
お疲れ様です。院長です。
10月27日の金曜日でございます。
今月も支払い週間に突入ですな。
そして10月が終わり、もうすぐ11月。
今年も後2ヶ月って事で、ボチボチ色々段取りしていかないとまた年末に慌てちゃいますからね。
ま、毎年言ってて、毎年慌ててるんですが(笑)
では今日もネタいきましょう。
今日は動物ネタでございます。
なんでも、野生の象は名前があり、互いの名前(特定の鳴き声)で呼び合っているとする研究結果があるそうなんです。
アフリカのサバンナでたくましく生きる象(ゾウ)たちには、個体それぞれの「名前」があるのかもしれません。
米コロラド州立大学の研究チームが、ケニアで野生のゾウの鳴き声(人間には聞こえない低周波の声)を録音してAIに分析させてみたところ、彼らがお互いに特定の鳴き声で呼び合っているらしいことが判明したそうなんです。
ゾウは知能が高く、高度な社会性をもつ生き物です。
ゾウにも人間と同じようにお互いに名前があるとするならこれはかなりスゴイですな。
名前がある動物と聞くと、ペットを思い浮かべるかもしれません。
イヌやネコでも名前で呼べばちゃんと応えてくれるじゃないか、と…。
ですがこれは人間がペットを名前で呼んでいるだけで、ペットたちが名前で呼び合っているわけではありません。
また自然界を見てみれば、じつはハンドウイルカは仲間の鳴き声を真似して、特定の個体を呼ぶことが知られています。
ですが、これは私たちの”名前”とは少し違います。
というのも人間の名前には、文化や価値観といったものに基づく、もう少し具体的なものが反映されているからです。
誰かの口調を真似しているわけではありません。
そして今回確認されたのは、野生のゾウが「人間的な意味」での名前で仲間を呼んでいるということなんですね。
パオーンと派手な鳴き声をあげるゾウですが、じつはこれは彼らの会話のほんの一部で、そのほとんどは人間の耳には聞こえない低周波によるものなんだとか…。
人間には聞こえないとしても、この低周波の鳴き声は6kmも離れた仲間の耳に届くんだそうです。
ゾウは1日の大半をエサを探すことに費やしています。
そのため、群れの仲間を見失ってしまうこともよくあるんだとか…。
そのような彼らにとって、遠くまでよく届く名前による呼びかけは、迷子を防ぐうえで都合がいいのかもしれません。
この仮説の正しさを確かめるため、パルド氏たちはケニアで野生のゾウの低周波の鳴き声、625回分を録音。
これをAIに機械学習させて、そこにどんなパターンがあるのか分析してみました。
そうした中には、仲間同士がコンタクトを図るための鳴き声もあれば、しばらく離れていたゾウが再会したときの挨拶のような鳴き声もあったんだとか…。
ですがそれだけではなく、ある特定のゾウにだけ発せられる鳴き声があることがわかったそうなんです。
しかも、それはその相手の鳴き声を真似しているわけでもなかったそうです。
それは本当に名前なのでしょうか?
