2023年09月14日 [からだのこと]
宇宙のリサイクル
お疲れ様です。院長です。
9月14日の木曜日でございます。
9月ももうすぐ折り返しですが、まだまだだな。
何がまだまだかって言うと、そりゃ秋たけなわってわけにはいかないよって話。
ここ数年、特にそうですが、暑いのが長くて急に寒くなるもんですから、紅葉もタイミングを外してんですよね。
いつ紅葉するかよく分からなくなってきてますし、今年はどうでしょうねぇ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタはなんともエコなのか?なお話しー…。
なんでも、宇宙飛行士の尿と汗を再利用し、飲料水に変えることに成功したんだそうです。
NASAによると、これで水のリサイクル率が98%にもなるそうですよ。
宇宙旅行が現実になるかもしれない昨今ですが、NASAがまた一つ新たな技術的大きな一歩を踏み出したようです。
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士たちが尿と汗、呼吸に含まれる水分を、飲料水として再利用することで、水のリサイクル率98%を達成したそうです。
水は人間の生命を維持するのに欠かせないものですし、今後の長期的な宇宙ミッションでは、水を安定供給することがとても重要なことなんですね。
地球上で人が暮らすには水が不可欠ですが、それは国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士(クルー)たちにとっても同じことです。
彼らは、食事や歯磨きなど、宇宙での生活のために毎日約3.8リットルの水を使っています。
そう簡単に水を補給できない宇宙では、これをいかに無駄なく使うかというのはとても大切なことなんですね。
そのための目標として掲げられているのが、水のリサイクル率98%という数字です。
これを達成することができれば、たとえば宇宙に100リットルの水を持っていけば、失われるのはたったの2リットルだけで、あとはずっと使いまわせるということになります。
今回の水のリサイクルは、ISSの生命維持装置「ECLSS」を使って行われました。
この装置は宇宙飛行士たちにとっては文字通り生命線となるシステムで、ISS内の空気などを管理しています。
ですがそれだけでなく、排水の回収システムや、宇宙飛行士の呼吸や汗によって空気中に放出された水分を回収する除湿機など、水をリサイクルするための機能もあるんですね。
私たちの体から排出される水分として忘れちゃいけないのが、尿です。
これはさすがに目に見えて、かなりの量が排出されてるのが分かりますよね。
簡単に水を補給できない宇宙では、尿の水分ですら無駄にするわけにはいかないわけなんです。
そこでECLSSに組み込まれた尿処理装置「UPA」は、宇宙飛行士たちの尿を蒸留して水を回収する(要は蒸発させて、水とその他の成分をわける)します。
じつはここまなら、これまでもできたそうなんです。
ですが今回新しいのは、尿処理装置にブライン処理装置「BPA」というものが追加された点なんだとか…。
尿処理装置で尿から水を回収するとき、副産物としてブライン(塩水)が作られます。
そして、ここにはまだ水分が残っているわけです。
そこでブライン処理装置は、特殊な膜にブラインを通して、乾燥した空気に触れさせます。
こうすることで水分を蒸発させ、ECLSSの除湿機で回収できるようにするんだそうです。
まさに乾いた雑巾をさらに絞るようなプロセスですが、その甲斐あってこれまで93〜94%だった水のリサイクル率を、目標値だった98%にまでアップさせることに成功したそうです。
そこで疑問なのは、ISSのクルーが本当に自分たちの尿を飲んでいるのかということです。
NASAの研究チームによれば、この水のリサイクルシステムは、地球上の水道よりずっと高性能なのだそうで、回収された水は水処理装置「WPA」で処理されます。
具体的には、特殊なフィルターと触媒を利用して、わずかに残る汚染物質を分解します。
こうして処理された水をセンサーでチェックし、水質基準に満たない水は再処理にまわされると…。
一方、十分きれいだと判断された水には、ヨウ素が添加(微生物の繁殖を防ぐため)され、徹底的にきれいに浄化されたものだけが飲料水として再利用されるという仕組みだそうです。
なので宇宙飛行士らが飲んでいる水の一部は、もともとは尿だったかもしれないわけですが、それは徹底的にきれいに処理されたものなんですな。
ですからISSのクルーたちは決して尿そのものを飲んでいるわけではなく、地球上で我々が飲む水よりも清潔で安全な水を飲んでいるということになるという事らしいです。
まぁ、これ位の技術、NASAならどってことないんでしょうね。
リサイクル率98%とはさすがにスゴイですし、宇宙で生活するうえでは欠かせないシステムとなるでしょうね。
ま、わたくし院長、もし宇宙旅行できますよってな時代がきたとしても、行こうとは思いませんけどね(笑)
まぁ、我々が生きてるうちには無理かもしれませんが、次世代、次々世代ならきっと可能になってるでしょう。
その時、あ、今飲んでる水は、もともとオシッコかも…。
って思いだして下さい(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月14日の木曜日でございます。
