2023年10月12日 [色々なこと]
コーヒーとコンクリート
お疲れ様です。院長です。
10月12日の木曜日でございます。
10月12日…。
なんか聞き覚えのある日だと思ったら、当院の開院日ですな。
2015年の10月12日開院ですから、今日から9年目に突入ってことですな。
8年とか9年は中途半端ですから、10周年の時にはなんか記念品でも作るかねぇ。
では今日もネタにいきましょう。
なんでも、使用済みのコーヒーかすを使って、コンクリートを30%強化することに成功したんだとか…。
コーヒーとコンクリート…。
どんなカラクリがあるんでしょうか。
挽き立てのコーヒー豆を使って飲むコーヒーはおいしいものですが、その際に必ず出るのが残りかすです。
これを何とか有効活用できないものでしょうか?
で、何故かオーストラリアの研究チームは、抽出後に残るコーヒーかすをコンクリートに混ぜることを思い付いたそうなんです。
その結果、コンクリートの強度が30%アップしたといいますから不思議な話です。
ゴミを減らし、コンクリートも強化できる一石二鳥のアイデアですし、コンクリートからコーヒーの香りが漂うなら、コーヒー好きならたまらないでしょう。
実は、世界では毎年44億トンほどのコンクリートが作られています。
ですがそれを作るためには80億トンもの砂が必要となります。
おかげで近年では、建築資材の不足が深刻になりつつあるようなんです。
その一方では、人類はコーヒーが大好物で、適切な量のコーヒーを飲むことで脳の認知機能がアップしたり、死亡リスクを減らしたりと健康にもいいのだから、それは大いに結構です。
わたくし院長も、毎日かなりの量を飲みますが、実に健康を維持できてますしコーヒーは身体に良いと断言できますよ。
そうは言っても、コーヒーの液体が抽出された後に残されるコーヒーかすは、年間100億キロにもなるんだそうです。
これをそのまま捨てるにはあまりにも無駄ですし、環境にもよくはありません。
それならばと、オーストラリア、RMIT大学の研究チームが考案したのは、コンクリートに必要な砂のかわりにコーヒーかすを使う方法なんですな。
「生ゴミを処理すると、メタンや二酸化炭素など、大量の温室効果ガスが排出されるため、環境上の課題となっています」と、この研究の中心人物ラジーブ・ロイチャンド博士はプレスリリースで述べています。
博士によると、オーストラリアだけでも毎年7500万キログラムのコーヒーかすが出ており、そのほとんどが埋め立てられているのだという話しです。
ですがコーヒーかすは有機物なのでほかの材料とうまくくっつきません。
ですから、そのままでは一般的なコンクリートに混ぜて使うことはできないはずなんです。
そこでで開発されたのが、熱分解でコーヒーかすの適合性を高めるという方法なんだそうです。
ロイチャンド博士らは実験を通じて、熱分解に一番いい温度が350度であることや、コーヒーかすを配合する最適な割合を突き止めました。
そして出来上がった「コーヒーバイオチャー」を配合した複合コンクリートは、普通のものに比べて圧縮強度が29.3%アップしているといいますからいいことばっかりですねぇ。
この方法は、コンクリートをより頑丈にしてくれるだけでなく、もちろん環境にもやさしいです。
「排出ガスを削減し、より強いコンクリートを作れるだけでなく、砂のような天然資源の採掘による悪影響も軽くできます」と、ロイチャンド博士は説明しています。
つまりコーヒー配合コンクリートは、砂の採掘による環境破壊を抑え、さらにコーヒーかすのような生ごみのリサイクルまで実現する可能性を秘めているということです。
生ごみから排出されるメタンは、二酸化炭素の21倍もの温室効果がある強力な温室効果ガスです。
今回のコーヒー配合コンクリートは、そうした温室効果ガスの発生を防ぎ、地球の冷却に貢献する発明と言えるかもしれません。
まぁ、とは言えコーヒーかすを集めるってのもなかなか大変だと思うんで、どっかの企業同士がうまくコラボ出来ればいいんですけどね。
世界中のスタバのコーヒーかすを全部コンクリートの原料にするとか…。
とんでもない量が集まるでしょうけど、それはそれで余計な経費もかかりそうですし難しいでしょうけどね。
ですがこういう取り組みは本当に素晴らしいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月12日の木曜日でございます。
10月12日…。
なんか聞き覚えのある日だと思ったら、当院の開院日ですな。
2015年の10月12日開院ですから、今日から9年目に突入ってことですな。
8年とか9年は中途半端ですから、10周年の時にはなんか記念品でも作るかねぇ。
では今日もネタにいきましょう。
なんでも、使用済みのコーヒーかすを使って、コンクリートを30%強化することに成功したんだとか…。
コーヒーとコンクリート…。
どんなカラクリがあるんでしょうか。
挽き立てのコーヒー豆を使って飲むコーヒーはおいしいものですが、その際に必ず出るのが残りかすです。
これを何とか有効活用できないものでしょうか?