これを確かめるために、その名前らしき鳴き声を野生のゾウ17頭に聞かせてみました。
すると、それを聞いたゾウはそちらの方へ移動し、鳴き声で返事までしてくれたそうです。
こうした名前らしき鳴き声は、群れ全体で共有されているようなんですね。
つまり、複数のゾウが同じゾウに向けて同じ鳴き声を発するわけなんです。
そうなると名前と考えるのが一番近いかもね。
なお、ケニアで記録されたゾウの鳴き声のうち、名前だろうと確認されたのは5分の1程度だけでした。
名前の数が少なく思える理由は、人間の会話を想像すればわかるかもしれません。
私たちが誰かと会話するとき、必ずしもお互いを名前で呼び合うわけではありません。
「ねえ、ちょっと」など、名前で呼ばなくてもかまわない状況はたくさんあるでしょう。
はっきり名前と特定できた鳴き声が少なかったもう1つの理由は、ゾウの名前が想像以上に複雑なものかもしれないことです。
ゾウの名前は、たった1種類の鳴き声で構成されているのではなく、複数のメッセージを同時に伝える鳴き声に組み込まれているのかもしれないと…。
まぁ、この研究もなかなか難しいとは思いますが、解明されると、もっとゾウと仲良くなれるかもしれませんよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月27日の金曜日でございます。
今月も支払い週間に突入ですな。
そして10月が終わり、もうすぐ11月。
今年も後2ヶ月って事で、ボチボチ色々段取りしていかないとまた年末に慌てちゃいますからね。
ま、毎年言ってて、毎年慌ててるんですが(笑)
では今日もネタいきましょう。
今日は動物ネタでございます。
なんでも、野生の象は名前があり、互いの名前(特定の鳴き声)で呼び合っているとする研究結果があるそうなんです。
アフリカのサバンナでたくましく生きる象(ゾウ)たちには、個体それぞれの「名前」があるのかもしれません。
米コロラド州立大学の研究チームが、ケニアで野生のゾウの鳴き声(人間には聞こえない低周波の声)を録音してAIに分析させてみたところ、彼らがお互いに特定の鳴き声で呼び合っているらしいことが判明したそうなんです。
ゾウは知能が高く、高度な社会性をもつ生き物です。
ゾウにも人間と同じようにお互いに名前があるとするならこれはかなりスゴイですな。
名前がある動物と聞くと、ペットを思い浮かべるかもしれません。
イヌやネコでも名前で呼べばちゃんと応えてくれるじゃないか、と…。
ですがこれは人間がペットを名前で呼んでいるだけで、ペットたちが名前で呼び合っているわけではありません。
また自然界を見てみれば、じつはハンドウイルカは仲間の鳴き声を真似して、特定の個体を呼ぶことが知られています。
ですが、これは私たちの”名前”とは少し違います。
というのも人間の名前には、文化や価値観といったものに基づく、もう少し具体的なものが反映されているからです。
誰かの口調を真似しているわけではありません。
そして今回確認されたのは、野生のゾウが「人間的な意味」での名前で仲間を呼んでいるということなんですね。
パオーンと派手な鳴き声をあげるゾウですが、じつはこれは彼らの会話のほんの一部で、そのほとんどは人間の耳には聞こえない低周波によるものなんだとか…。
人間には聞こえないとしても、この低周波の鳴き声は6kmも離れた仲間の耳に届くんだそうです。
ゾウは1日の大半をエサを探すことに費やしています。
そのため、群れの仲間を見失ってしまうこともよくあるんだとか…。
そのような彼らにとって、遠くまでよく届く名前による呼びかけは、迷子を防ぐうえで都合がいいのかもしれません。
この仮説の正しさを確かめるため、パルド氏たちはケニアで野生のゾウの低周波の鳴き声、625回分を録音。
これをAIに機械学習させて、そこにどんなパターンがあるのか分析してみました。
そうした中には、仲間同士がコンタクトを図るための鳴き声もあれば、しばらく離れていたゾウが再会したときの挨拶のような鳴き声もあったんだとか…。
ですがそれだけではなく、ある特定のゾウにだけ発せられる鳴き声があることがわかったそうなんです。
しかも、それはその相手の鳴き声を真似しているわけでもなかったそうです。
それは本当に名前なのでしょうか?
これを確かめるために、その名前らしき鳴き声を野生のゾウ17頭に聞かせてみました。
すると、それを聞いたゾウはそちらの方へ移動し、鳴き声で返事までしてくれたそうです。
こうした名前らしき鳴き声は、群れ全体で共有されているようなんですね。
つまり、複数のゾウが同じゾウに向けて同じ鳴き声を発するわけなんです。
そうなると名前と考えるのが一番近いかもね。
なお、ケニアで記録されたゾウの鳴き声のうち、名前だろうと確認されたのは5分の1程度だけでした。
名前の数が少なく思える理由は、人間の会話を想像すればわかるかもしれません。
私たちが誰かと会話するとき、必ずしもお互いを名前で呼び合うわけではありません。
「ねえ、ちょっと」など、名前で呼ばなくてもかまわない状況はたくさんあるでしょう。
はっきり名前と特定できた鳴き声が少なかったもう1つの理由は、ゾウの名前が想像以上に複雑なものかもしれないことです。
ゾウの名前は、たった1種類の鳴き声で構成されているのではなく、複数のメッセージを同時に伝える鳴き声に組み込まれているのかもしれないと…。
まぁ、この研究もなかなか難しいとは思いますが、解明されると、もっとゾウと仲良くなれるかもしれませんよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院