9月ももうすぐ折り返しですが、まだまだだな。
何がまだまだかって言うと、そりゃ秋たけなわってわけにはいかないよって話。
ここ数年、特にそうですが、暑いのが長くて急に寒くなるもんですから、紅葉もタイミングを外してんですよね。
いつ紅葉するかよく分からなくなってきてますし、今年はどうでしょうねぇ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタはなんともエコなのか?なお話しー…。
なんでも、宇宙飛行士の尿と汗を再利用し、飲料水に変えることに成功したんだそうです。
NASAによると、これで水のリサイクル率が98%にもなるそうですよ。
宇宙旅行が現実になるかもしれない昨今ですが、NASAがまた一つ新たな技術的大きな一歩を踏み出したようです。
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士たちが尿と汗、呼吸に含まれる水分を、飲料水として再利用することで、水のリサイクル率98%を達成したそうです。
水は人間の生命を維持するのに欠かせないものですし、今後の長期的な宇宙ミッションでは、水を安定供給することがとても重要なことなんですね。
地球上で人が暮らすには水が不可欠ですが、それは国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士(クルー)たちにとっても同じことです。
彼らは、食事や歯磨きなど、宇宙での生活のために毎日約3.8リットルの水を使っています。
そう簡単に水を補給できない宇宙では、これをいかに無駄なく使うかというのはとても大切なことなんですね。
そのための目標として掲げられているのが、水のリサイクル率98%という数字です。
これを達成することができれば、たとえば宇宙に100リットルの水を持っていけば、失われるのはたったの2リットルだけで、あとはずっと使いまわせるということになります。
今回の水のリサイクルは、ISSの生命維持装置「ECLSS」を使って行われました。
この装置は宇宙飛行士たちにとっては文字通り生命線となるシステムで、ISS内の空気などを管理しています。
ですがそれだけでなく、排水の回収システムや、宇宙飛行士の呼吸や汗によって空気中に放出された水分を回収する除湿機など、水をリサイクルするための機能もあるんですね。
私たちの体から排出される水分として忘れちゃいけないのが、尿です。
これはさすがに目に見えて、かなりの量が排出されてるのが分かりますよね。
簡単に水を補給できない宇宙では、尿の水分ですら無駄にするわけにはいかないわけなんです。
そこでECLSSに組み込まれた尿処理装置「UPA」は、宇宙飛行士たちの尿を蒸留して水を回収する(要は蒸発させて、水とその他の成分をわける)します。
じつはここまなら、これまでもできたそうなんです。
ですが今回新しいのは、尿処理装置にブライン処理装置「BPA」というものが追加された点なんだとか…。
尿処理装置で尿から水を回収するとき、副産物としてブライン(塩水)が作られます。
そして、ここにはまだ水分が残っているわけです。
そこでブライン処理装置は、特殊な膜にブラインを通して、乾燥した空気に触れさせます。
こうすることで水分を蒸発させ、ECLSSの除湿機で回収できるようにするんだそうです。
まさに乾いた雑巾をさらに絞るようなプロセスですが、その甲斐あってこれまで93〜94%だった水のリサイクル率を、目標値だった98%にまでアップさせることに成功したそうです。
そこで疑問なのは、ISSのクルーが本当に自分たちの尿を飲んでいるのかということです。
NASAの研究チームによれば、この水のリサイクルシステムは、地球上の水道よりずっと高性能なのだそうで、回収された水は水処理装置「WPA」で処理されます。
具体的には、特殊なフィルターと触媒を利用して、わずかに残る汚染物質を分解します。
こうして処理された水をセンサーでチェックし、水質基準に満たない水は再処理にまわされると…。
一方、十分きれいだと判断された水には、ヨウ素が添加(微生物の繁殖を防ぐため)され、徹底的にきれいに浄化されたものだけが飲料水として再利用されるという仕組みだそうです。
なので宇宙飛行士らが飲んでいる水の一部は、もともとは尿だったかもしれないわけですが、それは徹底的にきれいに処理されたものなんですな。
ですからISSのクルーたちは決して尿そのものを飲んでいるわけではなく、地球上で我々が飲む水よりも清潔で安全な水を飲んでいるということになるという事らしいです。
まぁ、これ位の技術、NASAならどってことないんでしょうね。
リサイクル率98%とはさすがにスゴイですし、宇宙で生活するうえでは欠かせないシステムとなるでしょうね。
ま、わたくし院長、もし宇宙旅行できますよってな時代がきたとしても、行こうとは思いませんけどね(笑)
まぁ、我々が生きてるうちには無理かもしれませんが、次世代、次々世代ならきっと可能になってるでしょう。
その時、あ、今飲んでる水は、もともとオシッコかも…。
って思いだして下さい(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院