で、何故かオーストラリアの研究チームは、抽出後に残るコーヒーかすをコンクリートに混ぜることを思い付いたそうなんです。
その結果、コンクリートの強度が30%アップしたといいますから不思議な話です。
ゴミを減らし、コンクリートも強化できる一石二鳥のアイデアですし、コンクリートからコーヒーの香りが漂うなら、コーヒー好きならたまらないでしょう。
実は、世界では毎年44億トンほどのコンクリートが作られています。
ですがそれを作るためには80億トンもの砂が必要となります。
おかげで近年では、建築資材の不足が深刻になりつつあるようなんです。
その一方では、人類はコーヒーが大好物で、適切な量のコーヒーを飲むことで脳の認知機能がアップしたり、死亡リスクを減らしたりと健康にもいいのだから、それは大いに結構です。
わたくし院長も、毎日かなりの量を飲みますが、実に健康を維持できてますしコーヒーは身体に良いと断言できますよ。
そうは言っても、コーヒーの液体が抽出された後に残されるコーヒーかすは、年間100億キロにもなるんだそうです。
これをそのまま捨てるにはあまりにも無駄ですし、環境にもよくはありません。
それならばと、オーストラリア、RMIT大学の研究チームが考案したのは、コンクリートに必要な砂のかわりにコーヒーかすを使う方法なんですな。
「生ゴミを処理すると、メタンや二酸化炭素など、大量の温室効果ガスが排出されるため、環境上の課題となっています」と、この研究の中心人物ラジーブ・ロイチャンド博士はプレスリリースで述べています。
博士によると、オーストラリアだけでも毎年7500万キログラムのコーヒーかすが出ており、そのほとんどが埋め立てられているのだという話しです。
ですがコーヒーかすは有機物なのでほかの材料とうまくくっつきません。
ですから、そのままでは一般的なコンクリートに混ぜて使うことはできないはずなんです。
そこでで開発されたのが、熱分解でコーヒーかすの適合性を高めるという方法なんだそうです。
ロイチャンド博士らは実験を通じて、熱分解に一番いい温度が350度であることや、コーヒーかすを配合する最適な割合を突き止めました。
そして出来上がった「コーヒーバイオチャー」を配合した複合コンクリートは、普通のものに比べて圧縮強度が29.3%アップしているといいますからいいことばっかりですねぇ。
この方法は、コンクリートをより頑丈にしてくれるだけでなく、もちろん環境にもやさしいです。
「排出ガスを削減し、より強いコンクリートを作れるだけでなく、砂のような天然資源の採掘による悪影響も軽くできます」と、ロイチャンド博士は説明しています。
つまりコーヒー配合コンクリートは、砂の採掘による環境破壊を抑え、さらにコーヒーかすのような生ごみのリサイクルまで実現する可能性を秘めているということです。
生ごみから排出されるメタンは、二酸化炭素の21倍もの温室効果がある強力な温室効果ガスです。
今回のコーヒー配合コンクリートは、そうした温室効果ガスの発生を防ぎ、地球の冷却に貢献する発明と言えるかもしれません。
まぁ、とは言えコーヒーかすを集めるってのもなかなか大変だと思うんで、どっかの企業同士がうまくコラボ出来ればいいんですけどね。
世界中のスタバのコーヒーかすを全部コンクリートの原料にするとか…。
とんでもない量が集まるでしょうけど、それはそれで余計な経費もかかりそうですし難しいでしょうけどね。
ですがこういう取り組みは本当に素晴らしいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院