2023年10月24日 [からだのこと]
マイクロプラスチックと行動変化
お疲れ様です。院長です
10月24日の火曜日でございます。
10月も残り1週間となりました。
来週はハロウィンですな。
ま、ハロウィンっつっても、何するわけじゃないですが…。
では今日もネタにいきましょう。
今日のお話しは、つい先週にも登場していたマイクロプラスチックについてのお話しです。
マイクロプラスチックはいたるところに存在し、人間の体内からも発見されています。
先週のネタでは心臓からも見つかってるって話をしましたが、体内に入り込んだマイクロプラスチックが、健康に与える影響についてはまだよくわかっていないのが現状です。
そこで研究者は、マウスにマイクロプラスチック入りの水を3週間ほど飲ませてみたところ、脳を含むあらゆる器官に、この極小物質が侵入していることを発見しました。
特に高齢のマウスでは、落ち着きをなくした不安定な行動が見られたほか、肝臓と脳の免疫マーカーも変化することが確認されたそうなんです。
「マイクロプラスチックを大量に摂取したわけでもないのに、わずかな期間でこのような変化が見られたことに驚きました」と、米ロードアイランド大学の神経科学者のジェイム・ロス博士はプレスリリースで説明しています。
これまで、極小のマイクロプラスチックが、人間の便や血液など、体のいたるところから見つかっています。
こうした異物は私たちの健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
これを調べるため、米ロードアイランド大学の神経科学者のジェイム・ロス博士ら研究チームは、高齢のマウスと若いマウス、それぞれを2つのグループにわけ、蛍光ポリスチレンでできたマイクロプラスチックを混ぜた水か、普通の水のどちらかを3週間ほど飲ませる実験を行ないました。
そしてこの間、周囲を探し回る行動や明暗の好み(本来ネズミは明るい場所を嫌う)など、マウスの行動や習性に変化がないかどうか観察しました。
その結果、マイクロプラスチックを含む水を3週間飲んだマウスは、行動が大きく変化し、落ち着きがなくることがわかったそうなんです。
とりわけ高齢のマウスではよく目立ったそうです。
またロス博士らによる最新の研究では、マイクロプラスチックが体内に入ると、脳の細胞をサポートする「GFAP」というグリア線維性酸性タンパク質が減少することがわかったそうです。
実験終了後の検査では、脳・肝臓・腎臓・消化管・心臓・脾臓・肺など、検査対象だったあらゆる組織からマイクロプラスチックが見つかっています。
マイクロプラスチックが消化器以外の組織からも検出されたということは、それはマウスの全身を循環するだろうということです。
この結果はあくまでマウスでの結果で、人間にも当てはまるとは限りません。
ですが、とりわけ懸念されるのは、それが脳からも検出されていることです。
脳には血液脳関門というバリアのような構造があり、この重要な器官に異物が流れ込まないようになっています。
ですが小さなプラスチック片はこれを通過してしまうのです。
なお、今年初めに発表された別の研究では、マイクロプラスチックを口したわずか2時間後に脳で検出されたと報告されています。
体内のマイクロプラスチックのライフサイクルについては、まだよくわかっていません。
とは言え、脳内に微小とはいえ、異物が入りこんで大丈夫なわけないしねぇ。
マウスのように行動に変化が出ると考えた方が自然でしょう。
良いことが起こるとは到底思えませんし、どんな症状が出るかによっては、手の打ち方も変わってきますしね。
もうここまで体内にプラスチックが入ってしまうという事は、それを止めることは不可能に近いでしょう。
では、次の手はそれに対してどう対応するかってことですから、まず何が起こるか変わらないと話にならないもんね。
脳の中からプラスチックかぁ…。
何かのはずみで、大天才になったりしないもんでしょうかね(笑)
たまに当たりが出るとか、余計にややこしいか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月24日の火曜日でございます。
10月も残り1週間となりました。
来週はハロウィンですな。
ま、ハロウィンっつっても、何するわけじゃないですが…。
では今日もネタにいきましょう。
今日のお話しは、つい先週にも登場していたマイクロプラスチックについてのお話しです。
マイクロプラスチックはいたるところに存在し、人間の体内からも発見されています。
先週のネタでは心臓からも見つかってるって話をしましたが、体内に入り込んだマイクロプラスチックが、健康に与える影響についてはまだよくわかっていないのが現状です。
そこで研究者は、マウスにマイクロプラスチック入りの水を3週間ほど飲ませてみたところ、脳を含むあらゆる器官に、この極小物質が侵入していることを発見しました。
特に高齢のマウスでは、落ち着きをなくした不安定な行動が見られたほか、肝臓と脳の免疫マーカーも変化することが確認されたそうなんです。
「マイクロプラスチックを大量に摂取したわけでもないのに、わずかな期間でこのような変化が見られたことに驚きました」と、米ロードアイランド大学の神経科学者のジェイム・ロス博士はプレスリリースで説明しています。
これまで、極小のマイクロプラスチックが、人間の便や血液など、体のいたるところから見つかっています。
こうした異物は私たちの健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
これを調べるため、米ロードアイランド大学の神経科学者のジェイム・ロス博士ら研究チームは、高齢のマウスと若いマウス、それぞれを2つのグループにわけ、蛍光ポリスチレンでできたマイクロプラスチックを混ぜた水か、普通の水のどちらかを3週間ほど飲ませる実験を行ないました。
そしてこの間、周囲を探し回る行動や明暗の好み(本来ネズミは明るい場所を嫌う)など、マウスの行動や習性に変化がないかどうか観察しました。
その結果、マイクロプラスチックを含む水を3週間飲んだマウスは、行動が大きく変化し、落ち着きがなくることがわかったそうなんです。
とりわけ高齢のマウスではよく目立ったそうです。
またロス博士らによる最新の研究では、マイクロプラスチックが体内に入ると、脳の細胞をサポートする「GFAP」というグリア線維性酸性タンパク質が減少することがわかったそうです。
実験終了後の検査では、脳・肝臓・腎臓・消化管・心臓・脾臓・肺など、検査対象だったあらゆる組織からマイクロプラスチックが見つかっています。
マイクロプラスチックが消化器以外の組織からも検出されたということは、それはマウスの全身を循環するだろうということです。
この結果はあくまでマウスでの結果で、人間にも当てはまるとは限りません。
ですが、とりわけ懸念されるのは、それが脳からも検出されていることです。
脳には血液脳関門というバリアのような構造があり、この重要な器官に異物が流れ込まないようになっています。
ですが小さなプラスチック片はこれを通過してしまうのです。
なお、今年初めに発表された別の研究では、マイクロプラスチックを口したわずか2時間後に脳で検出されたと報告されています。
体内のマイクロプラスチックのライフサイクルについては、まだよくわかっていません。
とは言え、脳内に微小とはいえ、異物が入りこんで大丈夫なわけないしねぇ。
マウスのように行動に変化が出ると考えた方が自然でしょう。
良いことが起こるとは到底思えませんし、どんな症状が出るかによっては、手の打ち方も変わってきますしね。
もうここまで体内にプラスチックが入ってしまうという事は、それを止めることは不可能に近いでしょう。
では、次の手はそれに対してどう対応するかってことですから、まず何が起こるか変わらないと話にならないもんね。
脳の中からプラスチックかぁ…。
何かのはずみで、大天才になったりしないもんでしょうかね(笑)
たまに当たりが出るとか、余計にややこしいか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院