2023年10月05日 [動物のこと]
ワニと赤ちゃんの声
お疲れ様です。院長です。
10月5日の木曜日でございます。
朝がだいぶ涼しくなってきましたし、夜明けがだんだん遅くなってきましたね。
まぁ、秋分を過ぎてるわけですから、当然ちゃ当然なんですがね。
では今日も元気にネタいきましょう。
今日も動物ネタをお送りします。
主役はワニでございます。
ワニって普段はあまり馴染みがない動物かもしれませんが、このワニ、人間や霊長類の赤ちゃんの泣き声に反応するんだそいうです。
でもそれって、捕食しようとしてるのかもしれませんしねぇ(笑)
それとも母性でしょうか?
人間の親は多くの種の中で赤ちゃんの泣き声に敏感と言われています。
言葉のない苦痛を伝える呼びかけに対し、本能的に反応するわけです。
そして驚くべきことに、ナイルワニも、人間やチンパンジー、ボノボの赤ちゃんなど、通常は捕食対象ではない霊長類の泣き声を認識し、強く反応することが新たな研究で明らかとなりました。
ですがそれが狩猟本能なのか、回避行動なのか、好奇心なのか、母性なのか今のところその動機ははっきりしないそうです。
フランスの研究チームは、モロッコのワニ動物園(CrocoParc)で飼育されているナイルワニ (学名:Crocodylus niloticus)を対象に実験を行ないました。
CrocoParcは、約300匹のナイルワニが自由に歩き回ることができる広い敷地と多数の池のある屋外施設だそうです。
CrocoParcのナイルワニに、”苦痛の度合いの違った”人間の赤ちゃんの泣き声と、チンパンジー、ボノボの赤ちゃんの鳴き声をスピーカーから流して、その反応を観察してみたわけです。
まぁ、変な事するねぇ…。
例えば、人間の赤ちゃんのものなら、お風呂に入れられているときのちょっとした泣き声と、病院で注射されるときの本気の泣き声、チンパンジーとボノボには、親の注意を引くためのちょっとした鳴き声、仲間とのケンカの際に出す大声などが用意されました。
ワニは、人間やチンパンジー、ボノボと生息圏が違うため、こちらから水辺に近づいて行かない限りは襲いに来ることは基本ありません。
ま、何なら姿を見ることすらないかもしれませんよね。
にもかかわらず、こうした鳴き声を聞いて多くのワニが反応を示したと…。
もしかしたらワニが興奮するような特定の音や周波数があるのでしょうか?
こう疑問に思った研究チームは、その音響を分析してみることにしました。
ここから明らかになったのは、ワニがよく反応する泣き声は、周波数が高く、エネルギーが強いもので、しかも音波が不規則なものであることだそうです。
それは呼吸が乱れるほど、泣き叫んでいるときの特徴です。
つまり、苦痛の強さを表していると考えられるわけですね。
ならば、ワニは赤ちゃんの泣き声の苦痛の大きさを感じて、反応しているのかもしれないと…。
ではなぜワニが、霊長類の発する苦痛の鳴き声(泣き声)に反応をしめすのでしょう?
その動機はまだ明らかになっていませんが、可能性としては、捕食目的ですな。
近くで狙えそうな獲物を探しているのかもしれません。
観察されたナイルワニの中には、こうした声を聞いて水中を泳ぎ出したものがいたそうです。
ですが、ワニが泣き声に反応する理由はほかにも考えられます。
たとえば、水中を泳ぎ出したのは、その音に警戒して身を隠したとも考えられます。
またワニは、幼いワニからの助けを求める声にとても強く反応することがあるのだそうで、だとするなら、捕食ではなく、助けるべきかどうか注意を向けているのかもしれないと…。
ワニのメスと一部のオスは、自分の子供の苦しそうな叫び声に反応することがあるそうですが、その鳴き声は霊長類の赤ちゃんの鳴き声と音響的特徴が似ているという話です。
あるいは、近くで鳴った音にただ興味をもっただけとも考えられますよね。
単に音が鳴ったから反応すると…。
また、ワニが人間の赤ちゃんの泣き声に敏感であることは、彼らがかつて、このような声を長い期間、聞いていた可能性があるかもしれないとも考えられるそうです。
これは、私たちの祖先にとってワニが脅威であったことを示唆しているという事だそうですよ。
無表情なワニはクールな見た目ですが、研究者によれば、かなり好奇心旺盛な動物なのだそうで、動機の解明は今後の研究に期待ですな。
ま、そこまで興味もないけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月5日の木曜日でございます。
朝がだいぶ涼しくなってきましたし、夜明けがだんだん遅くなってきましたね。
まぁ、秋分を過ぎてるわけですから、当然ちゃ当然なんですがね。
では今日も元気にネタいきましょう。
今日も動物ネタをお送りします。
主役はワニでございます。
ワニって普段はあまり馴染みがない動物かもしれませんが、このワニ、人間や霊長類の赤ちゃんの泣き声に反応するんだそいうです。
でもそれって、捕食しようとしてるのかもしれませんしねぇ(笑)
それとも母性でしょうか?
人間の親は多くの種の中で赤ちゃんの泣き声に敏感と言われています。
言葉のない苦痛を伝える呼びかけに対し、本能的に反応するわけです。
そして驚くべきことに、ナイルワニも、人間やチンパンジー、ボノボの赤ちゃんなど、通常は捕食対象ではない霊長類の泣き声を認識し、強く反応することが新たな研究で明らかとなりました。
ですがそれが狩猟本能なのか、回避行動なのか、好奇心なのか、母性なのか今のところその動機ははっきりしないそうです。
フランスの研究チームは、モロッコのワニ動物園(CrocoParc)で飼育されているナイルワニ (学名:Crocodylus niloticus)を対象に実験を行ないました。
CrocoParcは、約300匹のナイルワニが自由に歩き回ることができる広い敷地と多数の池のある屋外施設だそうです。
CrocoParcのナイルワニに、”苦痛の度合いの違った”人間の赤ちゃんの泣き声と、チンパンジー、ボノボの赤ちゃんの鳴き声をスピーカーから流して、その反応を観察してみたわけです。
まぁ、変な事するねぇ…。
例えば、人間の赤ちゃんのものなら、お風呂に入れられているときのちょっとした泣き声と、病院で注射されるときの本気の泣き声、チンパンジーとボノボには、親の注意を引くためのちょっとした鳴き声、仲間とのケンカの際に出す大声などが用意されました。
ワニは、人間やチンパンジー、ボノボと生息圏が違うため、こちらから水辺に近づいて行かない限りは襲いに来ることは基本ありません。
ま、何なら姿を見ることすらないかもしれませんよね。
にもかかわらず、こうした鳴き声を聞いて多くのワニが反応を示したと…。
もしかしたらワニが興奮するような特定の音や周波数があるのでしょうか?
こう疑問に思った研究チームは、その音響を分析してみることにしました。
ここから明らかになったのは、ワニがよく反応する泣き声は、周波数が高く、エネルギーが強いもので、しかも音波が不規則なものであることだそうです。
それは呼吸が乱れるほど、泣き叫んでいるときの特徴です。
つまり、苦痛の強さを表していると考えられるわけですね。
ならば、ワニは赤ちゃんの泣き声の苦痛の大きさを感じて、反応しているのかもしれないと…。
ではなぜワニが、霊長類の発する苦痛の鳴き声(泣き声)に反応をしめすのでしょう?
その動機はまだ明らかになっていませんが、可能性としては、捕食目的ですな。
近くで狙えそうな獲物を探しているのかもしれません。
観察されたナイルワニの中には、こうした声を聞いて水中を泳ぎ出したものがいたそうです。
ですが、ワニが泣き声に反応する理由はほかにも考えられます。
たとえば、水中を泳ぎ出したのは、その音に警戒して身を隠したとも考えられます。
またワニは、幼いワニからの助けを求める声にとても強く反応することがあるのだそうで、だとするなら、捕食ではなく、助けるべきかどうか注意を向けているのかもしれないと…。
ワニのメスと一部のオスは、自分の子供の苦しそうな叫び声に反応することがあるそうですが、その鳴き声は霊長類の赤ちゃんの鳴き声と音響的特徴が似ているという話です。
あるいは、近くで鳴った音にただ興味をもっただけとも考えられますよね。
単に音が鳴ったから反応すると…。
また、ワニが人間の赤ちゃんの泣き声に敏感であることは、彼らがかつて、このような声を長い期間、聞いていた可能性があるかもしれないとも考えられるそうです。
これは、私たちの祖先にとってワニが脅威であったことを示唆しているという事だそうですよ。
無表情なワニはクールな見た目ですが、研究者によれば、かなり好奇心旺盛な動物なのだそうで、動機の解明は今後の研究に期待ですな。
ま、そこまで興味もないけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院